伊丹市伊丹でお風呂の蛇口の水漏れ修理のご依頼がありました。
ご依頼内容ですが「お風呂の湯船に取り付けてある温度調整付きの蛇口のカランの先から水が漏れ出ています。レバーを丁度いいところに止めると水漏れが止まることがあります。ただそれも最近は難しくなってきたので修理をお願いしたいです。もう古い水栓なので本体ごと交換していただいても構いません。」とのことでした。
なるほどなるほど。
症状的には切換弁の故障っぽいですね。
部品で修理する方がいいのか本体交換する方がいいのかこれは見てみないとわかりませんね。
早速現場を確認しに行きましょう!
目次
浴槽に取り付けてある温度調整付きの蛇口の先から水漏れしている現場に到着
現場に到着後、お風呂の中を見せてもらいました。
現場にはデッキタイプの混合水栓が取り付けてありました。
次に水漏れ箇所の確認です。
水漏れ箇所はお客様がおっしゃられていた通りカランの先からでした。
写真ではわかりにくいですが、ゆっくりポタポタと水が漏れ出ていました。
なんだか想像していたよりも漏れていませんね。
お客様に聞いてみると「これはレバーを丁度いいところに合わせているからですよ。よかったらレバーを動かしてみてください。」と言われました。
ふむふむ。
ならば私がレバーを動かしてみましょう!
なんならレバーを丁度いいところで止めてみせますよ!
はい。
何度も何度もレバーを動かして丁度いいところを探ったんですけど、写真の状態が限界でした(笑)
私にはセンスがなかったようです(笑)
お客様からは「これは本当に難しくて家族の中でも私しかできないんですよ。」と慰めていただきました。
優しさが体に染みます(笑)
さてさて、水漏れ箇所の確認ができたので、次は部品で対応できるかの確認ですね。
これは部品を前から交換するのか後ろから交換するのかわかりませんね。
分解図を探すためにまずは品番を確認です。
水栓品番はTOTO製のTM246Cでした。
品番が残っていてラッキーです!
これよく消えて見えなくなっていますからね(笑)
それでは分解図を見るついでに部品が供給されているのかも確認です!
該当する部品の供給はされているようですが、これは後ろから交換が必要ですね。
後ろからってことは一旦水栓本体を取り外す必要があります。
ん~どうせ外すなら水栓ごと交換した方が良さそうですね。
なんといっても29年以上前の蛇口ですからあちこち壊れてきますし、部品の供給もいつかは止まってしまいますからね。
そのへんをお客様に説明して作業にはいっていきましょう!
デッキタイプのサーモスタット混合水栓の交換作業
まずは点検口を開けて中を確認します。
このデッキタイプの水栓はたまにややこしいことがあります。
それは蛇口と配管を直で繋いでいることが稀にあるんです。
経験上マンションに多いですが、この直付け配管だと配管を一部やり替えないと蛇口を取り外すことができません。
なので、まずは直付け配管かどうか確認します。
やったー!
蛇口にはフレキ管で接続されていました!
ふぅ。助かったぜ。
直付け配管だとこの狭いところで配管の一部やり替え作業をしないといけないので正直やりたくないんですよね(笑)
それに追加で費用もいただかないといけなくなってしまうので、できれば直付け配管じゃない方がいいです。
今回はフレキ管で接続されていたので、水を止めて早速水栓本体を外していきます!
水栓本体を外したら蛇口が乗っていた場所が汚れていました。
この箇所はどうしても掃除ができない部分なのでこのように汚れ気味です。
水栓本体を取り外したときしかこの部分は綺麗にできないので、ついでに私が掃除しておきます!
結構頑張って綺麗にしましたが、写真の状態までが限界でした。
これ以上綺麗にしようと思うと表面を削ってしまうことになるので、ここで終了としておきます。
次は新しい水栓本体を固定します。
新しい水栓本体を固定したら先に給水と給湯を繋ぎます。
配管を繋いだら一旦水を通して水漏れがないか確認します。
このタイプは接続部分が多いので化粧カバーを取り付ける前に水を通して水漏れがないか確認する必要があります。
水漏れがないことを確認したら化粧カバーを取り付けます。
化粧カバーを取り付けたら点検口を元に戻して、作業完了です!
作業後
作業後はお客様にも確認していただきました。
お客様からは蛇口が綺麗になって気持ちがいいと大変喜んでいただけました。
やっぱり蛇口が新しくなると綺麗になるので気持ちがいいですよね。
物を大事に使うことは大切なことですが、ある程度使うと汚れてしまうので長期間使ったら交換も検討した方がいいですよね。
この記事をお読みの皆様も長期間蛇口を使ったら本体交換を検討してみてくださいね!
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約30分、現場確認及び作業時間が約45分かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+混合水栓交換作業費(台付)13200円+材料代38500円=合計55000円です。