お風呂の排水口から水が溢れてくる?排水の流れが悪い症状をラバーカップを使って直す方法を解説します!

2025年4月15日

この記事ではお風呂の排水が詰った際のラバーカップを使った修理方法について解説しています。

今回の症状は「お風呂に入っていると水が流れずに足元まで水位が上がってくる。流れるまで時間がかかります。」とのことでした。

実際に伺ったお客様宅での作業風景と共に解説していきますので、似たような症状でお困りの方は是非最後までお読みいただき参考にしていただけますと幸いです。

それではまずは原因について調査していきましょう!

※修理方法を教えて欲しいというお電話が増えておりますが、電話は修理受付窓口に繋がりますので修理方法についてはお伝えしておりません。

※ご自身で修理が難しい場合はお近くの水道修理業者までご依頼ください。

ラバーカップを使ってお風呂の排水詰まりを修理する前に現場調査

現場に到着後、お風呂の中を見せてもらいました。

現場のお風呂

このお風呂の排水の流れが悪いようなので水を流して確認します。

水を流した

排水口に直接水を流してもよかったのですが、浴槽の排水がこの排水口の上から流れてくるようだったので浴槽に水を流しました。

直接水を流したときに床が濡れて足が濡れるかもと思ったことは秘密です(笑)

排水口

水を流していると

溢れてきた

排水口から水が溢れてきました。

結構すぐに溢れてきたので結構近いところで詰まっているようです。

また、ゴミ取りのネットが取り付けられていましたが、ここが目詰まりしているようには見えなかったのでこれが原因ではなさそうです。

すぐに溢れてきたこと、お風呂であることを考えると恐らく原因は髪の毛や石鹸カスなどだと思われました。

そしてすぐに溢れてきたということは排水管の方で詰まっているわけではないと判断できるので高圧洗浄機を使った洗管でなくても解消できると判断しました。

ということで今回はラバーカップを使って詰まりを解消していきます!

次項からラバーカップを使ったお風呂の排水詰まりを修理する方法について解説していきます。

是非最後までご覧ください!

※次項をお読みになってもわかりにくい場合はラバーカップの使い方を詳しく解説したブログを下記にリンクしていますのでそちらもお読みください。

・ラバーカップ(スッポン)の正しい使い方を解説します【つまりはこれで直せる】

ラバーカップを使ってお風呂の排水詰まりを修理する方法

それではラバーカップを使ったお風呂の排水詰まりの修理方法について解説します。

まずは排水口の中にある部品を全て取り外します。

部品を全て取り外した

ここの部分は基本置いてある状態かネジで固定しているだけなので引っ張るか反時計回りに回せば取り外せます。

部品を取り外したら水がある程度溢れている状態になるまで水を流します。

上の画像のような状態になっていれば大丈夫です。

※溢れている水の量が少ないと上手く力が加わらないので水位は高い方がいいです。

水位がしっかりと上がったらラバーカップを排水口にセットします。

排水口にラバーカップをセット

ラバーカップが排水口にぴったりと当たったらグッと垂直に押し当てます。

押し当てる

しっかりと押し当てたら「グッ」と詰まっているものを引っ張るようなイメージでラバーカップを引っ張ります。

この時に引っ張りすぎるとラバーカップが接地面から外れてしまい、水が飛び散ってしまうので注意です。

引っ張る

この「押し込む」と「引っ張る」を何度も繰り返します。

ラバーカップ使い方で結構勘違いしがちなのですが、「押し込む」ことで詰まりを押し出すと勘違いされる場合があります。

しかし、ラバーカップは「引っ張る」ことで詰まっているものを動かして詰まっているものを流していく道具です。

なので、「押し込む」ことを重視して力を加えるのではなく、「引っ張る」ときに力を加えてください。

「押し込む」ときは軽くでも構いません。

何度か「押し込む」と「引っ張る」を繰り返していると感覚が軽くなると思います。

そのタイミングで一度ラバーカップを外します。

ラバーカップを外した

このときにまだ水位が高い場合は再度同じようにラバーカップを使ってください。

水が流れていった場合は確認の為に蛇口から水を出します。

水を流したら水位が上がってきた

水を流しても水位が上がってこない場合は無事に詰まり解消です。

お疲れさまでした!

今回の現場の画像のように流れてはいるけど流れが悪く、水位が上がってくるようでしたら再度ラバーカップを使っていきます。

このとき蛇口からの水を止めると水位が下がってしまうので水位を上げておく意味で蛇口からの水は出しっぱなしでいきます。

再度ラバーカップを使って詰まり修理作業

再度ラバーカップを使った修理作業をした後もラバーカップを外して水の流れを見ます。

水が流れている

蛇口からの水が問題なく流れているようでしたら排水口の部品を元に戻して再度水の流れを見ます。

元に戻した
正常に水が流れている

部品を元に戻した状態で水を流しても溢れてこなければ無事に詰まりが解消されています。

お疲れさまでした!

まだ水が溢れてくる場合はまだ詰まりが解消されていないので再度ラバーカップを使って詰まり修理をしてみてください。

※上の画像は水位が上がっているように見えますがゴミ取りのネットが邪魔をしているだけで、詰まっているわけではありません。

ラバーカップを使ってお風呂の排水詰まりを修理後

最後までお読みいただきありがとうございます。

筆者なりにわかりやすく修理方法について解説しましたがいかがでしたでしょうか?

同じような症状でお困りの方のお役に立てるように記事を書きましたので、参考にしていただければ幸いです。

もしわかりにくい部分などがあるようでしたら似たような記事を書かれている他のサイトもあると思いますので、そちらも参考していただけますと幸いです。

また、誰にでもわかるようにこの記事は書きましたが、それでもご自身で修理するのに不安がある方は水道修理業者にご依頼ください。

対応地域は限られていますが、弊社も水道修理業者ですので対応エリア内であれば修理いたしますのでご連絡いただければと思います。



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店長 葛西 代表
合同会社レオンメンテナンス代表の葛西です。 水回りのトラブルに役立つ解説を書いています。 是非ご参考ください!
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