トイレの水が流れっぱなしになっている?TCF9032LEの排水弁とダイヤフラムを交換しました【尼崎市でのトイレ水漏れ修理】

2024年9月16日

尼崎市西立花町でトイレの水漏れ修理のご依頼がありました。

ご依頼内容ですが「トイレの水が流れっぱなしになりました。止水栓を閉めてタンクの中を見るとボールタップ?のところに何かが引っかかっていました。これが何かはわかりませんが、修理をお願いしたいです。」とのことでした。

ご依頼内容を解読するとボールタップのところに何かが引っかかって給水しっぱなしになっていたってことだと思われますね。

さて何が引っかかっていたんでしょうね?

これは実際に見てみないとです!

それでは現場に急行して確認しましょう!

トイレの水が流れっぱなしになっている現場に到着

現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。

現場のトイレ
便器の中

現場のトイレは止水栓が閉められているので到着時水漏れはありませんでした。

次はタンクの中を確認します。

タンクの中

タンクの中はお客様が引っかかったものを動かした後とのことなので、ボールタップに何か引っかかっていることはありませんでした。

その引っかかっていたものをお客様に聞いてみると

引っかかっていたもの

排水弁のチェーンに付いている玉がボールタップのところに引っかかっていたようです。

当時の状況を詳しく聞くとボールタップ浮き球のところに乗っかる形で給水しっぱなしになっていたようです。

なるほど。

それだと水が流れっぱなしになりますよね。

で、このチェーンに付いている玉ですが、本来は今回の現場のように浮いているものではありません。

排水弁と繋がっていてタンクの底の方にあります。

なので、今回はチェーンが切れてしまったことが原因のようですね。

トイレの使用年数を聞いてみると結構な使用年数だったので、パッキンも劣化しているでしょうから排水弁ごと交換します。

それと同時にお客様からダイヤフラムも交換希望がありましたので、ダイヤフラムも交換します。

ちなみに今回のタンク品番は

タンク品番

TOTO製のウォシュレット一体形便器のTCF9032LEでした。

TCF9032LEの排水弁とダイヤフラムの交換作業

それでは作業開始です!

まずはタンクの中の水を抜きます。

水を抜いた

タンクの中の水が抜けたら排水弁を取り外します。

排水弁の取り外し

排水弁を取り外したらパッキンを確認します。

底のパッキン
上のパッキン

今回は排水弁ごと交換するので確認する必要はないのですが、癖で確認してしまいます(笑)

パッキンを確認してみると結構劣化していました。

表面がケバケバザラザラしていたらかなり劣化している証拠です。

排水弁を取り外したらタンクの底の排水口を綺麗にします。

タンクの底
綺麗にした

パッキンが接するところにゴム片や汚れが残っていると部品を交換しても水漏れすることがあります。

そうなるともう一度作業をやり直さないといけないので、横着せずに丁寧に作業していきます。

排水口を綺麗にしたら新しい排水弁を取り付けます。

新しい排水弁
取り付け後

排水弁の交換ができたら次はダイヤフラムを交換していきます。

ダイヤフラムの取り外し

ダイヤフラムを取り外したらちょっとだけ通水します。

通水

写真ではわかりにくいですが、ちょっとだけ通水してボールタップの中に残っているゴミを出しています。

これも排水弁のときと理由は一緒です。

ゴミが残っていると水漏れすることがありますので、ここでも丁寧に作業していきます。

ゴミを出したら新しいダイヤフラムを取り付けます。

新しいダイヤフラム
交換作業後

交換作業が終わったらタンクの蓋を乗せて通水します。

通水

タンクの中に水が溜まったら排水して使用に問題がないか確認します。

今回は排水弁ごと交換しているのでレバーの動きや排水に問題が出る可能性がありました。

なので何度か水を流して問題がないか確認しましたが、特に問題はありませんでした。

次はタンクの中に水を溜めて給水が止まったら便器の中を確認します。

便器の中

数分間便器の中を見て水漏れがないかしっかりと確認します。

しつこく確認しましたが、特に水漏れはありませんでした。

ふぅ。

これにて作業完了です!

TCF9032LEの排水弁とダイヤフラムの交換作業後

作業後はお客様にも確認していただき、現場を離れました。

今回のチェーンは下の方で切れていましたが、結構珍しいですね。

よく見るのは上の方が切れていて、レバーを回しても水が流れないってパターンなんですよ。

なので、下の方で切れているのはあまり見ないですね。

それでですね、このチェーンが切れるのはそんなに珍しいことではないんですけど、たまにチェーンだけ新しいのに交換して欲しいって方がいらっしゃるんですね。

別にそれでも弊社はいいんですけど、この記事を見てもらったらわかる通りチェーンが切れるってことは他の箇所も劣化している時期ってことなんですね。

なので、チェーンだけ交換してもすぐどこかから水漏れしたりするんであまりおすすめはしていません。

まあちゃんと説明したら皆さん納得されるんで排水弁ごと交換するんですけどね(笑)

この記事をお読みの皆様もチェーンが切れたりしたら他の箇所も劣化していると思っていただいていいので、ついでに交換できるところは交換してあげてくださいね!

今回の作業内容の料金と時間について

今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。

まずは時間について

現場到着まで約20分、現場確認及び作業時間が約30分かかっています。

次に料金(税込)について

出張費3300円+タンク内部部品交換(タンク脱着無し)5500円+追加作業費(1ヶ所あたり)3300円+材料代4950円=合計17050円です。

※材料代は当時の価格です。

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店長 葛西 代表
合同会社レオンメンテナンス代表の葛西です。 水回りのトラブルに役立つ解説を書いています。 是非ご参考ください!
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