「トイレが詰った!」「蛇口から水が止まらない!」など水道には様々なことが起こります。
最近の世の中の風潮で、何かあれば見積りを取るのが普通になってきました。
見に来てもらってからだと断りずらいからと電話で費用について聞いてこられる方がかなり増えてきました。
しかし、水道修理業者に電話で聞いても見積りをしてくれないことがあります。
なぜ見積もりをしてくれないのでしょうか?
この記事では水道修理の見積もりがなぜできないのかについて解説していきます。
是非最後までお読みください。
目次
結論から:なぜ見積もりできないと言われるのか
なぜ見積もりができないのか。
それは大きく分けて二つ理由があります。
「原因がわからないから」
「修理はやってみないとわからないから」
です。
下で理由別に解説していきます。
原因が分からないから
電話で問い合わせされる際にこのような聞き方をされる方がいます。
「トイレの床と便器の間から水が漏れてきています。」
これでは何が原因かわかりません。
このように症状だけでは、「給水部」「タンクの下」「ウォシュレット」「排水」「便器が割れている」など色々原因が考えられます。
原因が分からない状態だと修理方法がわからないので見積りはできませんよね?
弊社の場合ですと、症状を聞いて過去の経験から「○○円~○○円くらいだと思います。」と伝えるようにしていますが、それでも現場を調査したわけではないのでお見積りとは言い難いです。
逆を言うのであれば、料金について知りたい場合はまずご自身で原因を探してみてください。
例えばですが、ウォシュレットから水漏れしているのであれば「ウォシュレットの交換費用はいくらですか?」と聞いてみてください。
そうすると費用について教えてくれると思います。
修理はやってみないとわからないことだらけ
修理は新築工事などとは性質が違い、やってみないとわからないことだらけなのです。
例えば蛇口の本体交換の作業があったとします。
蛇口本体の入れ替えの費用を伝えて作業を開始し、途中まで作業をしていましたが蛇口取り付け部分が外れず、蛇口の切断が必要になり、追加で費用が発生するケースがあります。
このような場合、初めに見たときにわからなかったのかと思われると思いますが、ほとんどのものは切断などせずに外すことができます。
しかし、その蛇口を取り付けた方が接着剤を使って固定していたケースなどもあり、見ただけではわからないこともあります。
そして「その費用も蛇口交換の費用に含んでおけ!」と言われる方もいらっしゃいます。
ですがそれでは蛇口の切断が必要ない方にまでその分を余計に払ってもらうことになります。
それはできませんよね。
その他にも詰まりは見えない部分で詰まっているので何がどこで詰まっているのかわからないですし、どれくらい時間がかかるのかどの作業が必要なのかわかりません。
このように修理はやってみないとわからないことがあるのです。
症状からだいたいの金額は教えてもらえるのか
「原因はわからないけど、それでもだいたいの金額でいいので教えて欲しい。」とおっしゃられる方は結構いらっしゃいます。
ここからは症状しかわからないけど費用について教えてもらえるのかについて解説していきます。
オペレーターが対応するところは難しい
この水道修理の業界はほとんどが電話対応をオペレーターがしています。
昔の水道屋さんみたいに電話したら社長が出るなんてことは珍しくなっています。
電話対応のみのところに電話すると丁寧に対応してくれますし、気持ちはいいです。
(作業員が電話対応するところが横暴な対応をするわけではありませんが…)
ですが、電話対応のみをやられている方は現場の事(修理作業の事)はわかりません。
症状を伝えても基本料金や出張費などしか伝えることができません。
作業員が電話に出る場合は教えてくれるところもある
現在では作業員が電話に出る業者はかなり減っていると思います。
それでも作業員が電話に出るところもまだ残っていますので、見つけたら聞いてみましょう。
現場で作業している人は症状からだいたいの現場の状況を想像することができます。
ですので、原因はこれだろうなとか色々考えて教えてくれる方もいらっしゃいます。
ただ、中にはやはり無責任に伝えることは後でトラブルの元になるので金額を伝えない方もいらっしゃいます。
また、よくあるのが電話で聞いていた内容と現場の状況が違うことがあり、想像していた修理内容と異なってしまうことがあります。
そうなってしまうと「電話では○○円って聞いていた!」と後でトラブルになってしまうので、やはり嫌ですよね。
弊社では症状から想像できうる金額を大まかに伝えて、電話で聞いていた状況と違っていた場合は現場でお客様に納得いただくまで説明するようにしています。
弊社のような対応をされている業者さんもいらっしゃると思いますので、住まいの近くでそのように対応してくれる業者さんを探してみてください。
作業費を教えてくれないところは注意しましょう
修理にかかる費用はなかなか見積りが難しいのはここまで読んでいただければ理解していただけたと思います。
「じゃあ結局見てもらわないとダメなんだよね…」と諦めてしまいがちですが、見積もりはダメでも作業費は教えてくれるところはありますので聞いてみてください。
なぜ作業費は教えてくれるのかですが、作業費は決まっているからです。
どの業種にも料金表はありますよね?
例えば飲食店だとメニューがそうです。
ここで一つ例ですが、キッチンの蛇口から水漏れしていたとします。
この場合、パッキンなどの部品交換で直せるかもしれませんし、蛇口本体の交換が必要かもしれません。
なので、どちらの作業費も聞いてみてください。
蛇口から水漏れしていても本体ごと交換したら新品になりますから、最悪は蛇口本体の交換の作業費で修理ができます。
現場によって追加作業費はあるかもしれませんが、これを聞いておくと「最大でもこれくらいの金額かな?」と心構えができますよね。
また、この作業費を聞いても答えてくれない場合は注意しましょう。
先ほども書きましたが料金表はあるはずなので、そこに書かれている作業費を教えてくれないということは怪しいですよね。
ご自身の身を守るためにも遠慮せずに色々と聞いてみてください。
・水道修理の悪徳業者ってどんなことをするの?お客様から聞いた事例を紹介します!
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
水道修理業者が電話で見積もりをしてくれないのは、悪徳なのではなく、単純に原因がわからなかったりやってみないとわからないから見積もりができないのです。
それを踏まえてどうやったらある程度の費用を教えてくれるのかを考えてみてください。
そこで手っ取り早いのが作業費を聞くことです。
作業費は料金表に書いていることですので、「蛇口本体交換」や「高圧洗浄作業」など修理に必要かもしれない作業費を聞いてみてください。
相見積もりではないですが、作業費を色んな業者さんに聞くことで結果的に安そうな業者さんを見つけることができますし、その中で電話対応がよかったところも出てくると思いますので色んな業者さんに問い合わせするのはいいことだと思います。