初めまして!代表の葛西と申します。
私がなぜ水道修理業を始めたのか、どんな想いでこの仕事を続けているのかを話させていただきます。
それでは長くなりますが最後までお読みいただければ幸いです。
幼少期、近所のおばあちゃんとの出会い
私は生まれも育ちも尼崎の生粋のあまっこです。
私は小さい頃とても臆病で気が弱い少年でした。体は大きいのに臆病でよく上級生達から、からかわれて泣いていました。
そんなとき近所に住むおばあちゃんが優しくしてくれました。小さいときから孫のようにかわいがってくれたおばあちゃんです。毎日のように遊びに行き、お腹がすけばうどん、サツマイモ、お餅などを私に食べさせてくれました。
そんなおばあちゃんがよく私に言っていました。
「りきちゃんは体が大きいから将来はお相撲さんになったらええ」「でも気弱やからあかんかもね」「大きくなったら人の役に立つ立派な仕事をしなさい」「その優しさで困っている人を助けなさい」と。
会社設立のきっかけが発生
ある年の正月、いつもおばあちゃんのところに新年の挨拶に行くとお年玉をくれました。
いつもは「これで好きなもん買いや」と笑顔で渡してくれたのですが、この年は暗い顔をして「今年はちょっと少ないねん、ごめんな」と渡されました。
あまりに元気がなかったので「どうしたん?」と聞くと「水道が壊れてん」「直すのにちょっとお金が必要やってな」「高い気もしたけど修理してくれたお兄ちゃんがちょっと怖くてな…」と言っていました。
子供だった私にはその時は何を言っていたのかよくわかりませんでしたが何か怖い思いをしたようでした。
大人になり、創業を決意
そんな子供だった私も月日が経ち、大人になりました。
高校を卒業して仕事に追われる日々になり、忙しく正月くらいしかおばあちゃんと会う時間はありませんでした。そんなある日おばあちゃんが亡くなってしまったのです。私は泣き崩れ、なぜもうちょっとおばあちゃんとの時間を作らなかったのか後悔しました。そしておばあちゃんとの思い出が溢れてきて、色々思い出しました。
一緒に三和商店街に行ったこと、一緒にお昼寝をしたこと、おばあちゃんの田舎に一緒に行こうと盛り上がり、迷惑になるからあかんと母に怒られたこと。
同時にあの言葉、あの正月の出来事を思い出したのです。
「人の役に立つ立派な仕事をしなさい」という言葉とあの正月でのおばあちゃんの暗い顔を。
大人になった私には理解することができました。きっとあの時おばあちゃんは言われるがままだったんだと。
ということは世の中にはもっと悲しい思いをされている人が大勢いるんだと思いました。
私はおばあちゃんとの思い出を思い出して、水道修理業を創業することを決意しました。
人から疎まれることを言われない、人から感謝されるような業者になろうと決意しました。
私は仕事を辞め、職人の父にお願いし水道に関するの知識を教えてもらいました。父に叱られながら技術を教えてもらい、知識を身に着けていきました。数年間父に教えてもらい、成長した私はおばあちゃんとの思い出がつまった尼崎に会社を設立しました。
「水のトラブルで困った方々の悩みを解決して笑顔でありがとうと言われたい」
「人の役に立つ立派な仕事をしなさい」これが私が会社を設立した最大の理由です。
この業界について
この業界は料金が高いとお客様方からよく聞きます。
しかしそれには理由があるのです。むやみやたらに高い料金を請求しているわけではないのです。
その会社によって会社を維持する金額は変わるので、その会社を維持できるように料金設定はされています。
弊社の取り組み
そこで弊社ではその「会社を維持する」費用を低くすることで、料金を低くするよう努力しています。
具体的に言いますと、「ほぼすべてのことを自分でする」です。
自分でホームページを作り、お客様からの電話を自ら受け、お客様宅にも向かう。
もちろん、道具や使用したものを掃除するなどその他のことも全て自分ですることで費用を抑えています。
また、出張費をいただいているのも料金を低くするために設定しています。
本音で言えば出張費は作業費に含んでもいいと思っています。(出張費3000円+作業費5000円=合計8000円ではなく、作業費8000円の方が本来はわかりやすいです。)
しかし、100%成約することは難しいので、キャンセルが発生した時に赤字になってしまいます。
赤字が積み重なってしまうと、会社を維持できなくなるので、その分を料金に上乗せしなくてはなりません。
料金の上乗せが発生してしまうと、お客様の負担になってしまうのでそうはしたくありません。
そのために出張費をいただいております。
料金表示について
この修理業は料金を出すのがとても難しいです。
理由は現場によってやることが変わるからです。
そしてやってみないとわからないからです。
なので「○○円~」と料金表に書きたいのが本音です。
しかし、それではお客様が不安に思われると思いました。
そこで弊社では作業費をはっきりと料金表に書くことにしました。
料金をはっきりと書くことで「この作業をしたら○○円かかる」とわかりやすくなっています。
ただ、それでも「そうは書いているけどあれとこれの作業をして高くなるんでしょ?」と思われることもあると思います。
そんなときは電話で費用について聞いてみてください。
症状から費用についてお伝えしています。
確かに現場を見ないと正確な料金はわかりません。でもおおまかでも「○○円~○○円だと思いますよ」とお伝えすることで少しでも安心していただけると思ってお伝えしています。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
私の想いが少しでも皆様に伝わっていれば幸いです。
これから長い間地域の皆様に愛される水道修理屋さんを目指していこうと思っています。
末永くどうぞよろしくお願い致します。
水のトラブルでお困りの際はお気軽にご依頼ください。
合同会社レオンメンテナンス
代表 葛西力也