人が生活する上で必ず必要なものであるトイレ。
衛生的に生活できているのもトイレがあるおかげと言っても過言ではありません。
しかし、そのトイレにある便器はずっと使えるものなのでしょうか?
便器を交換せずにずっと使っていてもいいのでしょうか?
蛇口などのように寿命はないのでしょうか?
この記事では便器の寿命や交換のタイミングについて解説していきます。
是非最後までお読みください。
目次
寿命はあるの?
便器の寿命ですが、永遠ではありませんがかなり長く使えますので何事もなければ寿命はないと言ってもいいと思います。
しかし、便器は陶器でできていますので、割れてしまうとその時点で使用不可能になってしまいます。
物をぶつけたり、地震などで割れることもあります。
また、便器は陶器でできていると言っても、使用するには水を給水したり、タンクの中に留めたり、便器から水が漏れないようにする部品が必要です。
この部品はメーカーが作っていますが、メーカーが倒産したり、製造を中止してしまうと補修できなくなってしまいます。
共通部品を使用している便器は色んなメーカーが製造しているので、かなり長く製造し続けてくれますが、専用部品を使用している便器は突然部品の製造を止めてしまうことがあります。
なので、まとめると便器自体には寿命はありませんが、使用部品には寿命があり、その部品が製造中止になったり便器が割れると便器の使用ができなくなってしまいます。
現状問題がなければ便器を交換する必要はありません
メーカーや水道修理業者にトイレの水漏れなどで修理依頼をした際
「便器が古いから交換した方がいい」
と言われたことがある方いると思います。
「古くて部品がもうない」
と言われた方もいらっしゃると思います。
便器の交換を進められたときは一度時間をかけて調べたり考えてください。
トイレのタンクには品番が書かれています。
その品番で調べると部品がまだ製造しているかわかります。
便器も割れていない、部品も製造している、現状の便器で問題ないと思われる方は便器を交換する必要はありません。
便器を交換しなければいけないときもあるの?
便器も設備の一つですから、交換しなければいけないときもあります。
上にも書いていますが
・陶器が割れたとき
・部品供給が止まったとき
は、便器を交換しなければなりません。
また、便座一体型便器はタンクと便座が一体になっているものですが、こちらは便座(ウォシュレットやシャワートイレ)が故障した時、タンクと便座が一体になった部分を交換しなければなりません。
しかし、一体になった部分もいつまでも製造しているとは限りません。
製造が中止になってしまった場合は、便器ごと交換しなければなりません。
あと、便器の中に物を落として取り出せない場合も便器を交換しなければならないときもあります。
トイレから便器を外して、物を取り出そうとしても取れないときは便器を新しくする必要があります。
便器の交換を検討してもいいときもある?
便器の使用に現状問題ない場合でも便器の交換を検討してもいい場合があります。
それは
・節水したい場合
・掃除しても汚れが取れないとき
・リフォームするとき
です。
同居される家族が多いご家庭はトイレの使用回数も多いので水道代も高いと思います。
そんなときは節水型の便器に交換することで一回の水の使用量を抑えることができます。
昔の便器に比べ現在発売されている便器の水の使用量はかなり少なくなっています。
トイレを頻繁に使う場合は年間に数万円ほど水道代が変わります。
しかし、水の使用量が少ないことでデメリットとしてトイレが詰りやすいことがあげられます。
トイレをよく詰まらせてしまう方は節水型にされない方が良いと思います。
次に長年使用している便器は汚れやすかったりするので、便器を新しくされてもいいと思います。
最新のトイレは汚れにくいので掃除も楽です。
水道代や汚れにくいことに関してTOTOのカタログに詳細が載っていますのでよろしければそちらもご覧ください。
カタログの34ページ~39ページ書いてあります。
最後になりますが、最近はキッチンや洗面化粧台など一箇所だけリフォームすることが当たり前になってきました。
そのリフォームの際に、ついでにトイレのリフォームを検討されてもいいと思います。
上にも書いていますが、節水になったり掃除が楽になったりとメリットがあります。
また、やはり新しい物に交換すると気持ちがいいですから、その際に交換してもいいと思います。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
便器の寿命は特にありませんが、割れたり部品の供給が中止されると使用ができなくなりますのでそこが寿命だと考えていいと思います。
また、現状のトイレの使用に問題なければ古くても交換する必要はありません。
ただ、交換を検討してもいいタイミングはありますので現在の生活状況やお財布事情などから検討されてもいいと思います。