この記事ではTOTO製タンクSH91BAの水漏れが整流スポンジが原因であった場合の修理方法(整流ジャバラに交換する方法)について解説しています。
今回の症状は「トイレのタンクの下に水溜まりができます。トイレを使っていないときは漏れていないと思います。」とのことでした。
実際に伺ったお客様宅での作業風景と共に解説していきますので、似たような症状でお困りの方は是非最後までお読みいただき参考にしていただけますと幸いです。
それではまずは原因について調査していきましょう!
※修理方法を教えて欲しいというお電話が増えておりますが、電話は修理受付窓口に繋がりますので修理方法についてはお伝えしておりません。
※ご自身で修理が難しい場合はお近くの水道修理業者までご依頼ください。
目次
今回使用する材料
使用する材料
・TOTO整流ジャバラ補修ユニットHH11028S
TOTO製タンクSH91BAのタンク下からの水漏れの原因調査
まずは現場を調査して原因を特定します。
この項と同じ症状、原因であることをしっかりと確認してから作業を始めてください。
それでは現場の調査していきます。
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。
このトイレのタンク下から水が漏れているようです。
現場のお客様とお話をするとタンクの右側あたりがいつも濡れるようです。
左側は濡れていないようです。
では、トイレの水を流して右側のタンク下を確認します。
水を流した後に右側のタンク下を触ってみると指が濡れました。
間違いなく漏れているようです。
触った箇所は便器にタンクを固定しているナットの辺りです。
この辺りが濡れるということは特殊な原因を除いて3つあります。
1つ目は密結パッキンの劣化、2つ目は整流スポンジの劣化、3つ目は手洗い管が亀裂または手洗い管に送る水が漏れているです。
一つ一つ調べていきます。
まずはタンクの蓋を開けて上の画像の赤矢印の部分を指で押さえて水を流します。
赤矢印の部分はボールタップから給水される水を手洗い管に送る管になります。
ですので、この部分を押さえずに水を流すとこの部分から水が噴きだしてきます。
押さえているとタンク内にしか水が出ないようになります。
この部分を押さえた状態で水を流して水漏れがあるのか確認しましたが、水漏れはありません。
ということは密結パッキンは原因ではないようです。
次は内部タンクの蓋を開けた状態で外側の陶器タンクの蓋を閉めて水を流します。
写真を撮り忘れましたすみません…
この状態でも水漏れはしていなかったので手洗い管付近が原因ではないようです。
ということは整流スポンジが原因だと思われます。
上の画像の黒い輪っかのものが整流スポンジになります。
この整流スポンジを補修品の整流ジャバラに交換します。
TOTO製タンクSH91BAの整流スポンジが水漏れの原因だった場合の修理方法
それでは修理方法について解説していきます。
解説といってもそんな難しいことはありません。
まずはタンクの蓋の裏に張り付いている整流スポンジを引きはがします。
可能な限り綺麗に剥がしてください。
次に内部タンクの蓋の上をタオルなどで綺麗に拭きます。
ここが汚れていたり水気があると整流ジャバラが剥がれる恐れがありますので、可能な限り綺麗にしてください。
蓋の上を綺麗にしたら整流ジャバラを貼り付けます。
整流ジャバラはただ貼り付けるだけなので特に詳しい解説などはありません。
蓋の真ん中に開いた穴を中心に貼り付ければいいだけです。
TOTOのサイトに詳しい解説が載っていましたので、ご不安な方はこちらもご覧ください。
整流ジャバラを取り付けたら外側タンクの蓋を乗せて水を流します。
何度も何度も流してタンクの下から水が漏れてこないかしっかりと確認します。
何度確認しても水漏れがなければ無事に修理完了です。
お疲れさまでした!
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
筆者なりにわかりやすく修理方法について解説しましたがいかがでしたでしょうか?
同じような症状でお困りの方のお役に立てるように記事を書きましたので、参考にしていただければ幸いです。
もしわかりにくい部分などがあるようでしたら似たような記事を書かれている他のサイトもあると思いますので、そちらも参考していただけますと幸いです。
また、誰にでもわかるようにこの記事は書きましたが、それでもご自身で修理するのに不安がある方は水道修理業者にご依頼ください。
対応地域は限られていますが、弊社も水道修理業者ですので対応エリア内であれば修理いたしますのでご連絡いただければと思います。