今回は水道修理料金の内訳について書いていきます。
水道修理業者は基本的に基本料金をトップ画像や料金表などに表示していると思います。
お客様の中には基本料金だけで作業してくれると思っている方がいます。
ですので今回はそんな複雑な料金について皆様に知っていただければと思いこのブログを書いています。
また、水道修理って高いよねって思われる方も多いと思います。
なぜ高いのかそれも書いていきます。
目次
料金の内訳
水道修理の料金について書いていきます。
複雑な料金体系をしているので表示金額のみで選ぼうとされている方は必ず読んでください。
少しはお役にたてるかと思います。
基本料金とは
基本料金とは最低かかる費用です。
ですのでそれだけで修理してもらえるわけではありません。
軽微な作業であれば基本料金のみでやってくれるところもあります。
基本料金が合計費用のように見えるサイトもありますが、そうであるかどうかはサイト内をくまなく確認する必要があります。
作業費とは
作業費とは名前の通り修理内容によってかかる作業費用のことです。
軽微な修理であれば作業費は安いですし、工事のような大変な修理の場合は作業費ももちろん高くなります。
例えば、トイレが詰って水が流れない状態だとします。
このとき、薬剤やローポンプでトイレの詰まりが解消されれば軽微な作業ですので、作業費は安いです。
しかし、便器脱着や高圧洗浄などをしなければ解消できない場合は大変な作業が必要ですので、作業費が高いです。
同じ「トイレが詰った」症状でも作業内容が変われば作業費は変わってきます。
材料費とは
材料費とは名前の通りです。
修理の内容次第では部品交換が必要になってきます。
その際に発生する費用です。
材料費は修理業者によってまちまちで、定価のところもあれば定価より割引された値段のところもあります。
これは仕入れている材料屋さんからの仕入れ値によって変わってきますので、修理業者によってさまざまです。
出張費とは
そのままの意味で、お客様宅に訪問した際に発生する料金です。
今では出張費無料のところが多く、出張費を取る業者は少なくなってきました。
出張費を取るところは高いイメージをお持ちの方は多いと思いますが、実際にはそうでない場合がほとんどです。
出張費を取っているから料金が高くなるわけではなく、出張費を取っている分、作業費などが安い場合が結構あります。
一概に「出張費があるからこの業者はやめよう」とはならないでください。
修理で一番大事なのは「トータルの費用」だと思います。
例えばですが、出張費を取らないところの費用が8000円だったとします。
同じ作業を出張費を取る業者がやった場合、出張費3000円、作業費5000円だったらどうでしょうか?
トータルの費用は一緒です。
出張費を取る業者がなぜ出張費を請求するのか、その理由として「出張費をすべてのお客様から頂くことで料金を安くするため」があります。
出張費をいただかない場合、訪問して修理しなかった分の料金を他のお客様方の料金に上乗せしなければ経営が成り立ちません。
出張費は見積りのみ希望の方にとってはデメリットですが、修理をすぐにして欲しい方からするとメリットがあります。
見積もり費
これもそのままで、見積もりをした際に発生する費用です。
見積もり費はほとんどの業者が無料になっているので、特に注意する必要がありません。
上記をふまえて
上記をふまえてですが、修理代金とは基本料金+作業費+(材料費)+(出張費)+(見積もり費)です。
これはどの水道修理業者もほぼ一緒です。
※上記以上に細かく別れている場合もあります。
ここまでお読みになっていただければ、水道修理にかかる費用の内訳がだいたいわかっていただけたと思います。
ここからは費用の内訳についてわかった上でどのように修理業者を選べばいいのかについて書いていきます。
じゃあどの修理業者を選べばいいの?
ではどのように業者を選べばいいの?ってところですが、正直運もあるかと思います。
ホームページを一生懸命読んでもどんな人が来るか、本当の料金はどれくらいなのか、などわからない部分もあります。
ですが判断材料としては色々あります。
1.料金表示
上で料金について色々と書いていますが、その料金の表示方法はかなり重要な判断基準になります。
基本料金のみで選んでしまうと、最終的なトータルの修理料金は作業員が来てからでないとわかりません。
ですが全て込み(材料費は除く)の料金や作業費を正確にサイトに掲載しているところは、サイトを見るだけでだいたいの料金はわかります。
確かに修理なので実際に現場で見てみないと正確な料金はわかりません。
それはどこの業者も一緒ですが、「どの作業をすればこの料金になる」と明確に決まっているのはどこも一緒です。
なので料金を業者に聞いたときに「見てみないとわからない」「やってみないとわからない」というのは本音ですが、「その症状だと〇〇の作業をして〇〇円」「これかこれの作業が必要だと思うから〇〇円か〇〇円」「○○円~○○円くらいはかかると予想されます」などと教えてくれるところは安心感があります。
確かに高く聞こえるかもしれませんが、それが「トータルの費用」です。
2.会社規模
会社規模によっては色々と経費がかかることがあります。
経費がかかるようになれば、その分お客様に請求する料金を高くするしかないです。
下記「a.」「b.」「c.」に料金が高くなる要因について書いています。
a.オペレーターの有無
オペレーターがいれば、丁寧な対応と安心感のある声、スムーズなナビゲートで安心できます。
しかし、その安心感は料金に上乗せされています。
オペレーターを雇うということは、そこに人件費がかかってきます。
1人あたり最低でも月20万円は給料が発生しています。
福利厚生などをいれると30万円は超えるかもしれません。
そのオペレーターの人達のお給料は現場の作業員が稼いでいます。
なので会社規模によっては、「現場の作業員」「オペレーター」「事務員」「管理職」「取締役」「社長」「会社」の給料を稼がないといけません。
ただ、その分安心感があります。
小さな会社だと社長が事務や電話番をやっていたりするので、「現場の作業員」「社長」「会社」の給料を稼げばいいのです。
b.対応エリア
対応エリアが広くても料金に関係ないじゃないと思われるかもしれません。
確かに作業員が増えて依頼件数もその分増えるので、一見そう見えるかもしれません。
しかし作業員(依頼件数)が増えるとその分オペレーターや事務員が必要となります。
そしてそこまでの会社規模となると管理職も必要になります。
そうなれば「a.」のところで書いていることと一緒ですが現場の作業員が会社の社内で働いている人の分まで稼いでこないといけません。
対応エリアが狭ければ小さな会社なので1人でやっていたり数人でやっているので、人件費もあまりかからず料金も安くできます。
c.業務提携
水道修理業者では「現場の作業員」と業務提携を結んでいるところがあります。
対応エリアが広くなると自社の社員ではまかないきれず、作業員不足に陥ります。
そこで作業員が不足しているエリアに募集をかけて、外部委託(外注)する形でまかないます。
例えばA社が仕事を受注したとします。
本来であれば自社の社員に作業してもらうのですが、そのエリアには自社の社員がいないとします。
するとそのエリアの業務提携しているB社に連絡を取って、「こんな仕事があるけどどう?」と仕事が入ります。
その後はB社がお客様宅に伺い、作業をして作業料金をいただきます。
B社は作業をしたので作業料金をもらえるのは当然です。
ただ、A社はボランティアじゃないので、お金をもらわないといけません。
なのでB社から手数料をもらいます。
この手数料分もお客様に負担してもらわないといけないのです。
3.会社情報
会社のホームページには会社概要があります。
この会社概要には代表者名や住所、連絡先など会社について色々なことが書かれています。
もし、この「会社概要」がないホームページや内容が薄い場合は避けた方が無難だと思われます。
4.人柄
ここが一番むずかしいところですが、人柄は重要だと思います。
実際にきた作業員が現場の状況を判断して、どの作業をすれば直るのかを判断しますから、人柄は大事な要素です。
なので事前に、どんな人が来るのか、どんな人が会社を運営しているのかは知っておきたいところです。
そこを判断出来るのがブログです。
全ての会社ではないですが、ブログをやっているところは結構あります。
ブログを書いている人が誰かにもよりますが、文を見ればその人のことがだいたいわかりますよね。
この人言葉遣いとか丁寧に仕事する人なんだなとか、色んな情報がそこから入ってきます。
是非ブログは判断材料の一つとして使ってみてください。
なんで水道修理って高いの?
長々と料金について書いてきましたが、そもそもなんで水道修理が高いのかの説明をしていきます。
作業自体は30分とか1時間なのに…高すぎるよ…って思われてますよね?
確かに作業自体は早く終わってしまうかもしれません。
ですが、お客様宅に向かう時間、会社に帰る時間、道具を掃除する時間、材料を用意する時間も必要になってきます。
そんなの客してみたら関係ないよ!って思われるかもしれませんが、この「時間」も仕事なのです。
その「時間」はお客様のためだけに使った時間なのです。
※時間以外にも技術料や燃料代、交通費、工具の維持費など色々かかっています。
わかりやすくここでピザ屋さんのお話をします。
宅配ピザをピザ屋さんの店舗まで買いに行ったら1000円くらいですよね。
でも宅配ピザで家に届けてもらうと4000円くらいですよね。
この差はピザを作って、お客様宅に運んで、店舗に帰るのに必要な人件費です。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事を読まれている方は焦らず慎重に業者を探してください。
業者の選ぶ基準は、それぞれですからご自身にあった業者を選んでください。
この記事が皆様のお役に立つことを願っております。
それではまた更新しますね。