トイレタンク手洗い管から水が出ない!原因と修理方法を解説します

2020年3月22日

トイレは水回りの中で最も使用頻度が多いところだと思います。

いつも何事もなく使っているトイレが不具合を起こしたら不便ですよね。

トイレタンクの上の蛇口で手を洗っている人は、その蛇口から水が出なくなったら困りますよね。

今回はトイレタンクの上の蛇口から水が出なくなった症状の原因と修理方法について解説します!

トイレタンクの上の蛇口の正式な名称は「手洗い管」

トイレタンクの上の蛇口には「手洗い管」という正式名称があります。トイレをし終わった後、洗面所の役目をしているのが手洗い管です。

トイレ室内に洗面ボウルがあれば、トイレのタンクには手洗い管がありませんが、今でも手洗い管のあるトイレは多いのではないでしょうか。

手洗い管から水が出ない原因は?

結論から言うとボールタップの故障がほとんどの原因です。

ボールタップとは、給水管から運ばれた水をタンクの中に入れて満水になると給水を止める装置です。タンクレス便器など特殊な便器以外はほとんどボールタップが付いています。ボールタップ以外で考えられるのはストレーナーの目詰まりです。ストレーナーとはゴミ取りのことで、水の中に含まれる小さなゴミをとっています。

このストレーナーが詰まるとタンクの中に水が流れないのでトイレタンクの上の蛇口にも水がいかないようになります。

手洗い管から水がでないケースの修理方法

ストレーナーの掃除

ストレーナーが入っている袋ナットだと袋ナットを外したら中からストレーナーが出てきます。

画像の白いのがそうです。

中央が網になっているので網の部分のゴミを取ってあげて、戻してください。

裏側から水を流したら歯ブラシで掃除すると取れやすいです。

ストレーナーを掃除してもトイレタンクの上の蛇口から水が出ないようならボールタップを交換しましょう。

ボールタップの交換

ボールタップのどこかが故障すると、そこを修理しても他の箇所でまた故障することがあります。

ボールタップが故障したら交換をおすすめします。

止水する

トイレの給水部分にはアングル止水栓というものがあります。

このアングル止水栓にマイナスドライバーを刺して時計回りに回すとタンクへの給水が止まります。

止水はしておかないと次の袋ナットを外すときに水が出てくるので必ず止水してください。

タンクの蓋を外す

タンクの蓋を持ち上げるとジャバラホースがタンクに接続されています。

このジャバラホースがトイレタンクの上の蛇口に水を送っています。

ジャバラホースは刺さっているか、ネジで固定しています。

ネジで固定されていたら手で回して抜いてください。

この画像でいうネジは蓋の下の黒いものとジャバラホースの間にある白い出っ張りがあるものです。

袋ナットを外す

アングル止水栓をタンクの方にたどっていくと画像のような六角形のナットがあります。

このナットを袋ナットといいます。

袋ナットを反時計回りに外すと溜まっている水が出てくるので床にタオルを引いておくことをおすすめします。

モンキーレンチがあれば楽に外すことが出来ます。

取り付けナットを外す

袋ナットの隣にタンクと密接しているナットがあると思います。

それを取り付けナットといいます。

これはボールタップをタンクに固定しているナットです。

モンキーレンチで反時計回りに回すと外れます。

ボールタップを外して新しいボールタップを取り付ける

ナット類を外してもボールタップはタンクにへばりついていると思います。

タンクの内側からボールタップを持って上下に動かすと取れます。

取り付け方法は外した順番と逆にすれば取り付け出来ます。

ただ、ボールタップをタンクに固定するときに注意点があります。

一つは取り付けナットを締めていくとボールタップが動いて斜めになってしまいます。

これを防ぐためにタンクの内側からボールタップを持って動かないようにしながら取り付けナットを締めてください。

二つ目は取り付けナットを締めすぎるとタンクが割れてしまいます。

タンクは陶器で出来ているので割れやすいです。

ある程度締まればいいので、ぎゅうぎゅうに締めないようにしてください。

まとめ

トイレタンク上の手洗い管から水が出ないようであれば真っ先にボールタップを疑ってください。

ボールタップは早ければ10年で寿命ですので10年以上使っているトイレであれば交換しても損はありません。

いずれタンクの中に水が出なくなったり、水が止まらなくなります。

是非、道具を買い揃えてボールタップの交換に挑戦してみてくださいね!

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