尼崎市金楽寺町でトイレの水漏れ修理のご依頼がありました。
ご依頼内容ですが「トイレの便器の中の溜まっている水が揺れています。トイレを使っていないときにタンクの中から音がします。しばらくすると音は止まるのですが、また時間が経つと音がします。部品修理で対応できますでしょうか?」とのことでした。
このような症状だと部品修理で対応は可能です。
あとは部品が特殊でなければ当日対応ができますが、特殊なものだと部品の取り寄せが必要ですね。
まあこればかりは見てみないとわかりません。
現場に急行しましょう!
便器内の溜まっている水が揺れている現場に急行
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。
私が現場到着時にはタンクの中からは音はしていませんでした。
もうちょっと時間が経つと音が鳴るんだと思います。
便器内の封水が揺れているとのことだったので、確認してみます。
結構揺れていますね。
別の言い方をすると結構水漏れしています。
これは早急に対応した方がいいくらいの状態ですね。
次にタンクの中を確認します。
タンクの中を確認してどこが原因か推測します。
タンク内部を色々と触ったりして確認しましたけど、おそらくフロートゴム玉が劣化していると思われましたのでこれを交換したら直ると判断出来ました。
お客様に原因や料金の説明をして、作業を開始しました。
フロートゴム玉交換作業
まず、給水を止水してタンクの中の水を抜きます。
水を抜いたら現在取り付けられているフロートゴム玉を取り外します。
取り外したゴム玉を近くで見るとデコボコしています。
元々は表面がツルツルなのでこの状態はかなり劣化していますね。
ばっちり交換時期ですね。
ちなみになんですけど、この作業をするときはゴム手袋必須です。
写真を見てもらったらわかると思いますが、劣化しているゴム玉を触るとゴムが溶け出た黒い液体がつきます。
素手で触ると手を洗っても落ちないのでゴム手袋は使う方がいいです。
私は横着してよく素手で触りますがそのたびに公開しています(笑)
話を作業に戻します。
劣化したゴム玉を取り外したら新しいゴム玉を取り付けます。
ですがゴム玉を排水口にさして、チェーン部分と連結するだけなのですがこれが結構大変なんですよね…
今は慣れているので結構早いですけど、このタイプの修理を始めてやったときは20~30分くらいかかりました(笑)
また、連結するときに取り付けるパーツを落としそうになったりするんで結構ここが難しいポイントです。
パーツを落としたら最悪排水口の中に入って取り出せなくなるので本当にここは慎重に作業しなければなりません。
ゴム玉を連結できたら、水漏れが止まったか確認して作業完了です!
作業後
作業後はお客様にも見てもらい確認してもらいました。
ちゃんと直って安心したと喜んでいただけました。
ちなみにですが今回のタンクは、INAXのDT-4873というモデルで約20年前のものです。
このタイプはタンクと便座が一体になっているもので、いずれは便座が故障します。
便座が故障するとタンクと便座が一体になっているものを丸ごと交換しないといけないんですけど、もう製造が中止していて便器ごと交換するしか方法がないんです。
今回はタンク内部の部品交換で延命できましたが、いつまでもつかはわかりません。
もし、同じような便座一体型トイレを使用していて不具合がある方はこの際に3点式のトイレに交換を検討されてもいいと思います。
3点式のトイレなら便座が故障したら便座だけ交換すればいいですし、タンクもばらせるので長い目でみると早めに交換した方がいいと思います。
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約20分、現場確認及び作業時間が約30分かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+タンク内部品(脱着無し)5500円+材料代です。