こんにちは。
水道修理業者レオンメンテナンスの葛西です。
さて今回のお役立ち情報は「洗濯機用蛇口(水栓)の向きの変え方・調整方法」です。
目次
ドラム式洗濯機を買ったけど、蛇口の高さが合わない!
「よーし!パパ奮発して大きなドラム式洗濯機買っちゃうぞ!」
「買ったはいいけど洗濯機と蛇口の高さが合わないじゃないか!」
なんてことよくあるんですよね。
そこで蛇口の高さが合わないときの対処法を伝授します!
どうすればドラム式洗濯機をちゃんと置けるの?
ドラム式洗濯機を置こうとして蛇口の高さが合わない場合、基本的に2つの方法があります。
1つ目は蛇口を横向きに調整する方法。
これは横向きに調整すれば給水ホースがさせると判断できる場合のみ使えます。
2つ目は蛇口を交換する方法。
ドラム式洗濯機の高さが高く、蛇口の高さと同じくらい、もしくは超えてしまっている場合は蛇口を交換して給水ホースがさせるようにします。
※蛇口が埋込み型(水道コンセント)の場合は、簡単に蛇口を動かせないので工事が必要になります。
蛇口を触る前の準備や用意するもの
早くドラム式洗濯機を設置したいからと焦ってしまってはいけません。
いきなり蛇口を触ると水が吹き出してきて大変なことになります。
安全に蛇口を触るためにしっかりと下準備をしましょう!
用意するもの
1.タオル
2.シールテープ
3.水栓取り外しレンチ
4.モンキーレンチ
1.タオルは蛇口を外したときに水が漏れますのでそれを拭き取るために必要です。
2.シールテープは蛇口のネジ山に巻きつけるときに使います。
3.水栓取り外しレンチは蛇口を取り外す、取り付けるときに使います。
なくてもいいのですがあったほうが水栓を無理なく外すことが出来ます。
4.モンキーレンチは蛇口を交換するときに必要です。
蛇口の向きを変える方は必要ありません。
作業前の下準備
必要な道具が揃ったら次はいよいよ作業前の下準備です。
下準備といっても水を止めるだけなのでそんな大変なことではありません。
まず、水道メーターの近くにあるバルブを締めます。
上記写真の左右のバルブ(白黒矢印)のどちらか(どちらでも構いません)を閉めれば家全体の水が止まります。
※戸建て住宅にもメーターボックス内に同じようなバルブがあります。
次に洗濯機用蛇口よりも低い位置の蛇口(洗面やお風呂)から水を出して、給水管の溜り水を出して下さい。
溜り水を出しておくことで蛇口を取り外したときに吹き出す水の量が減ります。
洗濯機用蛇口の向きの変え方・調整方法
蛇口を取り外さずに向きを調整する方法もありますが、給水管が折れてしまっては大変ですのでここでは一度取り外す方法を書いています。
まず、水栓取り外しレンチを蛇口に引っ掛けて反時計回りに回します。
このときいきなり力を入れたり、無理に力を加えると給水管が折れてしまうことがあるので、ゆっくり力を加えてください。
次に給水管の中にネジが切ってあるのでそこを掃除します。
ここをきれいに掃除しないと水漏れの原因になります。
掃除の仕方は簡単で、指を入れてゴミをかき出してください。
ゴミをかき出したら蛇口にシールテープを巻いて取り付けます。
※シールテープの巻き方は下に項目を作っていますのでそちらを御覧ください。
蛇口の取り付けですが慎重に行って下さい。
無理に蛇口を取り付けようとすると、ネジ山が千切ってしまい二度と取り付けれなくなってしまいます。
すんなりねじ込める場所を見つけて取り付けて下さい。
取り付けには先程使った水栓取り外しレンチを使うと無理な力を使わずに取り付けが出来ます。
取り付ける回転数ですが最低でも3回転はねじ込んでください。
ねじ込みが浅いと水漏れします。
ねじ込んでいくと固くなってくるので、固くなったら任意の取り付け方向に決めてください。
蛇口の交換方法
基本上記の「蛇口の向きを調整する方法」と一緒です。
ここではどの蛇口と交換すればいいのかを説明します。
いろんなメーカーから蛇口の高さを変える蛇口が販売されています。
一番有名なのはパナソニック製の壁ピタ水栓(品番CB-L6)です。
家電量販店やホームセンターなどで購入できます。
取り付け方法は上記と一緒でシールテープを巻いてねじ込んでください。
また、説明書が付いていますのでそちらを御覧ください。
あと、壁ピタ水栓は壁に穴を開けて固定してくださいとなっていますが、固定しなくても取り付けは可能です。
※「取り付け」は可能です。
シールテープの巻き方
ここではシールテープの巻き方を写真多めで解説しています。
壁から出ている蛇口にはシールテープを巻かないといけないので今後のためにも是非マスターしてください!
本当は洗濯機用水栓で解説したかったのですが、手持ちがなかったので代わりに万能ホーム水栓で解説します。
シールテープの巻き方は一緒ですのでご安心下さい。
まず、シールテープの使い方から説明します。
ただ単に巻けばいいんでしょ?ってことではなくてシールテープにも巻き方があります。
シールテープを引っ張ると写真のようになると思います。
この状態の下側(写真の矢印側)を蛇口のネジに当てて巻いていきます。
シールテープは上の写真のように右手人差し指に入れて持ちます。
左利きの方は左手で持っても大丈夫です。
シールテープを正しく持ったらシールテープの先を上の写真のようにリングに乗せて左手の親指で抑えます。
写真では左手で抑えていません(写真撮影の為抑えていません)が、しっかりと左手の親指で抑えて一周させます。
このときシールテープを引っ張りながら巻いてください。
ゆるゆるのままだと止水出来ないので、水漏れを起こします。
シールテープがちぎれる手前の強さで引っ張りながら巻いて下さい。
一周巻いたらはじめに抑えていた端のシールテープをねじ側に入れてあげて下さい。
あとは5周ほど巻いてあげて、シールテープ引っ張ってちぎってください。
ちぎったあとは写真のようにネジ山がはっきりとわかる状態であれば大丈夫です。
これが緩く巻いていたのであればネジ山がぼんやりしていると思います。
洗濯機用蛇口の向きの変え方・調整方法のまとめ
私なりにわかりやすく解説したつもりでしたがどうでしたか?
もし、この解説を見ても本当に出来るのか不安な方は水道修理業者にご連絡される方がいいと思います。
「蛇口の向きを調整する方法」でも書いていますが、給水管が折れてしまったりネジ山が千切ってしまうことがあります。
そうなってしまっては給水管の工事が必要になってしまいます。
工事のことを考えると初めから業者にお願いするのもいいと思います。