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この記事ではTOTO製タンクSS281BBSLの排水弁パッキンの交換方法について解説しています。
今回の症状は「トイレの水を流していないのに便器の中に溜まっている水が揺れています。タンクの中にも水がちょろちょろと漏れています。」とのことでした。
実際に伺ったお客様宅での作業風景と共に解説していきますので、似たような症状でお困りの方は是非最後までお読みいただき参考にしていただけますと幸いです。
それではまずは原因について調査していきましょう！
※修理方法を教えて欲しいというお電話が増えておりますが、電話は修理受付窓口に繋がりますので修理方法についてはお伝えしておりません。
※ご自身で修理が難しい場合はお近くの水道修理業者までご依頼ください。
目次
今回使用する工具及び材料
TOTO製タンクSS281BBSLの排水弁パッキンの交換作業をする前に以下の工具と材料を用意してください。
使用する工具
・マイナスドライバー
・ゴム手袋（手が汚れるのであった方がいいです）
使用する材料
・TOTO排水弁パッキン部 THK33
TOTO製タンクSS281BBSLの排水弁パッキンを交換する前に現場調査
まずは現場を調査して原因を特定します。
この項と同じ症状、原因であることをしっかりと確認してから作業を始めてください。
トイレの水漏れは複数原因が存在しますので、慎重に原因調査を進めてください。
それでは現場の調査していきます。
現場に到着後トイレの中を見せてもらいました。
このトイレの便器の中とタンクの中で水漏れしているとのことですので確認していきます。
まずは便器の中を確認します。
便器の中を見てみると溜まっている水（封水）が定期的に揺れて波紋が広がっていました。
常に漏れているというよりは定期的にポタポタと漏れ出ているような状態でした。
次はタンクの中を確認します。
まずはタンクの蓋を外します。
蓋を浮かせて、上の画像の赤矢印の部分のナットを反時計回りに回して連結管と蓋の接続を解除します。
蓋が外れたらタンクの中を確認します。
タンクの中を確認するとボールタップからポタポタと水が漏れていました。
ただ、タンクの中に溜まっている水はオーバーフローしていませんでした。
以上のことを考えると排水弁パッキンが劣化して、タンクに水を留めておくことができていないと判断できました。
原因は排水弁パッキンの劣化だと判断したので交換していきます。
それでは次項からTOTO製タンクSS281BBSLの排水弁パッキンの交換方法について解説していきます。
是非最後までお読みください！
TOTO製タンクSS281BBSLの排水弁パッキンの交換方法
それではSS281BBSLの排水弁パッキンの交換方法について解説していきます。
まずはアングル止水栓を閉めてタンクに給水する水を止めます。
上の画像の赤矢印の部分にマイナスドライバーを挿して時計回りに回すと止水ができます。
アングル止水栓が固くて回らない場合やトイレ内に止水栓が無い場合は水道メーターの横にあるバルブを閉めて家全体の水を止めてください。
止水ができたらレバーを回してタンク内の水を排水します。
タンク内の水を排水したらレバーの先端にあるクリップを引き抜きます。
上の画像の赤矢印の部分に白いクリップが刺さっています。
これを手で上に引き抜きます。
クリップを引き抜いたらチェーンが繋がっているピンクと白の部品を引き抜きます。
上の赤矢印のところを手で持って引き抜きます。
チェーンが繋がっている部品を引き抜いたら排水弁を外します。
排水弁は上の画像の赤矢印の部分にはまっています。
排水弁の根元のところに丸いくぼみ（上の画像の赤矢印の部分）があり、そこがはまっています。
ですので、根元の部分を手でゆっくりと上に引き上げてあげると外れます。
少々力は必要ですが、無理に引き上げると故障の原因になりますのでいきなり力を加えるのではなく、ゆっくりと力を加えていって外してください。
排水弁が外れたらパッキンを外します。
パッキンを手で持って引っ張ると剥がせます。
パッキンを外したら新しいパッキンを用意します。
今回使用する排水弁パッキンはTOTO製のTHK33です。
後は取り外した順番と逆の順番で取り付けていけば大丈夫です。
トイレを元の状態に戻したらアングル止水栓を開けて通水します。
タンクに水が溜まったらレバーを回して排水します。
何度も排水してレバーの動きに問題がなければタンクに水が溜まるまで待ってから便器の中を確認します。
便器の中の封水が揺れていなければ（水漏れがなければ）問題なく修理完了です！
お疲れさまでした！
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
筆者なりにわかりやすく修理方法について解説しましたがいかがでしたでしょうか？
同じような症状でお困りの方のお役に立てるように記事を書きましたので、参考にしていただければ幸いです。
もしわかりにくい部分などがあるようでしたら似たような記事を書かれている他のサイトもあると思いますので、そちらも参考していただけますと幸いです。
また、誰にでもわかるようにこの記事は書きましたが、それでもご自身で修理するのに不安がある方は水道修理業者にご依頼ください。
対応地域は限られていますが、弊社も水道修理業者ですので対応エリア内であれば修理いたしますのでご連絡いただければと思います。
お気軽にお問い合わせください
