DT-3520Uのタンクに水が溜まらない?オーバーフロー管が折れて便器に水漏れしていることが原因でした【西宮市でのトイレ水漏れ修理】

2024年10月28日

西宮市上甲東園でトイレの水漏れ修理のご依頼がありました。

ご依頼内容ですが「トイレの中でずっと音がするようになり、タンクの中を見るとタンクの中に水が溜まらずにずっと水が出続けていました。便器の中にも水が出続けていたのでおかしいと思ってタンクの中をよく見ると管のようなものが外れていました。自分でテープを貼って対処してみましたが水漏れが直らないので修理してほしいです。タンクにはDT-3520Uと書かれています。」とのことでした。

管のようなものが外れているとのことなので、オーバーフロー管が折れていると思われますね。

オーバーフロー管が折れちゃうとトイレが使えなくなるので、かなり不便な状態ですね。

これは急いで修理しないとですね!

それでは急いで現場に向かいましょう!

DT-3520Uのタンクに水が溜まらない現場に到着

現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。

現場のトイレ

私が到着した時には止水栓が閉められてしたので、水の音は聞こえませんでした。

現場確認の為に止水栓を開けて便器の中を確認します。

便器の中

うお!

かなり漏れていますね。

ちょっと漏れているくらいなら写真を撮ってもわかりにくいんですが、写真でもわかるくらい漏れているってことはかなりの量です。

次はタンクの中を確認です。

タンクの中
水位が上がってこない

タンクの中を見てみると給水はされているのですが、一向に水位が上がってきません。

給水されている量がそのまま漏れて出ているようですね。

止水をしてオーバーフロー管を触ってみると

折れているオーバーフロー管

すぽっと抜けて取れちゃいました。

完全に折れていますね。

お客様自身でテープを貼って再度固定しなおそうとされたんでしょうけど、だめだったようですね。

水って繊細ですね。

さて原因がわかったのでお客様に説明して作業していきましょうか!

ちなみに今回のタンク品番ですが

タンク品番

INAX製のDT-3520Uでした。

オーバーフロー管が折れて便器に水漏れしていたのでサイフォン管交換作業

それでは作業開始です!

まずはタンクを外します。

タンクを外した
外したタンク

外したタンクの底にサイフォン管を固定しているナットがあるので、それを回して外します。

ナット

ナットを外すと内部タンクが外れるので、内部タンクを取り出します。

内部タンク

内部タンクの底にもナットがあるので、それも外します。

内部タンクの底

ナットを全て取り外したらサイフォン管が外れるので、取り出します。

取り出したサイフォン管

取り出したものにはオーバーフロー管が折れてなくなっているので、これをサイフォン管と呼んでいいのかわからない状態になっていますね(笑)

まあでもそれ以外になんと呼んでいいのかわからないのでこれもサイフォン管とします!

次に新しいサイフォン管を用意します。

新しいサイフォン管

新しいものを用意できたら内部タンクと外側のタンクに固定します。

新しいサイフォン管の取り付け後

交換ができたらタンクを慎重に便器に乗せます。

タンクの取り付け後

今回の便器にはディストリビューターと呼ばれる部品が取り付けてあって、これに正確に乗せてあげないとすごい量の水漏れをするようになってしまいます。

なので、タンクを乗せるときはかなり慎重に乗せます。

これが密結パッキンだったらそんなに気をつけなくてもいいんですけどね…

話がそれましたね。

通水してタンクに水を溜めます。

通水
水が溜まった

水が溜まったら便器の中を見てみます。

修理後の便器の中

サイフォン管ごと交換しているので水漏れしていることはありませんが、念のために便器の中を数分間見ておきます。

水漏れがないことを確認したら、何度か排水して他の箇所から水漏れがないかなどを確認です。

タンクを外しているので、他の箇所からも水漏れすることがありますので慎重に確認していきます。

何度も何度もしつこく確認しましたが、特にどこからも水漏れはありませんでした。

ふぅ。

これにて作業完了です!

DT-3520Uのサイフォン管交換作業後

作業完了後はお客様にも確認していただき、現場を離れました。

いやはや、このタイプのオーバーフロー管はよく折れますね。

年間に何回交換しているのか覚えていないくらい交換している気がします(笑)

まあどんな製品にも欠点はあるので仕方ないことですけどね。

これを作った当時はこんなことになるなんて思っていなかったでしょうからね。

初めからいつか折れるように作る人はいませんからね。

部品をまだ製造してくださっているので、折れたらここを交換すればいいだけです。

これが製造中止になっていたら問題ですけど、そうではないですからね。

この記事をお読みの皆様の中で同じような症状でお困りの方はサイフォン管を交換して対処してあげてくださいね!

今回の作業内容の料金と時間について

今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。

まずは時間について

現場到着まで約40分、現場確認及び作業時間が約1時間かかっています。

次に料金(税込)について

出張費3300円+タンク内部部品交換(タンク脱着有り)9900円+材料代4400円=合計17600円です。

※材料代は当時の価格です。

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店長 葛西 代表
合同会社レオンメンテナンス代表の葛西です。 水回りのトラブルに役立つ解説を書いています。 是非ご参考ください!
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