伊丹市南鈴原でトイレの水漏れ修理のご依頼がありました。
ご依頼内容ですが「トイレの中でちょろちょろと水が漏れている音が聞こえます。それが関係しているのかはわかりませんが、床が濡れていて調べてみるとタンクの下あたりから漏れているようでした。自分ではどうしようもないので修理していただきたいです。」とのことでした。
お任せください!
バッチリ修理しちゃいますよ!
しかし、トイレの中で水の音が聞こえて床が濡れている症状ですか…
なんだか原因は別のような気がしますね。
まあ見てみないと何もわからないので、急いで現場を確認しましょう!
目次
トイレからちょろちょろと水の音が聞こえるしタンクの下あたりの床が濡れている現場に到着
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。
トイレの中に入ってすぐにちょろちょろと水の音が聞こえてきました。
音の感じからするとタンクの中で漏れてそうでしたのでタンクの中を確認します。
パッと見た感じ内部に溜まっている水の水位が高いように見えます。
これはオーバーフローしていると思われますね。
ボールタップを見てみるとちょろちょろと水が漏れ続けていました。
そしてオーバーフロー管に水が流れ続けているようでした。
これはボールタップが劣化しているようですね。
ちょろちょろと水の音がする原因はわかりましたね。
次は床が濡れている症状の原因を探ります。
タンクの下あたりから漏れているとのことだったのでタンクの下を見てみました。
タンクの下を見てみるとナットのところに水がついていました。
なるほど。
タンクの構造から考えて密結パッキンか密結ボルトが原因っぽいですね。
おそらくどちらも交換した方が良さそうです。
それではお客様に説明して作業開始です!
ちなみにですが、今回のタンク品番は
TOTO製のS721でした。
S721の水漏れ修理作業
それでは作業開始です!
まずはタンク下の水漏れから修理していきましょう!
タンクを外します。
タンクを外したときに密結ボルトがかなり緩んでいたので、これはボルトも交換した方が良さそうな感じでした。
ボルトを交換する前に先に密結パッキンを確認します。
密結パッキンを確認するとかなり薄くなっていて、ひび割れしていました。
これはこのままタンクを戻してもダメそうなので交換です。
密結パッキンと密結ボルトを外して新しいものと交換します。
部品の交換が終わったら、便器側を綺麗にします。
この便器にタンクが乗っている箇所を綺麗にした理由ですが、一つは単純に綺麗にできるところは綺麗にしたかったってことですね。
タンクを外した時しかここは綺麗にできませんから綺麗にできるときにした方が気持ちいいですよね。
あと、ここに水が付いていると水漏れが直ったか判断しずらいってのもあります。
まあここを綺麗にしておくと後でいいことがあるってことですね。
密結パッキンと密結ボルトを交換したらタンクを元に戻して、ボールタップとフロートバルブを交換していきます。
今回はついでなのでフロートバルブも交換してしまいます。
写真を見てもらうとわかりますがかなり劣化しているので、今回見逃してもそのうち水漏れの原因となります。
一緒に交換した方が費用的にお得ですからやっといた方がいいです。
ちなみに劣化したフロートバルブを触ると手が真っ黒になります。
この汚れはなかなか落ちないので手袋推奨です!
ボールタップとフロートバルブを外したら排水口を綺麗にしていきます。
排水口に汚れなどが付いたままだと止水不良の原因になります。
もちろんやらなくても大丈夫なときもありますが、横着していると後で水漏れしていたらまた作業をやり直さないといけませんからやれるときにやっときます。
排水口を綺麗にしたら新しいボールタップとフロートバルブを取り付けます。
交換が完了したら通水してタンクに水を溜めます。
タンクに水を溜めたら何度か排水して動作に問題がないか確認します。
動作に問題がなければ最後に水漏れが直ったか確認します。
便器の中とタンクの下を入念に確認しましたが、どちらも漏れていませんでした。
ふぅ。
今回も無事に作業完了です!
S721の水漏れ修理作業後
作業後はお客様にも確認していただき、少し雑談しました。
今回の密結パッキンがかなり劣化していたので、お客様に色々とお話を聞いてみました。
お話を聞いてみるといつから修理していないのかは不明だそうですが、ここ数十年は修理しているのを見たことがないそうです。
というのもお客様はご実家を受け継いだそうで、受け継ぐ前のことはよくわからないとのことでした。
なのでほぼほぼ修理はしていないのでは?とおっしゃっていました。
そうなるとかなり長持ちしている部品達ですよね。
だいたいですがトイレの部品って10年~20年くらいで劣化して水漏れし始めますからね。
すごいです。
そう考えると今回は結構色々と部品を変えているので、当分の間は何もなさそうですね。
ちょこちょこ故障していたら嫌ですしね…
この記事をお読みの皆様は長い間使用したトイレはついでに色々と部品を交換してあげてくださいね!
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約40分、現場確認及び作業時間が約1時間かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+タンク内部部品交換(タンク脱着有り)9900円+追加作業費6600円+材料代8800円=合計28600円です。
※材料代は当時の価格です。