西宮市五月ケ丘でトイレの便器交換のご依頼がありました。
ご依頼内容ですが「トイレの水が止まらなくなりました。自分でタンクの中を見てみるとタンクの中の発泡スチロールが膨張していて、それが原因で水漏れしていました。今はテープで発泡スチロールを固定しているので水は止まっています。これだけが理由ではないですが、もう便器も古いので便器ごと交換して欲しいです。」とのことでした。
発泡スチロールの膨張ですか。
防露が膨張しているんですね。
承知いたしました！
とりあえず現場を確認してお客様のご要望等も聞いてみましょう！
目次
トイレタンク内の発泡スチロールが膨張して水が止まらない現場に到着
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。
このトイレのタンクの中が今回問題のようですのでタンクの中を確認します。
タンクの中を確認すると防露が膨張したり剥がれたりしていますね。
そして奥に布テープ？ガムテープ？のようなもので抑えているのが見えます。
お客様に聞いてみると奥の防露が押し出してきていてそれがボールタップの動きを邪魔していたことで水が流れっぱなしになっていたようです。
なので、テープで防露を抑えてとりあえずトイレを使えるようにしているそうです。
これは賢いですね！
そして、お客様がおっしゃるにはこの発泡スチロールとタンク（陶器部分）の間に水が溜まっているとのことでした。
確認してみると確かに水が入り込んで溜まっていました。
この状態でタンク外に水漏れしていないのであればこのまま使用することは可能だと思います。
ただ、もう便器も長年使っているから交換したいとお客様からご要望いただいていますので、便器交換で対応します。
お客様からどのような便器にするか、便座を既設のものを使用するのかなどを聞いて作業開始です！
ちなみに今回のタンク品番と便器品番ですが
TOTO製のS518BとC420でした。
便器交換作業
それでは作業開始です！
まずはタンクの水を抜きます。
水を抜いたら便座を取り外します。
今回はこの便座を再利用しますので、取り外した便座を綺麗にしておきます。
再利用する便座は数年前に交換したウォームレットなので、まだまだ使用可能でした。
使えるものは再利用しないとですね！
便座を外したらタンクを外します。
タンクを外したら次は便器を外します。
便器を外したらガスケットを外して、便器で隠れていた床を綺麗にします。
正直この汚れていた床にまた新しい便器が乗って隠れてしまうので綺麗にしてもわからないんですけどね（笑）
でも、ここはこのタイミングじゃないと綺麗にできませんから今やっとかないとです！
見えないところでも綺麗な方がいいですからね！
床を綺麗にしたらアジャスターを取り付けます。
アジャスター取り付けたら便器、タンク、便座の順番で取り付けていきます。
便器の交換ができたら水を流して、問題なく使用できるか、水漏れがないか確認します。
水は問題なく流れました。
あとは接続箇所などから水漏れがないか入念に確認します。
しつこく確認してみましたが、特にどこからも水漏れはありませんでした。
ふぅ。
よかったよかった。
これにて作業完了です！
便器交換作業後
作業後はお客様にも確認していただき、現場を離れました。
いやはや、この防露は問題ですね。
今回はTOTO製でしたが、INAX製のタンクでも同じようなことがあります。
こうなってしまうと使用されている方からすると不安でしょうがないですよね。
ちなみに今回は便器ごと交換しましたが、便器を交換しなくても使用することはできると思います。
特に今回のように発泡スチロールとタンクの間に水が入り込んでも水漏れしていないのであればいけると思います。
例えば今回のように膨張して内部部品の動きを邪魔しているのであれば突っ張り棒で膨張している部分を押してやってもいいでしょうし、カッターなどで膨張している部分を切って発砲ウレタンなどで防露してあげてもいいとおもいます。
やはり便器を交換するとなるとそれなりに費用がかかりますから、このような方法で対処してもいいと思います。
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