現代社会では水洗トイレはかなり普及しており、ほとんどの家庭に水洗トイレがついています。
この水洗トイレを使用する上で必要な部品であるボールタップ。
このボールタップは長い間使えるので、今まで一回も交換したことがないという方もいらっしゃると思います。
この記事ではボールタップの寿命について解説していきます。
よろしければ最後までお読みいただけますと幸いです。
目次
ボールタップの寿命
ボールタップの平均的な寿命は15年程度です。
これは水道修理業者として色々な修理をしてきた経験から導き出した数字です。
最もよく聞く使用年数が10年~20年です。
ボールタップの寿命は短ければ10年以下のものもあります。
逆に30年以上使えるものもあります。
ボールタップに限らず水道関連の部材やその他電化製品や車製品にも同じことが言えますが、個体差があります。
良い個体に当たれば長い間使用できますし、あまり良くない個体に当たれば短い間しか使用できません。
ボールタップが寿命を迎えたらどうなるの?
ボールタップが寿命を迎えるとトイレタンクの中で水が止まらず出続けます。
タンクの中で水の音「ぴちゃぴちゃ」や「ぽちゃぽちゃ」と鳴っていたらボールタップが寿命を迎えた合図です。
その他には便器の中に溜まっている水「封水」の水面に波紋があればオーバーフローしている可能性があります。
そもそもボールタップってなに?
ここまでボールタップの寿命について解説してきましたが、そもそもボールタップが何かわからない方もいらっしゃると思いますので、説明します。
ボールタップとは、水面の上下変動により弁を自動的に開閉させる装置である。定水位弁やフロート弁と呼ばれることもある。各種給水設備のタンクの給水栓に取付け、自動給水に用いる。水洗便所の便器洗浄用タンクや受水槽、高置水槽、太陽熱温水器、クーリングタワーなどで採用されている。
出典元:Wikipedia ボールタップ
Wikipediaには上記のように書かれています。
ただ、これではよくわからない方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明すると
トイレタンクに水を溜めなければ、トイレを使用した後、水を流せないのでタンクには給水する必要があります。
ただ、何も取り付けずにタンクに給水すると水が止まらず、水が出っぱなしになります。
このとき、自動で止水する部品を取り付けてタンクに水を給水しっぱなしになるのを止める必要があります。
この自動で止水する部品のことをボールタップといいます。
また、水を流したらタンクの中の水がなくなりますが、なくなった水を補給するのもボールタップが自動でやってくれます。
自分で交換できるの?
ボールタップ本体の交換や内部部品の交換はご自身でもできます。
部品はホームセンターやネット通販でも売られていますので、適合する部品を用意して作業してみてください。
適合する部品を用意するには必ずタンク品番が必要ですので、タンクに書かれている品番を確認しておきましょう。
品番が分かればメーカーに問い合わせすれば必要な部品について教えてもらえますので問い合わせてください。
一般的に普及しているトイレはTOTOとINAXですので、両メーカーの問い合わせ先をリンクしていますのでそちらから問い合わせてください。
交換作業に必要な道具や交換方法については別の記事で書いていますのでそちらを参考にしてみてください。
・TOTOのトイレの水が止まらない!応急処置方法や原因、修理方法を解説します!
「トイレの水が止まらないを修理する方法」の項目から読んでいただけるとわかりやすいと思います。
TOTOのトイレについての記事ですが、INAXでも同じですので参考にご覧ください。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
ボールタップは個体差はありますが、平均的な寿命は15年程度です。
寿命を迎えると止水が出来ずに水が漏れ続けて水道代が高くなってしまいます。
早めに修理する方が結果的に経済的ですのは早めに修理するようにしましょう。
また、ご自身でも修理することは可能ですが、「道具がない」「自分でやるのは怖い」などの場合は水道修理業者に依頼するようにしましょう。
ご自身でやっておおごとになることもありますから、自信がない場合はプロにお願いしましょう。
ただ、水道修理業者は怖いと思われる方もいらっしゃいます。
そんな方向けに良心的な業者の探し方について記事を書いています。
よろしければこちらも参考に良心的な業者さんを探してみてください。