SS271BBALが設置されているトイレの床が濡れる?原因はレバーとボールタップ?【尼崎市でのトイレ水漏れ修理】

2021年7月18日

尼崎市潮江でトイレの水漏れ修理のご依頼がありました。

ご依頼内容ですが「気付いたらトイレの床が濡れていて困っています。常に水が漏れているわけではなくて水を流したら水が漏れるようなんです。壁から排水管が出ているのですがそのあたりから水漏れしているように見えます。修理をお願いしたいです。」とのことでした。

このような症状でよくあるのが壁排水の便器と排水管を接続しているところからの水漏れです。

接続部分にパッキンが入っているのですが、そのパッキンが劣化して水漏れするようになります。

まあきっとこれが原因だろうなとこのときは思っていたのですが…

それでは現場に急行して原因を探してみましょう!

常に水が漏れているわけではない?【現場を確認】

現場に到着後、トイレを見せてもらいました。

水漏れしているトイレ
TOTOのSS271BBAL

現場にはTOTOのSS271BBALのトイレタンクがありました。

便器とタンクの確認はできたので、水漏れの原因をまず特定ですね。

排水管の確認

お客様が確認した時は壁から出ている排水管のあたりが濡れていたようなのでまずはそこから確認していきました。

排水管

お客様曰く排水管が割れているところあたりから漏れているように感じとおっしゃっていました。

まさか排水管が割れているのか?と思いましたが、外側が割れているだけで中の排水管は割れていないはず…

触って確認しましたが確かにこの割れているところが濡れていました…

噓でしょ…これ割れてたらおおごとだよ…とか思いながら他から水漏れしていないか探してみました。

まず考えられる箇所としては便器と排水管の接続部分です。

これは何度確認しても水漏れが確認できませんでした。

床に落ちている水滴の原因究明

次に何度もレバーを回して床のどこが濡れてくるのか探してみました。

すると…

床が濡れている

写真ではわかりにくいですが数滴の水が床に落ちていることが確認出来ました。

この上には給水管とか水回りはないんですけど…?と思いながらゆっくり見ていくと

タンクのレバー部
水の筋が入っている

タンク側面に水が垂れたであろう筋が入っていました。

この筋をたどっていくとレバーから水が出てきているように見えます。

試しにレバーをカチャカチャと動かしてみると数滴水が出てきました。

床に落ちていた水はこれが原因だと判明しました。

排水管の水漏れの原因究明

あとは初めに確認した排水管の水漏れの原因を突き止めるだけですね。

さっき見つけたレバーの下からの水漏れは真下に排水管がないので、これが排水管の水漏れの原因ではないことはわかります。

ということは他に水漏れ箇所があるってことですね。

まあ考えられるのは排水管より上の部分からの水漏れです。

水は上から下に落ちますからね。

そんなわけで排水管の位置からタンクの裏側を見ることにしました。

壁とタンクの間

これも写真では見えないんですけど明らかに水が垂れたあとがタンクの裏にありました。

この位置から考えると手洗い管のあたりかな?と推測出来ました。

ただかなり少量の水漏れでなかなか判断が難しかったですが、おそらくボールタップが原因だと思われました。

まあそれ以外は考えにくかったのできっとボールタップです。

水漏れ箇所を見つけたのでお客様に説明をして修理作業にはいりました!

SS271BBALのボールタップの交換とレバーの調整

まずはアングル止水栓を締めて止水します。

止水ができたらタンクの蓋を外してタンク内の水を流します。

タンク内部

次にレバーを外します。

レバーの取り外し

レバーはボールタップ交換してから修理するとして、先にボールタップを交換します。

ボールタップの取り外し

ボールタップを触ってみた感じでは結構劣化していますね。

蛇腹ホースも固くなっていたので蛇腹ホースが原因かもですね。

ボールタップの交換

適合するTOTO純正ボールタップに交換してボールタップの交換は完了です。

次にメインディッシュのレバーの修理ですね。

取り外したレバー

レバーをまじまじと観察しているとやや反っているいるように見えました。

手洗い管からタンクに落ちた水がレバーに当たって、逆勾配になっているレバーを伝ってレバーの下から水漏れしていたようです。

じゃあレバー交換しよう!って思ったんですけどその前にやってみたいことがあったのでそれをやってみてダメだったレバー交換することにしました。

レバーはそこまで高くないですがやっぱりそれでもお客様に料金を負担してもらわないといけませんからできるだけ安く出来る方がいいですよね。

ということでちょこちょこっといじってタンクに戻しました。

レバーをタンクに戻した

あとは水漏れが直ってかどうかってところですね。

タンクに給水

何度もレバーを回して排水と給水を繰り返して水漏れ確認をしました。

体感だと20分くらいは確認したと思います。

タンクの裏からの水漏れとレバーの下からの水漏れをずっと確認していましたけど、全く水は出てきませんでした。

作業後のトイレ

水漏れが直ったのでお客様にも確認してもらいました。

確認が終わりましたのでこれにて作業完了です!

水漏れ修理完了後

いやはやレバーの下から水漏れすることってあるんですね。

なかなか珍しいパターンです。

修理は経験が大事ですから今回はいい勉強ができました。

それにしても排水管が原因じゃなくてよかったです。

排水管が原因だと我々修理屋では対処できません。

設備屋さんでも対処できないのでマンションを触っている野丁場の人しか対処できないでしょうね。

よかったよかった。

今回の作業内容の料金と時間について

今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。

まずは時間について

現場到着まで約20分、現場確認及び作業時間が約1時間かかっています。

次に料金(税込)について

出張費3300円+タンク内部部品交換5500円+追加修理作業3300円+材料代7700円=合計19800円です。

※材料代は当時の価格です。

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