尼崎市大島で屋外給湯管の漏水修理のご依頼がありました。
ご依頼内容ですが、「2階のベランダにある給湯器の給湯管?配管?銅色の管がパンクしてすごい量の水が出ている。漏れ方が尋常じゃないので元栓を締めて止めている。今日中に直してほしい。」とのことでした。
ご依頼の前の日の夜から全国的にかなり冷え込んだのできっと配管が凍結して破裂したのだと思われます。
このままでは給湯器が使えないので、お風呂はもちろん蛇口からお湯が出せない状態です。
急いで修理しなければ、お客様が辛い思いをしてしまいます。
なので急いで現場に急行しました!
目次
給湯器の水道管が凍結が原因で破裂して水漏れしている配管を修理しました【現場を確認】
現場に到着後、水道管が水漏れしている給湯器を見せてもらいました。
家全体の水を止めるバルブを閉めていたので、私が現場を確認したときは水が出ていませんでした。
ただ、「あそこに亀裂が入っているでしょう。そこから漏れているんですよ。」とお客様がおっしゃられるので見てみると…
まあまあでかい亀裂ですね(笑)
たしかにこれだけ破裂していたらすごい量の水が出てくるでしょうね。
こうなると配管の一部やり替え修理しか直す方法はありません。
お客様に作業と料金の説明をして作業に入りました!
水道管修理作業
まず、銅管を切らないといけないのですが、ベランダからでは手が届かないので手すりを越えて屋根に乗らないといけないんですが、これが怖い(笑)
高所恐怖症なので高いところには行きたくないのですが、仕事なのでやるしかありません。
屋根に乗って銅管を切りました!
上から確認したときの予定では、破裂箇所が結構上だったので切る範囲も短くしようと思っていたんですよ。
でも破裂箇所の付近が膨張してて、切っても新しい配管が接続できない状態だったので、きれいな場所を選んで切ったら結構長くなっちゃいました(汗)
次に新しい配管を接続して、新しい配管にメスアダとSニップルを接続します。
最後に配管と給湯器を接続するフレキ管を取り付けます。
配管修理はこれで終わりですので、水を通して接続箇所に水漏れがないかを確認して、保温材を巻けば作業完了です!
ですが、これだけでは終わらなかったのです…
給水管漏水修理作業
元栓を開けて給湯管に水漏れがないかを確認しました。
給湯管には水漏れがなかったのですが、違うところから水漏れが…
初めに水が通ってて確認出来ていたらこんなことにはなっていなかったのですが、今回は仕方ありませんね。
お客様にも見てもらって再度作業と料金の説明をしました。
「漏れているものは仕方ないので修理してください。」と言っていただけたのはいいのですが、寒い!
本音はもう帰りたい!(笑)
でも仕事ですし、お客様も困っていますから修理しましょう!
まず元栓を閉めて止水して、給水管を切ります。
このときもきれいな場所を選んで切らないと新しい配管が接続できないのできれいな場所を選んで切ります。
写真じゃわかりにくいと思うのですが、塩ビカッターで給水管を切ったら切り口が割れてしまいました。
日光に当たって劣化していたんでしょうね。
このままだと使えないので、また違う場所をノコギリで丁寧に切って新しい給水管を接続しました。
接続したので通水して水漏れ確認をしたいのですが、接続後すぐに水を出すとノリがまわってしまうので時間をおいてから通水します。
ちなみにノリがまわるとバルブや給湯器が壊れる原因になるので、通水するタイミングは慎重に見極めましょう。
時間をおいて通水して、水漏れの確認が出来たら保温材を巻きます。
お客様にも確認してもらい、無事に作業完了です!
ああ…寒かった…
凍結して破裂した配管の修理後
ここからは作業後の余談を少々。
今回の漏水の原因について少し考えてみました。
どの地域でも保温材は巻いた方がいいのですが、基本山奥のよく凍結するような地域(寒くない地域)でもない限り保温材がなくても凍結することはありません。
※もちろん何年かに一度の大寒波がくれば話が変わりますが…
では、なぜ今回のお客様宅は漏水したのでしょうか?
まず、保温材が太陽光で劣化してめくれていたからです。
保温材は太陽光を浴び続けると劣化してスカスカになってぼろぼろと剝がれていきます。
最終的に水道管がむき出しになってしまいます。
次にこの場所が風の通り道になっていたことが原因です。
保温材が巻いてある状態ですと、風が吹いても水道管が冷えることはありませんが、むき出しの水道管に風を当てると中の水が冷えます。
この日の前日は寒かったので、冷たい風が直接水道管に当たって、内部が凍結して破裂したのだと思われます。
普段凍結しない地域でもこのようなことが起こりえますので、たまには保温材の様子なども確認してみては良いのではと思います。
それではまた更新しますね!