レオンメンテナンスでは日々、いろいろな水回りのトラブル、トイレのつまりを解決しています。
トイレつまりを解決している中でたまにお客様から「ここ賃貸なんですけどこのトイレつまりって私が建て替えて払って、後で管理会社から振り込まれるんですか?」と聞かれることがあります。
賃貸のアパートやマンションのトイレつまりは誰に支払い義務があるのでしょうか?
目次
賃貸アパート・マンションのトイレつまりって誰が払うの?【入居者に過失があるかどうか】
まず結論から書いていきますが、トイレをつまらせた原因は何かになります。
大きな便を流した・トイレットペーパーの使いすぎ・生理用品などの異物を流した場合は入居者が原因を作っていますので入居者が負担しなければなりません。
これが設備の問題ですと大家さん(オーナー)さんが負担するべき事案になります。
ここからは以上のことを詳しく解説していきます。
入居者に過失があったとしても支払わなくていいケースもありますのでそちらも解説します。
・トイレつまりの「3つの直し方」【完全版】。原因と対策も解説。
そもそも設備ってなに?
そもそもなのですが家の設備って何?と思われている方もいると思いますのでそちらを説明します。
設備とは簡単に言うと設置されているものです。
水回りですとトイレの便器やタンク、ウォシュレットがついていたらウォシュレットもです。
あとは蛇口や洗面台、防水パン、ユニットバス、玄関や室内の扉、窓など入居したときにあったものです。
もちろん、給水管や排水管、それに付随するものもです。
※前の入居者が置いていった残置物は設備に含まれるかどうか不明です
設備の修理費は誰が負担するの?
では設備の修理費は誰が負担するのでしょうか?
トイレや蛇口などは通常使用していても経年劣化で水漏れしたりしますよね?
それは入居者が修理をして修理費を支払わなくてはいけないのでしょうか?
いいえ、それは大家さんの資産ですので大家さんが直すべきものになります。
入居者は大家さんの資産を借りていて、設備を含めた資産のレンタル料を毎月払っています。
ですので、設備に何かがあればそれは大家さんが支払わないといけません。
例外もある
しかし、大家さんの資産といえども例外はあります。
契約次第なので、ここではっきりとは書けないのですが、稀に「トイレのロータンクの内部金物は自己負担」とか「ウォシュレットは入居者負担」とかあります。
この辺はご自身の契約書を確認してみてください。
難しいことがいっぱい書いていてよくわからないって場合はお世話になった不動産屋さんに書類を見せて教えてもらいましょう!
トイレつまりは基本入居者が費用を負担する
序盤にも書いていますが、入居者が原因を作ったトイレつまりは入居者に過失がありますので、費用は入居者の負担です。
しかし、トイレつまりは全て入居者が負担するわけではありません。
入居者が原因でなければどうでしょうか?
下では入居者が支払わなくてもいいトイレつまりについて解説しています。
入居者が支払わなくてもいいトイレつまり
ここでは入居者が支払わなくてもいいトイレつまりについて書いていきます。
上で設備について説明をしていますが、この説明には無意味に説明したわけではありません。
便器も設備の一部であるということをわかっていただきたかったので説明しています。
それではそれを踏まえて解説していきます!
便器に問題があった場合
トイレのつまりを直してもらうために業者に依頼したときに便器に問題があったことがわかったとしましょう。
仮にですが、便器の内部が割れているとかフランジが壊れているとかが原因でトイレがつまったとします。
そうなると入居者ではなく大家さんに支払い義務が発生する可能性があります。
トイレのつまりを直しに来た業者からそのような説明を受けたら問題がある部分の写真を撮っておきましょう。
そして管理会社に電話で事の経緯を説明しましょう。
保険加入している場合
賃貸で家を借りる際に不動産屋さんで色々したと思います。
その中で何かあったら24時間いつでも業者を手配しますよって保険の説明があったと思います。
その保険に加入している場合は保険会社に電話すると業者が来て修理対応してくれます。
その時の修理費は簡単な作業であればタダで、異物なんかを流したややこしい症状だと追加料金が発生したはずです。
加入している保険にもよりますのでご自身が加入している保険をしっかりと確認してみてください。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
基本トイレつまりは入居者が支払うべきなのですが、設備に問題がある場合は管理会社に連絡して相談してください。
また保険に入っている場合は保険が適応出来るか確認して、使える場合は保険を使って対処しましょう!
以上がまとめになります!
あと困ったことがあれば管理会社に相談してみてください。
業者を手配してくれることもあります。
ただ、その業者さんがいい業者さんとは限りませんので、ご自身で選びたい場合は管理会社に業者を手配すると言われても断りましょう。