トイレのレバーを回しても水が流れない?タンク内部部品の劣化が原因でした【西宮市でのトイレ修理】

2023年8月28日

西宮市上大市でトイレのレバーを回しても水が流れないといった症状の修理依頼がありました。

ご依頼内容ですが「トイレのタンクの横についているレバーを回しても水が流れません。自分でタンクの中を触ったら流れるようにはなったのですが、何度かレバーを回すとまた流れなくなります。自分では修理できる気がしないので修理していただけないでしょうか?」とのことでした。

お客様ご自身でタンク内部を触ったらまた流れるようになったけど、何度かレバーを回すと流れなくなるですか…

症状的にはあんまり聞かないですね。

一体何が原因なんでしょうか?

今回は予想するのが難しいですね。

早速現場を確認して原因を探ってみましょう!

トイレのレバーを回しても水が流れない現場に到着

現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。

現場のトイレ

パッと見た感じは特に違和感はありませんね。

そら外から見ても違和感なんてあるわけないですよね(笑)

それでは早速タンクの中を見てみましょう!

タンクの中

この状態でレバーやチェーンを確認してみました。

ですが、レバーが壊れているわけでもチェーンが切れているわけでもありませんでした。

ん~なんで空回りするんでしょうか…

フロートゴム玉を確認しながらレバーを回してみましょうか。

フロートゴム玉
レバーを動かすとカップが動いた

レバーを何度か動かしているとフロートゴム玉が浮かずに上部にあるカップのみが動いていました。

しかもずれてるし…

これはカップとフロートゴム玉が外れている状態ってことですね。

なんで外れているんでしょうか?

ちょっと探ってみましょう!

手でカップやフロートゴム玉の付近を触って確認してみると2つを繋いでいる箇所が外れていました。

爪はしっかりとカップにハマっていたので、よくわからない現象ですね…

まあ考えられることとしてはフロートゴム玉の劣化で爪がしっかりと噛んでいない状態ってことですかね。

でもただ単に外れただけかもしれないので、一度現状のゴム玉を使って元とに戻してちゃんとレバーが動くか確認してみましょう!

元に戻してタンクに水を溜めて何度かレバーを動かして排水して確認しました。

すると、3回目でレバーがスカスカになって排水されないようになりました。

何度か同じ確認をしましたが、何度やってもレバーがスカスカになりました。

やはり部品を交換しないといけないようですね。

お客様に説明して作業をやっていきましょう!

ちなみにですが、タンク品番は

タンク品番

INAX製のDT-3810でした。

DT-3810のフロートゴム玉とダイヤフラムの交換作業

今回は内部部品を交換するのでダイヤフラムの交換もすることになりました。

フロートゴム玉を交換するときはダイヤフラムも交換した方が結果的に安上がりですからね。

なので、まずゴム玉を交換してレバーがちゃんと動作することを確認できたらダイヤフラムを交換することにします。

さて、作業ですがまずはタンクの中の水を抜いてからゴム玉を取り出します。

タンクの水を抜いた
劣化したフロートゴム玉

取り出した物を見てみるとかなり劣化しています。

やはりこれが原因っぽいですね。

新しいフロートゴム玉

新しいフロートゴム玉に交換してレバー操作がちゃんと正常になるのか確認します。

タンクに水を溜める

タンクに水が溜まったらレバーを動かして排水します。

排水

これを約10回ほど繰り返します。

ちょっとやりすぎでは?と思われるかもしれませんが、確認不足で症状が再発してしまってはお客様に申し訳ありませんからしつこいくらいに確認します。

何度も何度も確認しましたが、レバーがスカスカになることはなく、ちゃんと水を流せるようになりました。

よかったよかった。

これでお客様のお困り事は解消できましたね。

さあ、次はダイヤフラムを交換しましょう!

再度タンクの中の水を抜いてボールタップを分解します。

ボールタップの分解

ボールタップを分解したら内部にあるダイヤフラムを取り出します。

取り出したダイヤフラム

取り出したダイヤフラムを見てみるとやはりこれもかなり劣化してますね。

これはそのままにしていたら近いうちに水漏れしていたと思います。

やはりこのタイミングで一緒に交換して正解ですね。

劣化したダイヤフラムを取り出せたら、ボールタップの内部を綺麗にして新しいダイヤフラムを取り付けます。

新しいダイヤフラム
取り付け後

タンク内部部品の交換が終わったら蓋を元に戻して通水します。

通水

さて、ここからは水漏れがないかなどの最終確認です。

本当に稀ですけど、部品を交換するとかみ合わせが悪くなって水漏れすることがあります。

「交換したから大丈夫!」と油断して後でクレームになってはいけませんから、ここはしっかりと確認します。

水が止まった
便器側にも水が漏れていない

タンク内部など確認できるところはしつこく確認しました。

ですが、特に水漏れしてはいないようでした。

ふぅ。

安心安心。

これにて作業完了です!

作業後

作業後はお客様にも確認していただき、ちゃんとレバーの動作に問題がないことを見ていただきました。

本当に無事に解決できてよかったです。

多分今回のトイレの部品はかなり長持ちしているんでしょうね。

だから今回のような症状が出たんでしょうね。

基本今回のような症状が出る前に水漏れしてフロートゴム玉は交換しますもんね。

今回のようにタンク内部部品を交換したことがない方は同じような症状が出る可能性がありますから、もし症状が出たらフロートが原因かもしれませんから確認してみてくださいね!

今回の作業内容の料金と時間について

今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。

まずは時間について

現場到着まで約40分、現場確認及び作業時間が約45分かかっています。

次に料金(税込)について

出張費3300円+タンク内部部品交換(タンク脱着無し)5500円+追加作業費3300円+材料代2200円=合計14300円です。

※材料代は当時の価格です。

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