芦屋市弓場町でトイレの水漏れ修理のご依頼がありました。
ご依頼内容ですが「トイレのタンクの上にある蛇口からトイレを使っていないのに数分に一回水が出ます。ここ数週間このような状態なので何かがトイレが壊れているんじゃないかと心配です。トイレが使えなくなってしまっては困るので原因の調査と修理をお願いしたいです。」とのことでした。
お任せください!
しっかりと原因を見つけて修理しちゃいますよ!
しかし、タンクの上にある蛇口から水が出るってことは使ってもいないのに給水されているってことですよね。
ん~何が原因なんでしょうか?
現場で調査してみないとわかりませんね。
それでは早速現場に急行して調査していきましょう!
目次
トイレを使っていないのに数分に一回水が出てくる現場に到着
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。
うお!
かなり新しい便器が取り付けられています。
これってまだ数年くらいしか使っていないんじゃ…
お客様に確認すると7年前にトイレの中をリフォームしたそうで、そのときから使っているそうです。
7年か…まあ故障するものもありますが、ちょっと早いような気がしますね。
まあ個体差がありますから一概に早すぎるとは言えませんね。
で、現場を確認したりお客様とお話していると運がいいことにタンクの上から水が出ていました。
これはラッキーですね。
こういうのって待っててもなかなか出てこなかったりしますからね。
取れ高を作ってくれるいいトイレですね(笑)
さて、問題の原因を探していきましょうか。
まずは便器の中を確認します。
便器の中を見てみるとまあまあな量の水が漏れ出ていました。
写真に写すのが難しかったですが、結構封水が揺れていました。
このような場合は排水関係が原因だと考えて間違いなさそうですね。
次は止水してタンク中を見てみます。
タンクの中はもちろんオーバーフローしているわけはなく、水位は問題ありませんでした。
これは排水弁部が原因だと思われますね。
試しに数分待ってみます。
数分間何もせずに待っているとタンクの中の水がかなりなくなっていました。
こうなると排水弁部が原因で間違いないですね。
色々とわかったのでお客様に説明して修理作業にはいっていきましょう!
ちなみにですが、今回のトイレのタンク品番と便器品番ですが
TOTO製のSH331BAとCS330BPでした。
タンク内部部品の排水弁パッキンとダイヤフラムの交換作業
もう既に止水も排水もできているので、タンクの中をちょこちょこっといじって排水弁部を取り外します。
この排水弁部の底にパッキンがあるのでこれを確認します。
わあ!
かなりパッキンが劣化していますね。
やはり予想通りこのパッキンが原因でしたか。
ここが悪くなると今回のように水をタンクの中に留めておくことができなくなって、水漏れをおこします。
こうなるとパッキンを新しく交換するしかありません。
適合するパッキンを用意したら排水弁部に取り付けてタンクの中に戻していきます。
今回の症状の修理自体はこの作業だけで完了なのですが、この作業のついでにダイヤフラムも交換した方がいいかなと思い、お客様に説明したところ今回はダイヤフラムも交換することになりました。
ただ、お客様にも説明はしましたが7年しか使っていないトイレなので、正直そんなに早くダイヤフラムも故障するとは考えにくいんですよね。
十数年使ってたら同時に交換した方がいいですよ!と力強く言えるんですけど、今回は見送ってもいいのかなとは思いましたが、なにせ一緒に交換した方が安く作業をすることができるので判断が難しいところだったんですよね。
なのでお客様に説明だけしてどうするか決めてもらいました。
その結果ダイヤフラムも交換することになったので、このまま作業の続きをしていきます!
ダイヤフラムはボールタップの内部にある部品で、ここが故障することで色んな症状が現れます。
なので、ここを交換しておくと安心してトイレを使い続けることができます。
ダイヤフラムを取り出したら裏のパッキン部分を見てみます。
排水弁パッキンと対照的にこちらはかなり綺麗ですね。
ちょっと劣化しているようには見えましたが、まだまだ使えそうな感じですね。
ダイヤフラムを取り外したら、ちょっと通水してゴミを取り除きます。
ダイヤフラムを取り外すとゴム片やらのゴミがボールタップ内部に残ってしまうことがあります。
この残ったゴミが悪さをして止水不良などを引き起こすのでここは丁寧に取り除きます。
写真ではわかりにくいのですが、赤丸部分から水が出ているので通水しています。
ここで水を出し過ぎたらトイレの中が水浸しになるので注意です(笑)
ボールタップ内のゴミを取り除いたら新しいダイヤフラムを取り付けます。
タンクの内部部品の交換が完了したら、通水と排水を何度か繰り返して便器の中を凝視します。
このとき便器の中に水がまだ漏れ出ていたら違う箇所が原因だったことになります。
もしくはちゃんと施工できていなかったことになります。
便器の中を数分間ずっと見て確認しましたが、水が漏れ出てくることはありませんでした。
もちろんタンクの上の蛇口から水が出てくることもありませんでした。
ふぅ。よかったよかった。
これにて作業完了です!
作業後
作業後はお客様にも確認していただきました。
その際に少しお話しましたが、夜も水が出ている音が聞こえていたそうでずっと気になっていたそうです。
これで安心して眠れるととても喜んでおられました。
夜音が聞こえると気になって寝れませんもんね。
これから静かになると思うとこちらも安心です!
ちなみにですが、「タンクの上の蛇口」から水が出ている症状と依頼がありましたが、正式にはタンクの上についている蛇口は蛇口ではなくて「手洗い管」といいます。
この手洗い管の名前を知っている方はとても少なくてよく電話で依頼を受けるときに「タンクの蛇口」とか「トイレの蛇口」とかって言われます。
私は聞きなれているのでなんとも思わないですが、聞きなれていない人が電話に出たら何のこっちゃってなってしまうんでしょうね(笑)
この記事をお読みの皆様は是非手洗い管の事を覚えてあげてくださいね!
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約30分、現場確認及び作業時間が約30分かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+タンク内部部品交換(タンク脱着無し)5500円+追加修理作業3300円+材料代3300円=合計15400円です。
※材料代は当時の価格です。