伊丹市荒牧南で洗面の排水栓を動かせなくなったと修理依頼がありました。
ご依頼内容ですが「洗面化粧台の排水栓を動かすボタンがあるのですが、それを押しても排水栓が動かなくなりました。これでは水が溜めれないので困っています。介護施設ですので一般の洗面化粧台ではないので特殊なものかもしれませんが修理対応できますでしょうか？」とのことでした。
介護施設ですか…
パブリックの洗面化粧台ですかね？
これは実際に見てみないと対応できるかわかりませんね…
現場で確認してみましょう！
目次
介護施設の洗面化粧台の排水栓が動かない現場に到着
現場に到着後、洗面化粧台を見せてもらいました。
車椅子のままでも使えるようになっています。
パブリック用ですね。
で、排水栓を動かすボタンですが、ポップアップを動かす棒のことでした。
確かに押しても引いても反応しませんね。
外れているだけかもしれませんね。
カバーを外して中を確認しましょう。
ポップアップのワイヤーが垂れていますね。
なんで外れているんでしょうか？
取付しているところも確認します。
ん？ネジの部分が割れているような…
なるほど。
取り付ける部分のネジが割れて外れたんですね。
で、その割れている部分はワイヤー側のナットの中に残っていますね。
これは色々と交換が必要ですね。
お客様に説明して作業していきましょう！
排水トラップ交換作業
今回のこの部分の修理作業ですが、部分的に部品が売っていませんでした。
ポップアップやワイヤーが一体になったセット売りになっていたので、それを交換して対応します！
まずは排水トラップとポップアップの棒を取り外していきます。
部品を取り外したら排水管など汚れている箇所を綺麗にして新しい部品を取り付けていきます。
新しい排水トラップを取り付けたら正常にポップアップが動くか確認します。
ポップアップの棒を押してちゃんと排水栓が動くか確認しましたが問題なく動きました。
最後に排水トラップの部分を触ったので水漏れがないか確認します。
排水トラップを念入りに確認しましたが、特に水漏れはありませんでした。
これにて作業完了です！
作業後
作業後はお客様にも確認してもらいました。
そのときに材料屋から聞いた話をお客様に伝えました。
まず、今回の洗面化粧台ですが
パナソニックのVAS200201Nというモデルでした。
このモデルの排水トラップですが、今回は何とか手に入れることができましたが、材料屋曰くかなり入手するのに苦労したそうで、工場まで問い合わせして手に入れてくれたそうです。
そこまでしてもらって申し訳ないです…
で、その時に工場の人から「もうこの排水トラップは製造停止しています。この工場にも在庫が3個しかないです。」と言われたそうです。
なのでこの在庫がなくなれば洗面化粧台ごと交換しないといけなくなるようです。
ちなみにその残りの在庫は全て弊社が注文しました。
※2023年1月15日現在、在庫は1個になりました。
この在庫はおそらくこの介護施設様でまた使うことになると思います。
もし、同じ品番や同じような形状のものが壊れている方は洗面化粧台の交換を検討してくださいね。
お気軽にお問い合わせください
