大阪市西淀川区でトイレの水漏れ修理のご依頼をお受けしました。
ご依頼内容ですが、「ほぼ家にいないのですが、前まで水道代が1500円くらいだったのに3000円くらいになっている。トイレの背もたれのところからずっと音がする。あとトイレマットも濡れているときがあるので直してほしい。」とのことでした。
えーっと、トイレの背もたれのところってのはきっとロータンクのことだと思います。
あと、トイレマットも濡れているときがあるってことなんで、ウォシュレットとか密結パッキンとかに問題があるかもですね。
これは現場で確認してみることにしましょう。
目次
トイレマットが濡れる?タンク(DT-810UZ)の中からちょろちょろ音が聞こえる?【現場を確認】
上に書いているように水漏れの原因とかを考えながら急いで現場に向かいました。
実際に水漏れしているトイレに入ってみると、ちょろちょろとタンクの中から音が聞こえてきたので、タンクを指差して「これが電話で言ってた背もたれですか?」と聞いたら「そうです。」とのこと。
予想通りロータンクのことでしたね。
さてさて背もたれの件もなんだかわかったことですし、早速タンクの中の状態を確認。
写真を見てもらうと、タンク内に波紋が見えると思います。
ずっとボールタップから水が出ている状態でした。
フロートバルブ(今回の場合だとINAXなのでフロートゴム玉)が劣化していることで、タンクの中の水が漏れ出ているので、タンクの中の水量を一定に保つためにボールタップから水が出続けているっていうのが今回の原因でした。
トイレの水漏れで最も多い症状ですね。
これは部品を交換すると直ります。
なので後ほど部品を変えることにして、もう一つの水漏れである「トイレマットが濡れている」ってのを探したいと思います!
トイレマットが濡れているの原因を調査
トイレマットが濡れているってことなので真っ先にウォシュレットを疑いたいんですけど、今回のトイレにはウォシュレットが付いていない…
なので次に考えられる密結パッキンを疑って水を流しながら調査開始!
密結パッキンが劣化して水漏れしている場合、タンクの下のボルト辺りから水が漏れてきます。
この部分は排水になるので、水漏れを確認するにはタンクの水を便器に流して確認する必要があります。
まあ、結果なんですけど何度確認しても水が漏れてくる様子がない…
てことは、あとは便器の下の排水か手洗い管の水がはねているか…など色々考えていると、ふとへリューズ管が目に付きまして、よく見ると…
水漏れしとるぅ!
写真は本当に水漏れしているのかを確認するためにタオルで拭き取ったあとに撮ったので水が残っていませんが、めちゃめちゃ水が溜まってました。
しかも、かなり微量な水漏れだったのでトイレマットがびちゃびちゃになることもなく、「濡れているときがある」なのだと判断しました。
これが原因だと判断してお客様に伝えてちょっと様子を見てもらうようにしました。(ここのパッキンは交換しています)
タンク内部部品交換作業
今回はフロートバルブが劣化しているのでフロートバルブを交換していきます!
ただ、ボールタップも劣化気味だったので一緒に交換をおすすめしまして、今回一緒に交換することになりました。
作業の順番通り写真を載せていますので御覧ください!
新しい部品と交換が出来たら、最後に接続箇所の水漏れがないかをしっかりと確認して修理完了です!
作業完了後
へリューズ管の水漏れに気が付くまで時間がかかりましたね。
まあでも、疑う順番的に間違ってないんでこれくらいは時間がかかっても仕方ありませんね。
ちなみにですが、今回修理したトイレの品番ですが、タンク品番がDT-810UZで便器品番がC-18Sです。
INAXのトイレですね。
もう20年以上前に廃盤になっているモデルです。
まあだからなんだって話なんですけどね(汗)
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約30分、現場確認及び作業時間が約30分かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+タンク内部部品交換(タンク脱着無し)5500円+追加修理作業3300円+材料代6600円=合計18700円です。
※材料代は当時の価格です。