「ちょっと前まであったかいお湯が出ていたはずなのに…」「なんだか最近お湯がぬるくない?」「シャワーがなかなかお湯にならないんだけど」とお困りではありませんか?
忙しい現代人にとってお風呂は癒しの時間です。
その癒しの時間にストレスを感じていては大変です。
この記事ではシャワーの温度が低い場合の原因を解説すると共にご自身でできる対処方法も解説します。
一刻も早く対処してストレスフリーの暖かいお風呂に戻しましょう!
目次
考えられる原因
ここでは「シャワーの温度が低い」考えられる原因について書いていきます。
一つ一つ確認してご自身の原因を探してみてください。
給湯器
給湯器が古いと燃焼効率が悪く、水を温めるまでに時間がかかったりします。
給湯器が古い場合は給湯器を新しいものに交換すると解消される可能性があります。
ただここで気を付けないといけないのは給湯器は大きければいいというわけではありません。
大きい給湯器だとその分燃焼するからすぐに温まるだろうと思ったらかえってお湯が出なかったなんてこともあります。
これは水圧が関係します。
給湯器は内部に水が通ることで燃焼のし始めるのですが、ある程度の水量がないと燃焼のスイッチが起動しません。
大きな給湯器は給水管も大きなものがついていることが多く、元々の配管を膨らませてつけていることもあります。
そうなると水圧が弱くなって燃焼がされなくなります。
このようなことが起きてしまうとなんのために大きな給湯器にしたのかわからなくなってしまうので、給湯器を交換するときは今ついているものと同じ大きさのものにするのが無難だと思います。
蛇口
ハンドルタイプやシングルレバータイプにはついていませんがサーモスタットタイプには温度調整機能がついています。
給湯器のリモコンとは別に温度調整ができるので便利な機能です。
サーモスタット混合水栓の場合はまず、温度調整の部分の設定温度が低い状態になっていないか確認してください。
仮に水が出るように設定してしまっている場合は給湯器の温度を上げても水しか出ません。
また、この温度調整機能が故障してしまうと出したい温度を蛇口から出すことができなくなってしまいます。
こうなってしまうと温度調整機能を交換するしか対処する方法はありません。
ただ、お風呂の蛇口から冷たい水しか出なくなってしまった場合、たいていの方は「給湯器が壊れた!」と思ってしまい、給湯器を交換してしまうようです。
もちろん蛇口が原因の場合は給湯器を交換しても解消されません。
蛇口が原因か給湯器が原因かを判別する方法があります。
それは、お風呂以外の蛇口からお湯を出すことです。
仮にキッチンの蛇口からはお湯が出るけれどもお風呂からは水しか出ないとするとこれはお風呂の蛇口が故障していると判断できます。
そうではなくキッチンもお風呂もどちらの蛇口からも水しか出ない場合は給湯器が原因です。
このような感じで原因を探ってみてください。
シャワーヘッド
これは稀ですが、シャワーヘッドが原因でシャワーからお湯が出ないことがあります。
最近のシャワーヘッドは結構節水型のものが多いと思います。
この節水型のシャワーヘッドに付け替えたことでお湯が出なくなることがあります。
シャワーヘッドを節水型に変えると水量が少なくなってしまい、給湯器の中を通る水の量も減ってしまいます。
こうなると給湯器の点火スイッチが起動せず、ずっと水が出てくるといった状態になってしまいます。
シャワーから水しか出ないという方は一度カランからお湯を出してみて確認してください。
カランからお湯が出るようでしたらシャワーヘッドが原因で間違いありません。
また、節水型に交換していないのにシャワーから水しか出ないという方はシャワーヘッドが古いかどうか確認してください。
古いシャワーヘッドはカルキや汚れなどが目詰まりして水量が少なくなっている可能性があります。
古いようでしたら水量が多い新しいシャワーヘッドに交換すると解消するはずです。
水温
給湯器の設定温度ってどんなイメージがありますでしょうか?
40度と設定すると40度のお湯が出ると思っていませんか?
あれは40度に設定するとこれくらいの火の強さで水を温めますよといった数字です。
なので夏場の40度と冬場の40度では出てくるお湯の温度が違います。
夏場はぬるい水が熱せられて出てきますし、冬場は冷たい水が熱せられて出てきます。
つまり、年中同じ温度のお湯にしたければ夏から冬に向けて設定温度を上げていくしかありません。
夏場と同じ設定温度で冬場使っていて「なんだか最近ぬるいな」と思っている方は設定温度を上げてみてください。
お湯の同時使用
お風呂でお湯を使っているときにキッチンや洗面でお湯を同時使用した場合、お湯の温度が下がる可能性があります。
これは給湯器の中を通る水の速さが早くなるので起こる現象です。
給湯器の中を水が早く通ってしまうと十分に熱せられずに蛇口から出てきます。
設定温度を上げていても早く通ってしまってはどうしようもありません。
同時使用している場合は一度やめてみて確認してみましょう。
ご自身でできる対処方法
ここからは考えられる原因の中からご自身でできる対処方法について書いていきます。
給湯器はガスの部門も関係していきますのでここでは給湯器について触れていません。
給湯器が原因で給湯器を交換出来る方はご自身で交換されたらいいと思います。
蛇口本体の交換
蛇口が原因でお湯が出ない場合、解消方法としては「蛇口の部品交換」か「蛇口本体の交換」しかありません。
しかし、蛇口の部品交換はあまりおすすめできません。
理由としては、色々と工具がいること、部品が固着している、他の箇所も故障する時期、蛇口内部が汚れている、です。
まず蛇口が故障する頃には部品が内部で固着して取れなくなっています。
部品交換をしようと部品や工具を用意したものの、部品が固着して取れなければお金の無駄遣いです。
あと、他にも切替弁や各部のパッキンが悪くなる時期でもありますし、長年使っていれば蛇口の内部も汚れていますので出てくる水は綺麗とは言えません。
以上のことから蛇口本体の交換をする方がいいと思います。
部品をちょこちょこと交換するよりも、蛇口本体の方が安かったりするので金銭的にもおすすめです。
交換方法は下に動画を貼っていますのでそちらをご覧ください。
※作業中に固すぎるな、奥の配管も一緒に動いているな、等の違和感を感じた場合はすぐに作業をやめてください。
配管が折れることがあるのでおかしいと思ったらすぐに修理業者に依頼してください。
シャワーヘッドの交換
シャワーヘッドが原因でお湯が出ない場合は水量が多いシャワーヘッドを交換しましょう。
しかし、それでは水道代やガス代が気になるところですよね。
そこでおすすめなのが、ストッパー付きのシャワーヘッドです。
水量は通常のシャワーヘッドと一緒なのですが、ストッパーが付いているのでシャワーヘッドのボタンを押すと水が止まる仕組みになっているものがあります。
これだと洗髪中や体を洗っている間などのお湯が必要ないときに止めて節水になります。
交換方法は交換するシャワーヘッドの裏に書いていますのでそちらをご覧ください。
稀に既設のシャワーホースと合わないことがあります。
そんなときに備えてシャワーヘッドとホースがセットで売られているものがあるのでそちらを購入されることをおすすめします。
まとめ
シャワーの温度が低い場合やお湯が出ない場合はまず何が原因なのか探るようにしてみましょう。
全て給湯器が原因ではないので丁寧に探せば修理費用が安く済むかもしれませんよ。
原因がわかればあとは直すだけです。
一度はご自身でされてみるのもいいですし、無理だと思われるなら初めから業者に依頼するのもいいと思います。
おすすめは一度チャレンジしてみてだめだったら業者に依頼する方法です。
まずはご自身でやってみることが大事ですよ!