西宮市上ヶ原でトイレの修理依頼がありました。
ご依頼内容ですが「トイレの水を流した後に水が出なくなりました。多少出ているのかもしれませんが、次使えるようになるまでに時間がかかります。ただ、たまに水が出るときがあります。このような修理は対応していただけますでしょうか?」とのことでした。
タンクに水が溜まるのに時間がかかるだけだとダイヤフラムが原因かなとも思うんですけど、たまに水が出るときがあるというのが引っかかりますね。
一体何が原因なのでしょうか…
こればっかりは見てみないとわかりませんね!
急いで現場に向かいましょう!
目次
トイレの水が出なくった現場に到着
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。
トイレが綺麗に掃除されててピカピカですね!
なんだかすごく気持ちがよくなりましたね(笑)
いやいや、そんなことよりも水が出ないか確認ですね。
水を流してみましょう!
あれ?水が出ていますね。
近くにお客様がいらっしゃったのでお話を聞いてみると「今日は調子がいいんです」とのこと。
ん~。
これは何が原因なのでしょうか…
とりあえずタンクの中を見てみましょうか!
タンクの中は特に異常はないように見えます。
ただ、手洗い管に接続する部分が折れているように見えます。
これが原因と思われるのでこの部分を折れないように蓋を乗せると症状は直ると思います。
このことをお客様に説明すると「それで直ることはわかりましたが、来ていただいたので変えれる部品は替えていただけますか?」と言われました。
お話を聞くと15年程度修理はしていないとのことだったので、ダイヤフラムと排水弁部は交換した方がいいと判断しました。
ちなみに品番ですが
ウォシュレット一体形便器ZE1 TCF943LEでした。
この品番なら部品を常時持っているので、このまま作業にはいりましょう!
ダイヤフラムと排水弁部の交換作業
まずはダイヤフラムから外していきます。
ダイヤフラムを外した部分を見てみましたが、全然汚れていませんね。
ここが汚れていると部品交換したときに不具合がでることがあるので、綺麗にしますが今回は汚れていないのでこのままで大丈夫そうです。
ひと手間省けてラッキーです!(笑)
特に汚れていないのでこのまま新しいダイヤフラムを取り付けます。
ダイヤフラムを取り付けたら次は排水弁部を取り外します。
排水弁部のパッキンは結構劣化していますね。
ちょうど交換時期でした。
今回交換するのは正解でしたね。
お客様ナイス判断です!
排水弁部を外したらタンク内の排水口を綺麗にして新しい排水弁部を取り付けます。
ダイヤフラムと排水弁部を交換したら蓋を戻します。
蓋を戻したら水を流して、ちゃんと水が出てくるか確認します。
何度も水を流して確認しましたが、問題なく水が出ましたね。
お客様にも水がちゃんと出ることを確認していただき、作業完了です!
作業後の余談
今回はダイヤフラムと排水弁部だけを交換しましたが、「他には交換しなくてもいいの?」と思われた方もいらっしゃると思います。
これには理由がありましてですね。
それは、いつか便器ごと交換しないといけないからです。
ウォシュレット一体型のタイプはタンクと便座が一体になっています。
なのでウォシュレットが壊れたりするとタンクと便座を交換しないといけないんですけど、もうそれが製造されていないんですよね。
ということは便器ごと交換しないといけなくなるんですよ。
いつか便器ごと交換しないといけないとわかっているので、今回の部品交換を最小限にしたんです。
お客様にも同じことをお伝えはしています。
この記事をお読みの皆様で一体型の便器を使っている方は、このことも覚えておいてくださいね!
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約40分、現場確認及び作業時間が約30分かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+タンク内部部品交換(タンク脱着無し)5500円+追加作業費3300円+材料代4400円=合計16500円です。
※材料代は当時の価格です。