西宮市社家町で漏水調査・修理のご依頼がありました。
ご依頼内容ですが「一軒家の床下で水漏れしています。他の水道修理業者に見てもらったら銅管から漏水していて十数万円費用がかかると言われた。そんなに払えないので安くできないですか?漏れている箇所だけ直したらもう少し安く直せないですか?」とのことでした。
電話でよくこのようなことを言われます。
緊急なので緊急対応をしてくれる業者に依頼したら高いことを言われて不安になるお気持ちはよくわかります。
しかし、現場を見ていないので電話で見積もりをしてくれと言われても…なんですよね。
なので聞いて下さるのは結構なのですが、お見積りはできません。
あまりにしつこく聞いてくる方には過去こんな感じで作業をしていくらでしたよとかは言いますけど正直参考にはなりません。
ということで今回のお客様にも電話では見積もりできないことと参考にならない話をして、納得してもらってから現場に向かいました。
目次
床下で銅管から水漏れしている現場を確認
現場に到着後、まずはお客様と状況についての話をしました。
「自分で見たわけではないので正確にはわからないのですが、キッチンの下で水漏れしていると思う。キッチンの方から音が聞こえるでしょう?あと洗面の方からも音が聞こえるので2箇所漏水しているかもしれないです。」とのことでした。
音的にはキッチンの方が大きかったのでそちらから見たかったのですが、点検口の下に物入があったので中身をお客様に取り出してもらっている間に洗面の方から漏水調査することにしました。
洗面の下の漏水調査
洗面台の前に立っていると「シャーッ」と明らかに水が漏れている音が聞こえてきました。
なので床にある点検口から床下を覗くことにしました。
洗面の床下を覗きましたが、ここには水漏れのあとがありませんでした。
ただ、水の漏れている音がかなり大きくなったのでこの床下で漏水していることは間違いありませんでした。
赤い矢印の配管が銅管(給湯管)です。
ここが原因だと思われたので触ってみるとやや振動していました。
ということはこの配管のどこかで水漏れしているということです。
そうこうしているうちにキッチンの下が覗けるようになったので次はキッチン側から見てみました。
キッチンの下の漏水調査
キッチンの床にある点検口から床下を見てみました。
写真ではわかりにくいですが、写真の奥に大きな水溜まりが出来ていました。
ということはその真上あたりが漏水箇所の可能性がありますね。
なのでまずは水を止めて保温材をめくって保温材に溜まっている水を出したいと思います。
保温材をめくったら通水して漏水している正確な箇所を特定します。
漏水していることをわかりやすくするためにアップで写真を撮っています。
漏水箇所は銅管の継手(エルボ)からでした。
銅管はどうしても経年劣化で穴があいてしまうのでこのような水漏れは仕方ありません。
漏水箇所がはっきりとわかったので、漏水修理していきましょう!
キッチン床下の漏水修理
まずは、止水して水を止めます。
止水を確認したら銅管を切っていきますが、出来るだけきれいなところで切ります。
曲がっていたり膨らんでいるところもあるので真っすぐできれいな表面の場所を選んで切ります。
銅管が切れたらあとは新しい配管を繋げるだけなのですが、今回は床下ということもあってはんだ付けはやめときました。
屋外で広かったらいいんですけど、床下は狭いし近くに木材やガス管もありますからね。
今回は違う方法(銅管からポリ管に変更)で修理しました。
そしてポリ管に変更するには少々短く切ってしまったので追加で銅管を切断して接続しました。
配管ができたら通水して、接続箇所から水漏れがないかをしっかりと確認します。
確認ができたら作業完了です!
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約40分、現場確認及び作業時間が約1時間かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+一部配管工事23100円+材料代6600円=合計33000円です。
※配管工事は現場の状況により作業費が多少変わります。