水道修理業者の料金表を見ていると「上記以外の作業」と書いているところがあります。
すべての作業に料金って決まっているんじゃないの?と思われる方もいると思います。
ここではその「上記以外の作業」について解説しています。
この記事を読んでもらえれば、上記以外の作業と書かなければいけないのかわかると思います。
目次
上記以外の作業ってどんなことが含まれるの?
配管工事や予期せぬ作業、雑工事など多岐にわたります。
料金表にかかれている項目は、作業費として掲載出来るものを記載しています。
例えば蛇口の交換や便器の脱着、ローポンプ作業、梵天作業、高圧洗浄作業などなどの何をするのか明確にわかっているものは記載しています。
それ以外の曖昧なものや、見てみないとわからないものは料金表に載せていません。
料金表に細かく書かないのはなぜ?
本来であれば料金表に細かく書くことでお客様に安心してご利用いただけると思います。
弊社としては全ての作業に料金をつけたいと思っています。
しかし例えばですが、「家のどこかで漏水しているみたいで漏水修理をしてほしい」とご依頼があったとします。
まず真っ先に漏水箇所を特定する漏水調査をしなければなりませんよね。
この漏水調査費を仮に20000円と設定していたとします。
でも、調査してすぐ漏水場所を見つけた場合、20000円も必要ありませんよね?
お客様にとって不利益でしかないですよね?
別の例で言うと「水道管が水漏れしているんだけど修理してほしい」とご依頼があったとします。
これを見ると「水道管を修理するだけじゃないか。一か所いくらって記載できるだろう!」と思われるかもしれません。
しかし、その水漏れ箇所はどこですか?
見えている箇所ですか?家の外壁に這わしていていたりしますか?高所ですか?床下ですか?などなど現場によって水道管の水漏れといっても様々なのです。
あと、水道管の水漏れと同じで見てみないとわからないことが結構あるということです。
使用部材や配管経路、家を建てた時期や職人さんがどんなことをしたのかなどなど十家十色です。
修理の特性上、見てみないとわからないことはかなりあるのです。
最後に
「見てみないと」「やってみないと」わからないことを「上記以外の作業」としています。
高額請求やボッタクリを目的として料金表にわざと書いていないわけではありません。
本来であれば細かく書きたいのですが、そうすることでお客様にとって不利益になることもありますし、現場によって条件が変わりますので出来ないのです。