宝塚市月見山でトイレの水漏れ修理のご依頼がありました。
ご依頼内容ですが「便器の中に大量に水が漏れ出るようになりました。他の業者さんに一度見ていただいたのですが、その業者さんでは修理できないと言われてしまい困っています。タンクはTOTOのSS280BBALです。修理可能でしょうか?」とのことでした。
他の業者さんで修理ができないですか…
そんな難しいことなんでしょうか?
これは見てみないとわからないですね。
現場に急行して確認してみましょう!
目次
SS280BBALの排水弁パッキンが劣化して便器の中に大量に水が漏れ出ている現場に到着
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。
もう既にタンクの蓋が開けられていますね。
どのみち修理が必要なので蓋がなくても問題はないですけどね。
蓋が開いているのでこのままタンクの中を確認してみます。
タンクの中を見てみると水が溜まっていませんでした。
これでは水漏れの状態がわかりませんね…
通水してみます!
タンクの中が満水になるまで待っていましたが、なかなか満水にならず、ある一定量から増えませんでした。
そんなに漏れ出ているの?と思い、便器の中を確認してみると
すごい量便器に漏れ出ていました。
これはなかなかすごい量ですね…
止水してもう一度確認してみます。
止水してから便器の中を見ましたが、多少漏れている量は減りましたがそれでもかなりの量が漏れ出ています。
これはえらいこっちゃです。
お客様とお話しながら確認していたんですけど前に来た業者さんに「排水弁パッキンが劣化している」と言われたそうです。
ならば排水弁パッキンを交換すれば直ると思うんですけど、それがなぜ修理できなかったのかですよね。
これは実際に作業していきながら確認していきましょう!
とその前に今回のタンク品番が写っている画像を載せておきます。
タンク品番はTOTO製のSS280BBALでした。
SS280BBALの排水弁パッキン交換作業
それでは作業開始です!
まずはタンクの中の水を抜きます。
水が抜けたら排水弁を取り外します。
排水弁を取り外したらパッキンの状態を確認します。
パッキンを確認してみるとかなり劣化しています。
そしてパッキンが歪んでるような…
これってちゃんと取り付けされていないですよね…
まあこれだけ劣化しているので新しいパッキンに交換するんでいいですけど、もしかしたらこのちゃんと取り付けられていないことが原因かもですね。
パッキンの確認をしたら排水口を綺麗にします。
排水口のところにゴム片や汚れが結構ついていたのでこれを綺麗にします。
綺麗にすることを怠ると止水不良の原因になったりします。
せっかく修理したのに水が漏れていては二度手間になるので、ここは丁寧に対処します。
排水口を綺麗にしたら新しいパッキンを排水弁に取り付けて排水弁を元に戻していきます。
交換作業が終わったら通水してタンクに水を溜めます。
タンクに水が溜まったら何度か水を流してタンク底の汚れを流したり、レバーの動きに問題がないかを確認します。
特に問題がないことを確認したら便器の中を確認します。
便器の中を数分間じっと確認しましたが、水が漏れ出ている様子はありませんでした。
よかったよかった。
最後にタンクの蓋を乗せて
修理作業完了です!
SS280BBALのトイレ水漏れ修理後
作業後はお客様にも確認していただき、現場を離れました。
さて、今回の修理内容をご覧になられていかがだったでしょうか?
なぜ他の業者さんが修理できなかったのかがわかった方はかなり詳しい方です。
今回なぜ他の業者さんが修理できなかったかですが、それはどのパッキンが適合するかわからなかったからです。
このタンクはかなり珍しいもので私も今回初めて見ました。
ただ、使用されている排水弁を見たときに適合するパッキンがわかったのでそれを取り付けて修理したというわけです。
ナイスプレーです私(笑)
今回のようにかなり珍しいトイレはまだまだ存在すると思いますが、そういうのに出会ったときに修理できるようにしておかないとですね。
これからも精進あるのみです!
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約45分、現場確認及び作業時間が約30分かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+タンク内部部品交換(タンク脱着無し)5500円+材料代1100円=合計9900円です。
※材料代は当時の価格です。