伊丹市千僧で浴室のサーモスタット混合水栓からお湯も水も出ない症状の修理依頼がありました。
ご依頼内容ですが、「お風呂の蛇口が急にお湯も水も出なくなりました。このままではお風呂が入れないので困っています。温度調整が付いているタイプなのですが、できるだけ早く修理してほしいのですが可能でしょうか?」とのことでした。
修理対応は可能ですけど、原因はなんでしょうかね?
多分ですけど、切換弁が故障している可能性が高いです。
まあ実際に触ってみて確かめてみないと正確にはわかりませんが…
ではでは、実際に現場を調査してみましょうか!
目次
お風呂の蛇口からお湯も水も出ない症状の現場に到着
現場に到着後、お風呂の中を見せてもらいました。
この蛇口からお湯も水も出ないとのことなので、レバーを操作して確認してみます。
レバーをカランで吐水するように操作しましたが、何も出てきませんでした。
ちなみにシャワーの方にもレバーを操作しましたが、何も出ませんでした。
カランからもシャワーからも出なかったので、次は関係ないと思いますが一応温度を調整してみることにしました。
カランの方にレバーを操作した状態で温度調整を触ってみましたが、何も出てきませんでした。
やはりこれは切換弁の故障が原因だと思われます。
ちなみに水栓品番ですが
KVKのKF800TLR2BMAでした。
※全く同じ品番ではないですが、見た目がほぼ同じなので参考としてリンクを貼っています。
ここまで色々といじってみましたが何も反応しないので、最後の確認をしようと思います。
蛇口本体を外して水が通っているのか調べてみます。
偏心管根元の止水栓を締めて、蛇口本体を外してから止水栓をちょっと緩めると水が出てきました。
ここまで問題なく水が通っていることは確認できたので、蛇口本体側に問題があることが確定しました。
お客様が希望するすぐに対応できる方法は蛇口本体の交換しかないので、お客様に説明しました。
それでいいとのことだったので、準備して作業にはいりました。
浴室サーモスタット混合水栓の交換作業
まずは、家全体の水を止めます。
水が止まったことを確認したら偏心管を外していきます。
偏心管が取り外せたら汚れを綺麗に取って、新しい偏心管を取り付けます。
新しい偏心管を取り付けたら、新しい蛇口本体を取り付けます。
新しい蛇口本体を取り付けできたら、水がちゃんと出るか確認します。
写真を撮るのを忘れていましたが、問題なく水とお湯が出ました。
問題解決ですね。
最後に接続箇所などの水漏れを確認します。
接続箇所は蛇口を交換した際にもっとも水漏れしやすい箇所なのでしつこいくらいに確認します。
何度も確認しましたが特に水漏れは確認できませんでした。
これにて作業完了です!
作業後
作業後はお客様にも確認していただきました。
「ちゃんとお湯が出るようになって嬉しいです!今日からお風呂に入れるので安心しました。ありがとうございました!」と大変喜んでもらえました。
今回は蛇口本体を交換したんですけど、その説明を前半で端折っていたのでここでしておこうと思います。
ちなみに蛇口交換前にお客様にはちゃんと説明しています。
なぜ今回蛇口本体を交換したのかですが、すぐに直してほしいというのがお客様の第一希望だったからです。
今回の蛇口は共通の部品(ケレップや三角パッキンなど)を使っておらず、品番ごとにある専用の部品を使って修理する必要があります。
専用の部品を用意するとなると早くても2、3日は待っていただかないといけません。
それではお客様の要望に応えることができません。
なのでお客様に説明して蛇口本体を交換しました。
ちなみに、今回は切換弁が故障していると思われるので未来的にこのタイミングで蛇口本体を交換したのは悪い判断ではないと思います。
この後、チラホラとあちこち壊れ始める時期ですから、ちょこちょこ修理するより本体ごと交換した方が安上がりですからね。
この記事をお読みの皆様も同じような症状が出た場合は蛇口本体の交換も検討してみてくださいね!
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約40分、現場確認及び作業時間が約45分かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+混合水栓交換作業費(壁付)9900円+材料代22000円=合計35200円です。
※材料代は当時の価格です。