ワンホール混合水栓の交換方法について解説します!K87010JV-100の根元から水漏れしている現場の写真を使って解説します

2025年8月19日

https://www.youtube.com/watch?v=xWCnFJke8vc

この記事ではワンホール混合水栓交換方法について解説しています。

今回の症状は「キッチンの蛇口から水を出すと根元から水が漏れてくる。蛇口本体ごと交換して欲しいです。」とのことでした。

実際に伺ったお客様宅での作業風景と共に解説していきます。

それではまずは原因について調査していきましょう!

※修理方法を教えて欲しいというお電話が増えておりますが、電話は修理受付窓口に繋がりますので修理方法についてはお伝えしておりません。

※ご自身で修理が難しい場合はお近くの水道修理業者までご依頼ください。

今回使用する工具及び材料

ワンホール混合水栓の交換作業をする前に以下の工具と材料を用意してください。

使用する工具

・モンキーレンチ(2本)

・ウォーターポンププライヤー

・マイナスドライバー

使用する材料

・SANEI製ワンホール混合水栓K87111EJV

・SANEI製泡沫キャップPM28-2-13

ワンホール混合水栓を交換する前に現場調査

それでは現場を調査していきます。

現場の水栓
水栓品番SANEI製K87010JV-100

現場にはSANEI製のワンホール混合水栓K87010JV-100が取り付けてありました。

この水栓の根元から水が漏れてくるとのことですので水を出して確認してみます。

吐水
水漏れ箇所

しばらく水を出していると水栓の根元から水が漏れてきました。

この水漏れですと根元に取り付けてあるパッキンを交換すれば直ると思います。

しかし、今回はお客様から本体ごとの交換をしてほしいと言われていますので水栓本体ごと交換します。

それでは現場確認が終わったので次項からワンホール混合水栓の交換方法について解説していきます。

是非最後までお読みください!

ワンホール混合水栓の交換方法

それではワンホール混合水栓の交換方法について解説していきます。

まずはシンク下にある収納スペースの中にあるアングル止水栓を閉めて水を止めます。

アングル止水栓のハンドル

稀にアングル止水栓がない場合がありますが、その際は水道メーター横にあるバルブを閉めて家全体の水を止めてください。

水を止めたらホースと逆止弁を固定している器具を外します。

固定具

上の画像の赤矢印の白い器具(左側)を上に持ち上げて外して、銀色の器具(右側)を押して外します。

水側、お湯側と2セットありますのでどちらも外します。

器具を外したら逆止弁を外します。(先にホースを引き抜いてから逆止弁を外してもいいです)

器具を外した

上の画像の赤矢印の部分をモンキーレンチで挟みます。

モンキーレンチで挟む

上の画像ではお湯側にモンキーレンチを挟んでいます。

上の画像のようにモンキーレンチを挟んだら下のモンキーレンチを時計回り、上のモンキーレンチを反時計回りに回します。

下に挟んでいるモンキーレンチはアングル止水栓が緩んでしまわないように挟んでいるので、下のモンキーレンチは力いっぱい回さなくていいです。

あくまでも逆止弁を回すときに供回りしないようにしているだけですので、アングル止水栓が動かない程度の力で抑えてあげれば大丈夫です。

逆止弁が外れたらホースから逆止弁を抜きます。

ホースから逆止弁を抜いた

アングル止水栓との接続が外れたら次は本体を固定しているナットを外します。

蛇口本体の真裏

蛇口本体の真裏には本体を天板と固定するためのナットなどがあります。

上の画像の赤矢印の部分(ナット)で本体を固定しています。

このナットをモンキーレンチで挟んで反時計回りに回すと外れます。(専用工具を使用してもいいです)

外した部品

蛇口の真裏には上の画像の部品が取り付けてあります。

上から順番に取り付けてあるので全て取り外します。

ゴムパッキン、金属プレートはナットで押さえているのでナットを外したら引っ張るだけで外れます。

真裏にあった部品を全て外したらシンクの上から水栓本体を持ち上げて外します。

水栓本体を外した
取付穴

水栓本体が取り付けてあった場所に汚れや両面テープなどが残っていることがあります。

汚れなどが残ったままでも水栓の交換は可能ですが、かみ合わせが悪くなり、シンク下に水漏れすることも考えられるのでこの部分は綺麗にしておきます。

綺麗にした

汚れを力強く取り除こうとすると天板が傷ついてしまうことがあります。

完全に汚れを取ろうとせず、ある程度のところで止めておきます。

取付穴の部分を綺麗にしたら新しい水栓に交換していきます。

今回は同じSANEI製のもの(K87111EJV)を使用します。

取り付け方法は取り外しした流れと逆の流れで取り付けていけば大丈夫です。

新しいワンホール混合水栓を取り付け

交換ができたら泡沫キャップを付け替えます。

今回使用したK87111EJVは水を出すとやや水が散らばる傾向にあります。

ですので、綺麗な泡沫を出すために泡沫キャップを交換します。

純正の泡沫キャップ

純正の泡沫キャップの真ん中にマイナスドライバーを挿して反時計回りに回して外します。

泡沫キャップを外した

泡沫キャップを外したら交換する泡沫キャップを用意します。

SANEI製泡沫キャップPM28-2-13

今回はSANEI製泡沫キャップPM28-2-13に交換します。

ちなみにですが、初めから綺麗に水が出る泡沫キャップが付いた蛇口を取り付けたらいいじゃないかという意見もあると思いますが、今回の方法の方が費用が安かったのでこの方法でやってます。

新しい泡沫キャップはモンキーレンチを使用して締め込みができないのでウォーターポンププライヤーを使って締めこみます。

泡沫キャップも取り付けたらアングル止水栓を開けて通水します。

吐水

蛇口から水とお湯が問題なく出れば無事に作業完了です。

お疲れさまでした!

ワンホール混合水栓交換後

最後までお読みいただきありがとうございます。

筆者なりにわかりやすく交換方法について解説しましたがいかがでしたでしょうか?

お困りの方のお役に立てるように記事を書きましたので、参考にしていただければ幸いです。

もしわかりにくい部分などがあるようでしたら似たような記事を書かれている他のサイトもあると思いますので、そちらも参考していただけますと幸いです。

また、誰にでもわかるようにこの記事は書きましたが、それでもご自身で交換するのに不安がある方は水道修理業者にご依頼ください。

対応地域は限られていますが、弊社も水道修理業者ですので対応エリア内であれば修理いたしますのでご連絡いただければと思います。



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店長 葛西 代表
合同会社レオンメンテナンス代表の葛西です。 水回りのトラブルに役立つ解説を書いています。 是非ご参考ください!
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