宝塚市山本台でトイレの修理依頼がありました。
ご依頼内容ですが「トイレの壁に掛けてあるリモコンの洗浄ボタンを押しても水が流れません。ウォシュレットは作動しています。ボタンを押すとタンクの中で何かが動いている音は聞こえます。調査と修理をお願いしたいです。」とのことでした。
おまかせください！
バッチリ解消しちゃいますよ！
症状的には色々と考えられますが、現場を見てみないことには原因はわからない症状ですので実際に現場を見に行きましょう！
目次
トイレのリモコンのボタンを押しても水が流れない症状の現場に到着
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。
なるほど。
トイレはタンクと便座が一体になっているタイプのものですね。
で、お客様が言っているリモコンが
これですね。
今回はウォシュレットも動作していますし、ボタンを押したら音がすると言っているのでリモコンの電池が切れているわけではないようです。
では、洗浄ボタンを押して確認してみましょう！
洗浄ボタンを押してみると、確かにタンクの中で動作音はしていましたが水は便器の中に流れてきませんでした。
なるほどなるほど。
となると原因はタンクの中にありそうです。
タンクの中を確認してみましょう！
タンクの中には水がたっぷりと入っていました。
水が入っているってことは水が流れる準備はできているってことですね。
てことは排水に原因がありそうです。
レバーと排水弁を繋いでいるチェーンを確認してみると切れていました。
これが原因ですね。
このチェーンが切れてしまうとレバーを回しても排水弁が動かないので、水が流れません。
つまり、レバーが空回りしている状態ってことです。
原因がわかったので後は修理するだけですね！
お客様に説明して作業にはいっていきましょう！
ちなみにですが、今回のタンク品番は
TOTO製のTCF9032LE（ウォシュレット一体形便座ZC1）でした。
TCF9032LEの排水弁を交換
それでは作業開始です！
今回はチェーンのみを交換するのではなく、排水弁ごと交換します。
理由は後程説明します。
まずは、タンクの中の水を抜きます。
水を抜くと浮力がなくなったので、チェーンが切れていることが鮮明に見えました。
次は浮き球を外して排水弁部を外します。
排水弁部を外したら排水口を綺麗にします。
部品を交換するときは設置する部分を綺麗にしておかないと後で不具合の原因になりますから、かなり丁寧に綺麗にしていきます。
排水口を綺麗にしたら新しい排水弁部を取り付けます。
部品の交換ができたら、タンクの蓋を元に戻して通水します。
タンクに水が溜まったら、リモコンのボタンを押して水が流れるか確認します。
大も小も流れたことを確認したら次は止水不良がないかどうか確認します。
部品を交換すると不具合が出ることがありますので、慎重に見ていきます。
数分間便器内を見ていましたが、特に水漏れはないようでした。
ふぅ。
これにて作業完了です！
作業後
作業後はお客様にも確認していただきました。
その時にお節介かもしれませんが、今後起こりうることについてお話しました。
結論から言いますと、最終的に便器を交換しなければいけない時期がきてしまいます。
これは一体形便器の宿命なのですが、部品の供給が終了してしまっているので、修理できないところがあるのでいつかは便器を交換しなければなりません。
なので、今回のように修理できるところは修理したらいいと思うのですが、あまり手をかけすぎるとかえって費用がかさんでしまうとも思います。
あ！忘れてしまうところでしたが、上でなぜ排水弁部ごと交換したのかについて説明しますね。
チェーンの交換だけでもよかったのですが、排水弁部を交換するのと費用的にそんなに差がなかったんですね。
チェーンが切れるほど使用しているということは排水弁から水漏れするのも時間の問題なので、今回はセットで交換しました。
細かく修理するとかえって高くついてしまいますからね。
今回のような症状でお悩みの方は是非排水弁ごと交換するのを検討してみてくださいね！
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約45分、現場確認及び作業時間が約30分かかっています。
次に料金（税込）について
出張費3300円+タンク内部部品交換（タンク脱着無し）5500円+材料代3850円＝合計12650円です。
※材料代は当時の価格です。
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