この記事ではパナソニック製水栓CQ781B(325T)のカートリッジの交換方法について解説しています。
今回の症状は「洗面の蛇口のレバーを下げていても水がぽたぽたと漏れてくる。かなり大量に水漏れしているわけではなく少量漏れている。」とのことでした。
実際に伺ったお客様宅での作業風景と共に解説していきますので、似たような水漏れでお困りの方は是非最後までお読みいただき参考にしていただけますと幸いです。
それではまずは原因について調査していきましょう!
※修理方法を教えて欲しいというお電話が増えておりますが、電話は修理受付窓口に繋がりますので修理方法についてはお伝えしておりません。
※ご自身で修理が難しい場合はお近くの水道修理業者までご依頼ください。
目次
CQ781B(325T)の洗面水栓の先から水がポタポタ漏れてくる症状の現場で原因調査
現場に到着後、洗面の蛇口を見せてもらいました。
この蛇口の吐水口からポタポタと漏れてくるとのことなので、吐水口を確認します。
お客様がおっしゃる通り、大量に漏れているわけではありませんがポタポタと漏れていました。
この症状は蛇口内部にあるカートリッジが劣化することで起こります。
ですので、カートリッジを交換することで修理することが可能です。
ただ、カートリッジは適合するものが決まっているので、同メーカーのものであれば何でも合うわけではありません。
原因の確認ができたので次はカートリッジの交換方法について解説していきます!
CQ781B(325T)のカートリッジ交換方法
それではカートリッジの交換方法について解説していきます。
まずは洗面化粧台の収納スペースの中にあるアングル止水栓を閉めて止水します。
アングル止水栓がない場合や閉めても水が止まらない場合は水道メーターの横にあるバルブを閉めて家全体の水を止めます。
水が止まったことを確認したら蛇口を分解していきます。
レバーの上部にあるカバーを反時計回りに回して外します。
カバーが外れたらレバーを固定しているビスが見えるようになるので、プラスドライバーを使って外します。
レバーを外したらカバーナットを隠しているカバーがあるので、それを反時計回りに回して外します。
カバーを外したら金属製のカバーナットが見えるようになります。
このカバーナットをモンキーレンチを使って反時計回りに回して外します。
この時本体が一緒に回らないように本体の根元をしっかりと持って回すようにします。
カバーナットを外したらカートリッジが見えました。
このカートリッジを引き抜いて取り外します。
カートリッジを外したら水栓内部が汚れているので内部を綺麗にしていきます。
アングル止水栓をほんの少し開けて少量水が出てくるようにします。
水を出しながら水栓内部の汚れを掻き出していきます。
弊社では千枚通しを使っています。
水栓内部の金属部分の汚れを執拗に取ろうとしてしまうと、金属に傷がついてしまうことがありますので優しく汚れを取ります。
金属に傷がつくと水漏れすることがありますので、慎重に慎重に作業していきます。
ある程度汚れが取れたら再度アングル止水栓を閉めて止水します。
次は新しいカートリッジを用意します。
今回使用するカートリッジはCQ01MJ04ZKです。
新しいカートリッジを用意したら取り外した順番と逆の順番で取り付けていきます。
カートリッジの交換ができたらアングル止水栓を開けて通水(吐水)します。
蛇口から水を出すと水と一緒に空気も出てきます。
空気が出きるまで水(お湯)を出し続けます。
空気が出きったらレバーを下げて水を止めます。
レバーを下げて水を止めたら吐水口を確認します。
吐水口をしつこく確認して水漏れが直ったのか確認します。
数分間漏れてこなければ修理完了です。
お疲れさまでした!
CQ781B(325T)のカートリッジ交換後
最後までお読みいただきありがとうございます。
筆者なりにわかりやすく修理方法について解説しましたがいかがでしたでしょうか?
洗面水栓の水漏れは同じような症状でも水栓のタイプによって原因が多岐にわたりますので、今回はカートリッジの劣化が原因の修理方法となっています。
同じような水漏れの症状でお困りの方のお役に立てるように記事を書きましたので、参考にしていただければ幸いです。
もしわかりにくい部分などがあるようでしたら似たような記事を書かれている他のサイトもあると思いますので、そちらも参考していただけますと幸いです。
また、誰にでもわかるようにこの記事は書きましたが、それでもご自身で修理するのに不安がある方は水道修理業者にご依頼ください。
対応地域は限られていますが、弊社も水道修理業者ですので対応エリア内であれば修理いたしますのでご連絡いただければと思います。