「排水の流れが悪い」「排水がつまりそう」というときは薬剤を使って排水管の洗浄をしますよね。
一般的にはパイプマンやパイプユニッシュが有名です。
しかし、一般的に売られている薬剤では思った通りの結果が得られないときがあります。
そんなときはパイプ洗浄剤の中でも強力な薬剤ピーピースルーを使ってみましょう!
ピーピースルーには色々な種類がありますが、今回はその中でも「ピーピースルーF」と「ピーピースルーK」の使い方について解説します。
目次
ピーピースルーの使い方
ここからはピーピースルーの使い方について解説していきます。
ピーピースルーは大変危険な薬剤です。
使用方法や注意事項をきちんと守ってお使いください。
使用できる場所
使用できる場所は「キッチン」「お風呂」「洗面」です。
トイレで使用する業者もいるようですが、弊社では使用しません。
理由としては何度か使用しましたが、つまりが解消されたことがないからです。
経験上ですが、「キッチン」「お風呂」「洗面」ではつまりが解消されました。
なので「キッチン」「お風呂」「洗面」の汚れにはかなり強いのではと思います。
※公式には排泄物にも使用できると書いていますので使用してもよいことにはなっています。
ただ効果があるかどうかはわかりません。
用意するもの
ピーピースルーは大変危険なものです。
皮膚に当たるとぬるぬるしたりします。
一度グローブをせずに使用したときに皮膚に触れましたが、とても危険なものだと肌で感じました。
なので防護するものは着用してください。
・ゴーグル
・グローブ(ゴム手袋)
・マスク
以上は最低でも必要です。
注意点
詳しくはピーピースルーの容器の裏に書いてあるのでそちらを読んでください。
ここで全て書くと長いので要約したものを書きます。
1.作業時はゴム手袋、ゴーグル、マスクを着用して眼や皮膚にピーピースルーが付着しないように充分注意してください。
2.万が一皮膚に付いた目や口に入った場合は、すぐに水で十分洗い流して病院に行ってください。
3.ピーピースルーは危険です。密閉して子供の手が届かないところに置いてください。
4.(ピーピースルーKは)湯を注ぐと急に反応するので絶対に湯は使わないでください。
5.塩ビ管などは変形や亀裂が入るかもしれません。
6.反応中は使用場所に手や顔を近付けないでください。
使用方法
ここからは使用方法について解説していきます。
ピーピースルーの容器の裏面に書かれている使用方法の通りやっています。
実際に作業している写真も載せていますので、参考にご覧ください。
ピーピースルーFの場合
1.ピーピースルーFを約150g(全量の約1/4程度)を粉が飛び散らないよう注意しながら排水口のまわりにまいてください。
・薬剤の外側に沿って温水(40~50℃)約500~600ml(コップ3~4杯位)を静かに注ぎ、薬剤を排水管の中に流し入れてください。薬剤が残る場合は、温水を追加して流し切ってください。
※冷水を使用すると、排水管内で薬剤が固まる恐れがあります。
2.又は予めポリバケツなど大きめな器で薬剤を溶かしてから排水口に流し入れてください。
その際は保護具を着用して液が眼に入ったり、皮膚に付着しないように十分注意してください。
※本品に直接お湯などを投入し溶かす行為はしないでください。溶解時に発熱や発泡を伴いますので液が容器から吹きこぼれる恐れがあります。
※溶解時器にフタをするなどして密閉状態にはしないでください。発生したガス(酸素)が充満し容器の破裂や液の噴出が起こる恐れがあり大変危険です。
※1.2.とも熱湯は危険ですので使用しないでください。
3.そのまま30分~1時間あるいは、一晩放置した後、多量(バケツ1~2杯位)の水で押し流してください。
※効果が不充分な場合は、上の作業をもう一度繰り返してください。
ピーピースルーKの場合
一般家庭ではピーピースルーKの容器の裏面に書かれている使用方法2で作業すると思われますので、ここでは使用方法2のやり方で作業しています。
使用方法2 塩ビ製のトラップ、軟質のジャバラ管や冬の陶器の場合
1.あらかじめ1L位の水にピーピースルーK約250g(1kg入の1/4分)をかき混ぜ溶かし排水口に注ぎ入れて下さい。
2.10分間位放置後水を流して仕上がりです。
詰まりが頑固でまだ水の流れが悪いときは、上の作業をもう一度繰り返してください。
※反応中は喉を刺激してきます。十分に換気することをおすすめします。
まとめ
ピーピースルーはとても危険な薬剤です。
必ず使用方法や注意事項を守って作業をしてください。
万が一目や口、皮膚に付着した場合は十分に水で洗い流して病院で診てもらってください。
実際に作業をしてみてもまだ詰まりが直らない場合は何度か同じ作業をしてください。
それでも詰まりが直らない場合は水道修理業者に依頼して直してもらいましょう。