出張サービスで最近良く見るのは「出張費無料」ですよね。
もはや当たり前のようになってきた出張費無料ですが、一昔前までは出張費を請求するのは当たり前でした。
今では出張費を請求する業者は減りましたが、請求しているところも残っています。
では何故、出張費が有料なところと無料なところがあるのでしょうか?
そしてどっちがお得なのでしょうか?
目次
そもそも出張費って何?
まず出張費とは何なのか説明します。
そのままなのですが、お客さんの家に向かうときに発生する費用です。
業者は車にスタッフを乗せてガソリンと時間を使ってお客さんの家に向かわせます。
その際、スタッフの人件費とガソリン代がかかりますよね?
それが出張費です。
お客さんの家で作業している時間だけが仕事中ではなく、車を運転している間も仕事中なのです。
全社出張費無料じゃない理由
これには会社それぞれの考え方があります。
出張費を無料にして多くのお客さんに選んで欲しいと思っているところ。
出張費を払ってでも依頼してくれるファンしかいらないと思っているところ。
2つしか理由を挙げませんけど、考え方は十人十色だと思います。
出張費無料のからくり
さて、ここからは出張費を無料に出来るからくりについて解説していきます。
出張するのに5000円必要だったとします。
もちろん移動時間で人件費は変わりますが、一律5000円だとします。
出張費をもらう業者は行けば必ずお客さんから出張費がもらえるので、行ってキャンセルになっても5000円はもらえます。
しかし、出張費無料の業者は行くこと自体は無料なので到着してキャンセルとなったら5000円赤字ですよね?
ではこの赤字はどうやって補填するのでしょうか?
答えは簡単で作業することが出来たお客さんたちからもらっています。
もし月100件の依頼があったとしましょう。
そのうち30件はキャンセルとなったとすると15万円の赤字です。
この15万円の赤字分を作業をした70件のお客さんたちが負担することになります。
あくまでこれは仮定の数字ですし、出張費もその会社によって変わるのでどれだけ上乗せするかはわかりません。
ただ、こうやって出張費を無料にしているのです。
結局どっちがお得なの?
どっちがお得なのかは依頼する人が最終考えることだと思いますが、他の人が払うはずだった出張費を払いたくない人は出張費を取る業者に依頼するのがいいと思います。
相見積もりするのが前提とか冷やかしだとかだと出張費無料のところを選ぶべきだと思います。
それこそ出張費を払って損することになりますからね。
ただ、修理でも最近は相見積もりが当たり前になってきましたが、出張費無料の相見積もりをすればするほど業界全体の料金が上がっていくことを覚えておいてください。
そういうのが嫌な人は初めから出張費を払って、普通の料金の業者を選べばいいと思います。
まとめ
出張費は見えないようになっているだけで、実際は無料ではありません。
賢い人はこのことをよくわかっています。
安物買いの銭失いにならないようにしっかりと考えて業者を選ぶのが良いと思います。
タダほど怖いものはありませんよ!