この記事ではカクダイ水栓128-014のカートリッジの交換方法について解説しています。
今回の症状は「レバータイプの蛇口のレバーを止水の方に戻しても水が止まりません。蛇口の先からポタポタと水が漏れ出てきています。」とのことでした。
実際に伺ったお客様宅での作業風景と共に解説していきますので、似たような症状でお困りの方は是非最後までお読みいただき参考にしていただけますと幸いです。
それではまずは原因について調査していきましょう!
※修理方法を教えて欲しいというお電話が増えておりますが、電話は修理受付窓口に繋がりますので修理方法についてはお伝えしておりません。
※ご自身で修理が難しい場合はお近くの水道修理業者までご依頼ください。
目次
今回使用する工具及び材料
カクダイ水栓128-014のカートリッジの交換作業をする前に以下の工具と材料を用意してください。
使用する工具
・モンキーレンチ
・プラスドライバー
使用する材料
・カクダイ カートリッジ(水側)070-000
・カクダイ カートリッジ(お湯側)070-001
128-014のカートリッジの交換をする前に現場調査
まずは現場を調査して原因を特定します。
この項と同じ症状、原因であることをしっかりと確認してから作業を始めてください。
それでは現場の調査していきます。
現場に到着後、キッチンの蛇口を見せてもらいました。


この蛇口の先からポタポタと漏れてくるとのことなので、レバーをしっかりと締めてから吐水口を見てみます。

一見すると特に漏れていないように見えますが、じっと見ていると


じわっと水が出てきて、落ちました。
頻繁にポタポタと漏れているわけではなく、じわっと出てきているようでした。
ただ漏れていることには変わりありません。
今回のような吐水口からの水漏れは水栓内部にあるカートリッジの経年劣化が原因です。
カートリッジを交換することで水漏れは修理できます。
原因がわかったのでそれでは次項からカクダイ製水栓128-014のカートリッジの交換方法について解説していきます。
是非最後までお読みください!
128-014のカートリッジの交換方法
それではカクダイ製水栓128-014のカートリッジの交換方法について解説していきます。
まずは水を止める必要がありますが、128-014の偏心管に止水栓がついていないので、家全体の水を止めます。
水道メーターの横にバルブがありますので、そのバルブを閉めると家全体の水が止まります。
水道メーターは戸建て住宅ではメーターボックス、マンションだとパイプスペースの中にあります。
バルブを閉めた後、蛇口のレバーを回しても水が出なければ止水できています。
水が止まっていることを確認したら化粧キャップを外します。

レバーの一番外側に化粧キャップが取り付けてあります。
上の画像の青い線がついている部分より外側のシルバーの部分を手で握って反時計回りに回します。
この時レバーも一緒に回ると思いますので反対の手でレバーを押さえながら化粧キャップを外します。
化粧キャップが外れたらレバーを固定しているネジを外してレバーを外します。

化粧キャップで隠れていた部分にプラスネジが見えると思います。
プラスネジにプラスドライバーを挿して反時計回りに回してネジを外します。
この時もレバーが一緒に回ることがありますので、反対の手でレバーを押さえながらネジを回します。
ネジが外れたらレバーを引き抜きます。

レバーを外したら樹脂製の青いものが見えますが、これがカートリッジになります。
次はこのカートリッジを隠している部品を外します。
カートリッジの外側にあるシルバーの部分を手で持って反時計回りに回して外します。

カートリッジを隠していた部品を外したら次はカートリッジを外します。
上の画像の赤矢印の部分をモンキーレンチで挟んで反時計回りに回して外します。
この時に水栓本体をしっかりと押さえながらカートリッジを外してください。
押さえずにカートリッジを外そうとすると水栓本体がたわんでしまい、最悪折れてしまうことが想定されます。
必ず水栓本体を押さえて作業してください。


上の画像ではカートリッジとナット(写真右側の金色の金属)が外れていますが、これはカートリッジを外した際に一緒にナットも外れたので上の画像のようになっています。
本来はナット部分は水栓本体に取り付けられた状態でカートリッジのみ外れますが、カートリッジとナットが固着していたため、このようなことになりました。
カートリッジとナットが一緒に外れてしまった場合は、ナットを再度取り付けなければなりませんので、カートリッジからナットを外してください。
その際にかなり固着しているとモンキーレンチだけでは外すのが困難となりますので、パイプレンチなど様々な工具を使用して外してください。
話を本題に戻します。
カートリッジを水栓本体から外したら新しいカートリッジを用意します。

今回使用する材料はカクダイの070-000と070-001です。
今回は水側とお湯側どちらのカートリッジも交換します。

取り付ける順番は上の画像の右から取り付けていきます。
取り付けるときも水栓本体が折れたりしないようにしっかりと押さえながら取り付けてください。
取り付けができたら水道メーター横のバルブを開けて通水します。

水とお湯を数秒出したらレバーを回して止水します。
止水したら吐水口を確認します。

吐水口から水が漏れてきていなければ無事に修理完了です。
お疲れさまでした!
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
筆者なりにわかりやすく修理方法について解説しましたがいかがでしたでしょうか?
同じような症状でお困りの方のお役に立てるように記事を書きましたので、参考にしていただければ幸いです。
もしわかりにくい部分などがあるようでしたら似たような記事を書かれている他のサイトもあると思いますので、そちらも参考していただけますと幸いです。
また、誰にでもわかるようにこの記事は書きましたが、それでもご自身で修理するのに不安がある方は水道修理業者にご依頼ください。
対応地域は限られていますが、弊社も水道修理業者ですので対応エリア内であれば修理いたしますのでご連絡いただければと思います。



