宝塚市中筋でトイレの修理のご依頼がありました。
ご依頼内容ですが「トイレの壁に付いているリモコンのボタンを押しても水が流れません。施設のトイレなので使えなくて困っています。修理していただけますでしょうか?」とのことでした。
依頼内容からすると部品の故障っぽいですよね。
部品交換して水が流れるようにしよう!ってこのときは思っていたんですけど、いざ現場についてみると予想とは違うことになっていました…
詳しくは次の項で!
目次
リモコンを押してもトイレの水が流れない現場に到着
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。
現場のトイレはかなり掃除がいき届いていてかなり綺麗でした。
思わず頬擦りしたくなるほどってやつです!いや、やりすぎですね(笑)
それでですね、気になった部分がありまして
「節電」と「電源」と書かれている部分が点灯したり消灯したりチカチカ点滅していました。
これって確か全く同じかはわかりませんが、点検のお知らせのランプじゃなかってでしたっけ?
シャワートイレは確かそうだったはずです。
まあもしかしたらやはりどこか故障しているのかもですね。
とりあえず水を流してみようと思い、便座の蓋を開けてみると
ん?なんか浮いているんですけど?
これってもしかして詰まっているんじゃ…?
いやいや、まあとりあえず流してみましょう!
あらら…
「水が流れない」って「排水されない」って意味だったんですね。
ボタンを押しても水が流れないって聞いたので、トイレの故障かと思っていましたが、勘違いでしたね。
まあ詰まりでも対処できるんで大丈夫です!
それでは詰まりを解消していきましょうか!
ちなみに今回のトイレの品番ですが
INAX製のサティスタイプDV-S414Aでした。
トイレ詰まり解消作業(ローポンプ、便器脱着)
それでは作業開始です!
ローポンプ作業開始
今回は何が原因で詰まっているのか全く分からないので、まずはローポンプ作業をやっていこうと思います。
ローポンプを用意して便器に水を溜めてシュポシュポしていきます。
このローポンプですが、やっていることはラバーカップと一緒です。
溜まっている水を動かして詰まっている紙や便を動かして流す作用があります。
このローポンプで作業をやって抜ける場合は本当に一瞬で抜けることがほとんどなんですよ。
なんですけど、今回は一向に水が引かない…
かれこれ10分近くやってみましたが全く状況が変わらない…
いや、意外と水を流したら水が流れるんじゃない?(便器を外したくなくてアホになっています)
本当に何を思ったのか水を流してみたんですけど、当たり前のことで水位が上がってきました(笑)
これ、異物が詰まっているんじゃ…
便器外しますか…
お客様の費用負担が高くなってしまうので、できればやりたくないんですけど直さなければなりませんから、お客様に説明して便器を外すことにしました。
便器脱着作業
それではまずは便器に溜まった水を抜いていきます。
この水を抜かないと便器を外したときに床に漏れてしまいますからね。
しかし、なんでさっき水を流したんでしょうね。
水を抜く量を自分で増やしてしまいました。
自分で自分の首を絞めるとは本当にアホですね(笑)
さて、水が抜けたら便器を固定しているネジやら給水ホースやらを抜いて便器を外します。
便器を外したら、異物の捜索です。
まずは排水管の中を見てみます。
排水管の中をよく見てみましたが、こちらには何もないようです。
ならば次は便器の裏を確認します。
これでなかったら絶望です。
どうかあってくれ!
ん?
何か透明なものがありますね。
取り出してみましょう!
えっと…なんだこれ?
素材はビニールのようですけど…
まあこれは最後お客様にお見せすることにして、とりあえず無事に異物を取り出すことに成功しました!
さてさて、あとは便器を元に戻してちゃんと水が流れるか確認するのみです!
便器を元に戻したら水を流してみます。
問題なく水が流れるようになりました!
ふぅ。よかったよかった。
しかし、私は心配性なのでここで確認は終わりません。
そう。
トイレットペーパーを流して確認します。
これはなぜするかというとですね、まだ詰まる原因があればトイレットペーパーを流せばそれに引っかかって再度詰まるからです。
それを確認するために流します。
まあ、詰まることはないですけど、心配性なので(笑)
それではトイレットペーパーを投入して流してみます!
はい!無事に流れました!
これで安心して帰ることができます。
これにて作業完了です!
作業後
作業後はお客様にも確認していただきました。
「トイレを使えるようにしていただきありがとうございます!しかし自分の家じゃないからって何してもいいわけじゃないですよね。」と大変怒っていらっしゃいました。
まあそうですよね。
他の施設利用者さんたちに迷惑をかけた上に費用まで負担しないといけませんもんね。
施設を運営している方々の宿命なのかもしれませんが、本当になんといっていいものか…
この記事をお読みの皆様方はこのようなことはされてないと思いますが、どうか施設のトイレに異物を流さないようにしてくださいね。
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約45分、現場確認及び作業時間が約1時間かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+便器脱着作業29700円=合計33000円です。