「排水管がつまって困った…」「業者に依頼すると高いから嫌だな…」とお困りの方は多いと思います。
この記事では水道修理のプロである私がご自身で排水管のつまりを解消するワイヤーの使い方をお教えします。
ホームセンターには売られているけど使い方がわからないと思われている方もいると思います。
この記事では写真付きで使い方の解説をしています。
是非最後までお読みになってご自身でつまりを解消してみてください!
目次
ワイヤーを使って排水管つまりを解消する方法
ここからは用意するものやワイヤーの正しい使い方などを解説していきます。
つまったからといって焦って作業をしていまっては後が大変です。
まずは冷静になって準備することが大事です。
使用するワイヤー
ホームセンターやインターネットショッピングなどでワイヤーは複数売られています。
その中で安いからと選んでしまっては「安物買いの銭失い」になりかねません。
ちょっと高いかもしれませんが、せっかくお金を出して買うのですからちゃんとつまりが解消されるものを選びましょう。
私が個人的におすすめする道具はワイヤーの先端を回しやすいものです。
写真のように後ろ側にレバーがついていて、そのレバーを回すことでワイヤーの先が回るようになっているものがいいです。
なぜワイヤーの先が回る方がいいかと言うとワイヤーの先が回ることで排水管の奥に進めるからです。
ワイヤーを排水管に入れていくと必ずエルボなどの曲がり角が当たってしまい進まなくなります。
その時にレバーを回すことで奥に進むことができます。
また、つまりの原因に当たったときもレバーを回すことでつまりの原因を削ることができます。
用意するもの
まずは用意するもののリストを書いていきます。
・ワイヤー
・タオル
・キッチンペーパー
・ビニール袋(ゴミ袋)
・ビニール手袋
色々調べてみた結果ですが、ワイヤーはSANEIさんの「PR802S-5」がいいと思います。
・【参考サイト】SANEI メンテナンス用品 パイプクリーナーPR802S-5
このワイヤーはレバーがついているのでとても使用しやすいと思います。
また値段もそこまで高いものではないので、リーズナブルでいいと思います。
ホームセンターに売っていればいいですが、なければネットショップで「PR802S-5」と検索して購入してみてください。
これじゃなくても、似たような機能のものでも大丈夫ですよ!
ワイヤーの正しい使い方
ここではキッチンをモデルに使い方を紹介しています。
キッチンシンクの上から作業する場合は、まず椀トラップを取ります。
椀トラップがない場合はそのままで大丈夫です。
椀トラップを外すと排水口の中に排水管に繋がっている口が見えます。
その口にワイヤーを入れていきます。
ワイヤーを排水管に入れたらどんどん奥まで入れていきます。
奥まで入れていくとどこかでそれ以上はいらない(壁に当たっているような感覚)ところに当たります。
当たったらワイヤーを固定するネジを締めます。
ネジを固定したらレバーを回していきます。
回す方向はどちらでもいいですが、私はいつも時計回りに回しています。
あとこの時ただレバーを回せばいいわけではありません。
しっかりとワイヤーを押し込みながらレバーを回してください。
一人でするのが大変な場合は誰かにお願いしましょう。
レバーを回す人とワイヤーを奥に押し込む人に役割分担すればかなり楽になりますよ。
シンクの下で作業をする
キッチンシンクの上から作業するとどうしても奥に進まないということがあります。
初めの曲がりの部分や蛇腹ホースが邪魔をすることがあります。
そんなときはシンクの下で作業をしましょう。
排水管が直でトラップに繋がっている場合は、だいたい掃除口がついています。
この掃除口を外してワイヤーを入れていくとすんなり奥に入ると思います。
ただ、掃除口を開けると水が出てくると思いますので下にタオルを引いておきましょう。
キッチンシンク下が蛇腹ホースだった場合は、蛇腹ホースを引き抜いてください。
抜けた先に排水管がありますので、そこからワイヤーを入れていってください。
ワイヤー使用後の処置
つまりが解消されたらワイヤーを戻していきましょう。
この時にそのまま戻すとワイヤーがかなり汚れているのであまり衛生的によくありません。
なのでキッチンペーパーで拭きながら戻していきましょう。
ある程度拭いたら新しいキッチンペーパーを使って拭いてを繰り返してください。
そして、時間があるときにワイヤーをもう一度出して水で掃除してあげてください。
一回使っただけで捨てるのはもったいないですから、大事に使いましょう。
その時にスプレーの油を振りかけましょう。
ワイヤーはそのままだと錆びるので油を塗ることで何度も使えます。
まとめ
ご自身でつまりをワイヤーで解消しようと思われている方はまず冷静になって用意をしましょう。
しっかりと準備をすることで問題なくつまりを解消することができます。
準備ができたら、つまりをワイヤーを使ってつまりを解消しましょう。
つまりが解消されたらワイヤーを抜いてきれいに掃除して戻してあげましょう。
きれいに使うことで何度も使用することができますよ。
もし、ご自身でワイヤー作業をしたけどつまりが解消されない場合は水道修理業者に依頼しましょう。