KF334CNTK4の水栓カートリッジ交換方法について解説します!蛇口の先から水漏れしている症状の現場の画像を使用して解説します

2025年6月28日

https://www.youtube.com/watch?v=FwT7k0DPON0

この記事ではKVK製シングルレバー混合水栓KF334CNTK4の水栓カートリッジの交換方法について解説しています。

今回の症状は「洗面の蛇口のレバーを下げて水を止めても完全に止まりきらずに蛇口の先から線状に水が漏れています。」とのことでした。

実際に伺ったお客様宅での作業風景と共に解説していきますので、似たような症状でお困りの方は是非最後までお読みいただき参考にしていただけますと幸いです。

それではまずは原因について調査していきましょう!

※修理方法を教えて欲しいというお電話が増えておりますが、電話は修理受付窓口に繋がりますので修理方法についてはお伝えしておりません。

※ご自身で修理が難しい場合はお近くの水道修理業者までご依頼ください。

今回使用する工具及び材料

KF334CNTK4の水栓カートリッジの交換作業をする前に以下の工具と材料を用意してください。

使用する工具

・千枚通し

・プラスドライバー

・モンキーレンチ

・プラスチックハンマー

使用する材料

・KVK水栓カートリッジPZKM110A

KVK製水栓KF334CNTK4のカートリッジを交換する前に現場調査

まずは現場を調査して原因を特定します。

この項と同じ症状、原因であることをしっかりと確認してから作業を始めてください。

それでは現場の調査していきます。

現場に到着後、洗面の蛇口を見せてもらいました。

現場の蛇口
水栓品番KVK製KF334CNTK4

この水栓の先から水が漏れ続けているようですので確認します。

線状に水漏れ

レバーは確かに下がりきっていますが、水が止まっていませんね。

この場合レバーを左右に動かしてみると止まるところがあったりするんですけど、今回の現場の水栓はレバーを左右に動かしても止まりませんでした。

まあレバーを左右に動かして水を止めたとしても一時しのぎですので、いつかは修理しないといけないので是非この記事を参考に修理してみてください!

今回の症状は水栓カートリッジと呼ばれる部品を交換すれば解消されます。

それでは次項からKVK製水栓KF334CNTK4のカートリッジ交換方法について解説していきます。

是非最後までお読みください!

KVK製水栓KF334CNTK4のカートリッジ交換方法

それではKVK製水栓KF334CNTK4のカートリッジ交換方法について解説していきます。

まずは洗面下にあるアングル止水栓を閉めて水を止めます。

アングル止水栓

赤矢印の部分がアングル止水栓になりますが、右が水、左がお湯の栓になります。

どちらも閉めてください。

もしアングル止水栓がない場合は水道メーター横にあるバルブを閉めて水を止めてください。

水が止まったら水栓を分解していきます。

まずは化粧カバーを外します。

化粧カバーを外す

レバーの裏側にあるへこみに千枚通しを挿して浮かしてください。

浮かしたら簡単に外れます。

ビスの位置

化粧カバーを外したらレバーを固定しているビスが見えるようになります。

ビスはプラスネジですので、プラスドライバーを使って外してください。

レバーを外したらカバーナットを外します。

カバーナット

画像の赤矢印の部分がカバーナットになります。

この六角の部分にモンキーレンチをはめて反時計回りに回して外します。

ただ、この部分は固着していて外れないことがよくあります。

そんなときはプラスチックハンマーを使って衝撃を与えてください。

プラスチックハンマーを使って衝撃を与える

モンキーレンチを挟んだ状態でモンキーレンチの持ち手の部分をプラスチックハンマーでコツコツと叩いてください。

すぐには動かなくても何度もやっているとカバーナットが動くことがありますので根気よく叩いてください。

力強くやりすぎると破損の恐れがありますので、やりすぎ注意です。

カバーナットが外れたら水栓カートリッジが見えるようになります。

カートリッジとOリング

カートリッジはまず周りにはまっているOリングを千枚通しで取り外してから抜きます。

Oリングがはまった状態でカートリッジを抜こうとしてもなかなか抜けないので、先にOリングを取ってからカートリッジを取り出してください。

カートリッジを取り外した

カートリッジを取り外したら水栓内部に取り出しきれていない部品や汚れなどがないか確認してください。

あれば綺麗に取りきってください。

水栓内部を綺麗にしたら新しい水栓カートリッジを用意します。

新しい水栓カートリッジ PZKM110A

今回使用するカートリッジはKVK製のPZKM110Aになります。

新しい水栓カートリッジを用意できたら取り外した順番と逆の順番で取り付けていきます。

新しいカートリッジをはめた

新しいカートリッジを取り付けるときの注意点ですが、カートリッジを水栓本体に取り付けたときにOリングが浮いてくることがあります。

その状態のままでカバーナットを取り付けると水漏れしますので、浮いたOリングはしっかりと押し込んではめ込んでください。

交換作業後

カートリッジの交換ができたらアングル止水栓を開けて通水します。

通水したらレバー上げて吐水します。

吐水

水、お湯共に吐水ができたらレバーを下げて止水します。

止水

レバーを下げて水が漏れてこなくなっていれば無事に修理完了です。

お疲れさまでした!

KVK製水栓KF334CNTK4のカートリッジ交換後

最後までお読みいただきありがとうございます。

筆者なりにわかりやすく修理方法について解説しましたがいかがでしたでしょうか?

同じような症状でお困りの方のお役に立てるように記事を書きましたので、参考にしていただければ幸いです。

もしわかりにくい部分などがあるようでしたら似たような記事を書かれている他のサイトもあると思いますので、そちらも参考していただけますと幸いです。

また、誰にでもわかるようにこの記事は書きましたが、それでもご自身で修理するのに不安がある方は水道修理業者にご依頼ください。

対応地域は限られていますが、弊社も水道修理業者ですので対応エリア内であれば修理いたしますのでご連絡いただければと思います。



お気軽にお問い合わせください

author avatar
店長 葛西 代表
合同会社レオンメンテナンス代表の葛西です。 水回りのトラブルに役立つ解説を書いています。 是非ご参考ください!
修理依頼はココをタッチ