西宮市神垣町でトイレの水漏れ修理のご依頼がありました。
ご依頼内容ですが「トイレに水を流してタンクに水が溜まったころにトイレに戻るとまだ水の音がするようになりました。夫が触ってから一時は直ったのですが最近またこの症状が出始めました。水道代もかなり上がってしまい困っています。修理をお願いできますでしょうか?タンクにはTCF9133LERと書かれています。」とのことでした。
トイレの水漏れで水道代が上がってしまうのはあるあるですね。
しかし水道代が上がってしまうのは困ったものです。
早急に修理しないとです!
現場に急行しましょう!
目次
一体形便器TCF9133LERのタンクの中で水の音がする現場に急行
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。
トイレに入るとチョロチョロチョロと水が出ている音が聞こえてきました。
タンクを覗く前に便器の中の水がどうなっているのか確認します。
写真ではわからないですが、便器の中の水はやや動いていました。
タンクの中から漏れ出ているようですね。
次はタンクの中を確認します。
蓋を開けると水の音が大きくなりました。
さて、どこから漏れているのかな~っとタンクの中を見ていると
ボールタップのところから水がチョロチョロ出ていました。
なるほど。
これが音の原因ですね。
さて、ここから漏れているってことは排水弁が原因なのかボールタップが原因なのか調べないといけません。
タンク内の水位を上げて確認します。
浮き球を押して給水します。
タンクの中に水を多めに入れて、浮き球を離すと完全に水が止まりました。
そしてしばらくすると
またチョロチョロと漏れてきました。
ふむふむ。
これは排水が原因ですね。
おそらく排水弁のパッキンが劣化しているのが原因だと思われます。
お客様に説明してパッキンを交換していきましょう!
ちなみに今回のタンク品番は
TOTO製のウォシュレット一体形便器TCF9133LERでした。
TCF9133LERのパッキンが水漏れの原因だったので排水弁を交換
それでは作業開始です!
まずはタンクの中の水を抜いて浮き球を外します。
浮き球を外さなくても作業はできますが、できるだけ作業する場所は広い方がいいですから私は外すようにしています。
浮き球を外したら排水弁を外します。
排水弁を外したらパッキンの状態を確認します。
パッキンを見てみると変形していたりギザギザしていたりと明らかに劣化していました。
小の方のパッキンも同様に劣化していました。
やはりパッキンの劣化が原因でしたね。
パッキンの状態を確認したら、タンク内の排水口の周りを綺麗にします。
排水口の周りにはゴム片や汚れがついていたりします。
これが残っている状態だとパッキンを交換しても水漏れすることがありますから、ここは丁寧にやっていきます。
排水口の周りを綺麗にしたら新しいパッキンと交換します。
新しいパッキンに交換したらタンクの中を元に戻していきます。
タンクの中を元に戻したら通水して水を溜めます。
水が溜まったら何度か排水して動きに問題がないか確認します。
何度か排水して確認しましたが特に問題はありませんでした。
次は便器の中を確認します。
便器の中は水が動いていることもなく、水漏れはありませんでした。
最後に水の音が止まったか確認です。
数分間静かに音がなっているのか聞いていましたが、音はしなくなっていました。
ふぅ。
修理完了ですね。
これにて作業完了です!
TCF9133LERの排水弁交換後
作業後はお客様にも確認していただき、現場を離れました。
今回も無事に修理が完了してよかったよかったです。
ちなみにですが、今回水道代も上がったというお話がありましたがこれは水道局に申請すると減免してくれることがあります。
減免するかどうかは水道局次第ですので、確実とは言えませんが申請することはできます。
水道料金の仕組みや減免の方法については下記リンク先に詳しく書いていますので、リンク先をご覧ください。
・【内部リンク】漏水したときの水道代ってどれくらい?減免方法も解説します!
減免や減額は水道修理が済んでいることが条件になりますので、高い水道料金の請求がきたらすぐに修理依頼するようにしてくださいね!
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約45分、現場確認及び作業時間が約30分かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+タンク内部部品交換(タンク脱着無し)5500円+材料代3850円=合計12650円です。
※材料代は施工当時の価格です。