漏水調査ってなにをするの?

2021年2月2日

水道料金が高くて水道局から漏水が疑われると言われるときがあります。

そのとき水道局から漏水しているから水道屋さんに修理してもらってくださいと言われますよね?

水道屋さんに連絡すると「漏水調査する必要があります。」と言われ、見積もりは出来ないと言われた…なんて人は多いはず。

この記事では水道屋が行う「漏水調査」について詳しく解説していきます。

※漏水調査専門の業者ではまた違った専門の道具を使っています。

なぜ見積もりが出来ないのかもこの記事を読んでもらえるとわかると思います。

【良心的な修理業者の探し方についても詳しく書いている記事がありますのでよろしければそちらもご覧ください。】

・水のトラブル、良心的な水道修理業者の選び方

漏水調査ってなにをするの?【漏水調査とは】

漏水調査とは書いて字のごとく「水漏れ(漏水)箇所を探し出す(調査)作業」のことです。

家の中には給水装置(蛇口など)や水道管などの水回りはかなりあります。

いつどこでその水回りから水漏れするかはわかりません。

ここではどのような道具でどのようなことをするのかについて解説していきます。

使用する道具

ここでは一般家庭の漏水調査で使用する代表的な道具について書いていきます。

どのように使うのかについても解説していきます。

※必ず全ての水道修理業者が使う道具ではありません。

音聴器・音聴棒

音聴器(音聴棒)は一般家庭での漏水調査で使用するもっとも代表的な道具です。

金属(蛇口など)に音聴器の先端を当てて音を聞く道具です。

近くで漏水している場合は、水漏れしている音が増幅されて聞こえてきます。

かなり小さな漏水箇所(全然漏れていない)では音を聞き取ることが出来ないこともあります。

テストポンプ

このテストポンプは新築現場で使われることが多い道具です。

新築で配管をし終わったあとに、テストポンプで圧力をかけて配管から漏水がないか確認する道具です。

漏水調査では、給水管もしくは給湯管のどちらから漏れているのかを確認するために使います。

ですので、テストポンプを使用したからと言って漏水箇所が特定できるわけではありません。

目視

道具ではありませんが、最後は目視に頼るしかありません。

音聴器でも聞こえないような漏水だと、最終的には目視で探していくしかありません。

宅内の蛇口やトイレ、屋外の配管などを探していく必要があります。

これは水道屋の経験と勘が全てになってきます。

なぜ見積もりが出来ないの?

まず見積もりとは「必要となる程度をあらかじめ予測して算出すること。」とweblio辞書に書いてありました。

ですので、蛇口の交換やトイレの部品交換などであれば料金が決まっているので「あれとこれとその作業をするから○○円」と見積もりを出せます。

ですが、漏水調査はどうでしょうか?

まず、どこから漏れているのかわかりませんよね?

床下ですか?埋設配管ですか?壁の中ですか?トイレタンクですか?などなど漏れている箇所がわかりませんよね?

それを探すのに壁を破る作業がいるかもしれませんし何時間かかるかもわからないのに見積もりは出来ませんよね?

例えば漏水調査に10万円いると見積もりしたとします。

その後10分後にトイレタンクで漏水箇所が見つかったらどうでしょうか?

その漏水調査に10万円払えますか?払いませんよね?

このように漏水調査に見積もりは出来ないのです。

まとめ

漏水調査とは「水漏れ箇所を探しだす作業」のことです。

専用の道具や目視で漏水箇所を特定していきます。

その際に見積もりを出してほしいと思われる方も多いと思いますが、見積もりは不可能です。

どこで何が漏れているのかが分かる場合は修理費用の見積もりはしてもらえると思います。



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