伊丹市大野でトイレの水漏れ修理のご依頼がありました。
ご依頼内容ですが「トイレを使うと床がびちゃびちゃになります。どこかから水漏れしていると思います。水を流していないときは漏れていないようです。このような症状は修理していただけますでしょうか?」とのことでした。
お任せください!バッチリ修理しますよ!
このような症状の場合はよくあるのはウォシュレットからの水漏れとタンクからの水漏れですね。
この2つがよくある症状ですが、現場を見てみない限り正確にはわかりません。
早速現場を確認してみましょう!
目次
トイレを使うと床がびちゃびちゃになる現場に到着
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。
私が現場に到着したときは水浸しにはなっていませんでした。
お客様曰く、床は拭いた上で数時間は水を流していないとのことでした。
これはありがたいです。調査しやすいですね。
それではこの状態でまずはどこか濡れているか確認します。
トイレの中を色々と調べてみましたが、便器と床の間に水が溜まっているのが確認出来ましたがそれ以外では濡れている箇所はありませんでした。
まあ拭いてくださっているので当然かもしれませんが(笑)
次は考えられるところを探っていきます。
まずはウォシュレットを疑ってみました。
長年使っているウォシュレットは水漏れして床に水が溜まることがあります。
現場のウォシュレットは2012年製だったので水漏れの可能性もありました。
ただ、ウォシュレットの周りを探っても水が漏れてくることはなかったのでウォシュレットが原因ではありませんでした。
次に水を流して確認してみます。
すると床に水が漏れてきました。
お!やっとでてきましたね。
水を流して水が出てきたってことはタンクの下からが怪しいので、タンクの下から漏れているのか確認します。
しかし、何度確認してもタンクの下から水は漏れていないようでした。
そして、何度か水を流していると便器と床の間から水が漏れ出てきていることが確認できました。
まさかの排水が漏れている…
この便器はガスケットを使用しているタイプですので、ガスケットが劣化しているようです。
便器を外して交換しますか。
お客様に状況と作業内容を説明して作業にはいりました。
トイレ排水の水漏れ修理
まずは、タンクを外していくので蓋を外します。
タンクの蓋を外し忘れてタンクを取り外したら蓋が落ちて割れることもありますので忘れずに先に蓋を外します。
次にタンクを外します。
タンクを外したときに念のためにタンクと便器の接地面も確認しましたが水が漏れ出たような形跡はありませんでした。
やはり判断は間違っていなさそうです。
タンクを外したら便器を外します。
便器を取り外したら便器の裏を確認します。
便器の裏を確認するとガスケットがべろーんとめくれていました。
触った感じも結構劣化してそうでした。
新しいものに交換しちゃいましょう!
新しいガスケットを取り付けたら便器とタンクを元に戻します。
便器とタンクを元に戻したらタンクに水を溜めます。
さあ!ここからが大事な作業です!
タンクに水が溜まったら何度も水を流して水が漏れてくるかどうか確認します。
何度も何度もしつこく水を流して確認しましたが、水が漏れてくることはありませんでした。
ふぅ。やはりガスケットが原因だったようです。
判断が間違ってなくてよかったです。
水漏れが無事に直ったのでこれにて作業完了です!
作業後
作業後はお客様にも確認してもらいました。
「水を流しても床が濡れなくなりましたね。家が傷んだらどうしようと思っていたので安心しました。ありがとうございました!」と大変喜んでもらえました。
木が濡れすぎると腐っちゃいそうで怖いですもんね。
無事に水漏れが直ってよかったよかったです!
ちなみになんですけど、今回の便器はアメリカンスタンダードのものでした。
弊社にいる職人に聞いてみるとアメリカンスタンダードはバブル期によく設置されていたものだそうです。
そのことを考えると約30年前の便器ってことになります。
約30年前ということを考えるとガスケットが劣化していてもおかしくはありませんね。
便器自体は陶器なので割れるまで使えますが、その他の部品は劣化してトラブルの原因になっちゃいます。
長く使うと普段原因にならないところも水漏れの原因になっちゃいますよね。
今回のように床が濡れていて便器の使用期間が長い場合はガスケットの劣化も疑ってみてくださいね!
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約45分、現場確認及び作業時間が約1時間かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+便器脱着作業29700円=合計33000円です。
※材料代は当時の価格です。