水道修理業者に依頼できる内容とは?どこまで対応してくれるの?

2021年2月13日

蛇口の水が止まらない、トイレがつまって流れない、天井や壁からの水漏れなど生活していると水回りのトラブルは突然発生します。

水のトラブルが発生したらとりあえず水道修理業者に依頼すると言う方は多いと思います。

でもここで疑問なのは家の中には水回りがかなりあるけど、全ての水のトラブルを水道修理業者が直せるのか?というところです。

「依頼したけど断られた…二度手間になった…」なんてことを防ぐために是非最後までご覧になってください!

水道修理業者に依頼できる内容とは?【対応できること】

水道修理業者はどんな内容の作業ができるか?ですが、答えとしてはその業者によります。

大手さんだとどんな内容の作業でもしようとするでしょうし、その業者さんによってできることは変わってきます。

なので、ここからは一般的な水道修理業者である弊社を基準に考えていきたいと思います。

弊社は新築工事をしていた水道屋あがりの職人が在籍している水道修理業者です。

この職人からも話を聞きながら書いていきます。

詰まり・つまり

水道修理業者の主な仕事は「つまり」になると思います。

依頼のほとんどが詰まりに関しての内容になります。

ですので、トイレやキッチン、洗面、お風呂、洗濯排水のつまりの解消作業は水道修理業者の対応範囲です。

排水管のつまりや会所の詰まりはもちろん対応範囲です。

排水管がつまる前に洗浄する「定期洗浄」をやっている水道修理業者もあります。

・施工事例 ペーパータオルをトイレに流してつまったを修理

給排水の水漏れ

トイレだとロータンクの中の水漏れや排水の水漏れ。

キッチンだと給水管の水漏れや排水管、排水トラップからの水漏れ。

などが代表的な症状の給排水の水漏れも水道修理業者の対応範囲です。

以上の他にも洗面やお風呂、洗濯などの給排水の水漏れも対応範囲です。

・施工事例 S771Bのトイレの床と便器の間からの水漏れ修理

蛇口関係(水漏れ修理・交換・分岐水栓・浄水器)

蛇口(水栓)の吐水口の水が止まらない、ハンドルやレバーの部分から水漏れしているなどの蛇口の水漏れは水道修理業者の対応範囲です。

蛇口が水漏れしているから交換する、食洗器を付けたいから蛇口に分岐水栓を取り付ける、浄水器の交換や取り付けなども対応範囲です。

海外製の蛇口や水道用コンセントのように一部修理が困難なものもありますが基本は修理対応可能です。

・施工事例 TMJ40CRV86Xのシャワーヘッドから水漏れしている 蛇口交換修理対応

一部リフォーム

トイレであれば便器を交換してほしい、洗面であれば洗面化粧台を交換してほしいなどのちょっとしたリフォームであれば水道修理業者の対応範囲です。

トイレを交換するので一緒に壁紙やクッションフロアも交換してほしいと相談されることもありますが、それは専門外なので弊社ではお受けしておりません。

受けてくれるところもあるとは思いますが、仕上がりが汚い可能性がありますので綺麗に仕上げたい場合は専門の業者に依頼するようにしましょう。

弊社では壁紙の張り替えを依頼された場合、知り合いの業者さんに相談するようにしています。

配管修理・配管工事

給水管や給湯管、排水管の修理はもちろん対応範囲です。

寒い日におこる水道管の破裂や水道管の経年劣化による水漏れなど、配管の修理は当然やっております。

漏水箇所がわからないような場合は配管のひきかえ工事をすることもあります。

長距離の配管工事もやっています。

・施工事例 給湯器の水道管が凍結して破裂して水漏れしていると修理依頼

漏水調査・漏水修理

水を使っていないのに水道メーターのパイロットが回っていたり、使用方法を変えていないのに水道料金が高くなっている時があります。

その場合は漏水調査をする必要がありますが、漏水調査も水道修理業者の対応範囲です。

水道の検針の人から漏水の可能性があると言われることもあります。

漏水の可能性があると言われた場合はほとんどの場合漏水しているので早急に水道修理業者に依頼しましょう。

長期間放置していると家が傷む可能性があり、水道代も無駄にかかってきてしまいます。

・施工事例 【前編】マンション床下の給湯管から水漏れ!階下の洗面所がびちゃびちゃ

・漏水調査ってなにをするの?

水道修理業者に依頼できる内容とは?【対応できないこと】

ここからは水道修理業者に依頼できない内容について書いていきます。

水道(建築を含む)業界はすみ分けがきっちりとされています。

専門性が高いものは基本専門の業者がいます。

受水槽

受水槽のメンテナンスでよくあるのが1年に1度の清掃です。

受水槽(貯水槽)の清掃は清掃する道具や衣装、薬品などをそろえる必要があります。

作業時間の割にあまり費用が高くない、そこまで件数がないというのを理由にしたがる業者はいません。

また、清掃作業に資格は必要だとは聞いたことはありませんが、清掃作業のために一応資格は取っておいた方がいいですよね。

なので資格を取るのが面倒だったり、そろえる道具などの割に仕事がないなどで基本水道修理業者ではやっていません。

受水槽の清掃や入れ替え(交換・設置)などは基本設備屋さんの仕事になります。

受水槽関係の業者を探している方は水道設備の工事店をお探しください。

ポンプ

井戸ポンプや送水ポンプなどは水関係ですが、水道修理業者の対応外です。

そのままですがポンプはポンプ屋さんの仕事です。

もっと言えばメーカーに問い合わせするのがいい思います。

「メーカーに言ったら高かったりするんじゃないの?」と思われている方も多いと思いますが、変な業者に依頼したらそれこそぼったくられますよ。

水道修理業者の中にはポンプも対応していますと書いているところがありますが、はたして本当に対応しているか怪しいもんです。

ユニットバス

意外かもしれませんが、ユニットバスは水道修理業者の対応外です。

例えばですが、ユニットバスの壁の裏の配管が水漏れしていたとします。

点検口があればそこから修理できるかもしれませんが、なければユニットバスを外す必要があります。

このユニットバスを外す作業は水道修理業者ではなく、ユニットバス屋さんの仕事になります。

取り付けられているユニットバスのメーカーに相談したらユニットバス屋さんを紹介してくれるかもしれません。

水道修理業者ができるユニットバスの修理はお風呂の蛇口の修理や交換だけです。

リフォーム

リフォームを水道修理業者に依頼する人は少ないと思いますが、リフォームはリフォーム屋さんです。

もしくは工務店です。

ピンポイントで便器だけ交換とか洗面化粧台を交換とかであれば水道修理業者でできる作業です。

ただ、システムキッチンを交換するとかユニットバスを交換するとなると水道修理業者ではできません。

システムキッチンはガスの部門もありますので、やはりリフォーム屋さんに依頼する方がいいです。

キッチンの交換で水道修理業者ができることは流し台やガス台の入れ替えであれば対応可能です。

復旧作業

壁内や天井、床下で水漏れがあった場合、その部分を破って水漏れ箇所を特定しなければなりません。

その修理が終わった後、床などを元に戻さなければなりません。

ですが、水道修理業者は水道しか触れませんので、復旧作業は専門外になります。

仮復旧はできますが、それでは生活に支障をきたします。

ですので、漏水修理の復旧作業は大工さんにしてもらう必要があります。

大工さんを直接探すのは難しいかもしれないので、水道修理してもらった業者に知り合いに大工がいないか聞いてみましょう。

いなければ工務店やリフォーム屋さんに問い合わせしてみましょう。

工事

新築工事を含めてほとんどの工事はしていません。

新築工事は水道設備屋さんがやることですので、修理業者はしません。

また、ほとんどの工事はしないと言いましたが、内容によりけりです。

全ての工事はしないとは言い切れません。

配管のひきかえやコンクリートの斫りなどはやりますので、本当に内容によりけりです。

問い合わせてみてください。

まとめ

代表的なものを書かせていただきました。

水回りのトラブルは以上に書いたこと以外にもあります。

全てを書こうと思っても書けないくらい水のトラブルは多岐にわたります。

また、ここに書いたことは弊社が対応していることと対応していないことになります。

なのであくまでも「一般的にはこれくらいは対応していますよ」ということになります。

「これは対応しているのかな?」「この記事に書いていないけどどうかな?」なんてこともあると思います。

そんなときは電話で修理業者に相談してみましょう。

対応してくれる場合は「対応できますよ」と答えてくれると思います。

対応できなくても「それは○○屋さんに聞いてみてはどうでしょうか?」と答えてくれるかもしれません。

できるかどうかわからないものは一度問い合わせしてみてください。



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店長 葛西 代表
合同会社レオンメンテナンス代表の葛西です。 水回りのトラブルに役立つ解説を書いています。 是非ご参考ください!
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