伊丹市宮ノ前でトイレのレバーが空回りするとご依頼がありました。
ご依頼内容ですが、「トイレの水を流そうとレバーを回しても水が流れない。いつもはレバーが重いのですが今は全く重さを感じません。修理をお願いしたいです。」とのことでした。
このような症状の場合はボールチェーンが切れているのか、フロートバルブのゴムが切れているのか、接続箇所が外れているのかのどれかだと考えられます。
電話であれやこれやと聞いてもわからないこともありますから現場で確認しなければなりませんね。
材料を在庫していたらいいですけど、行って材料がなかったら…
それでは現場を確認しにいきましょう!
目次
現場を確認
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。
現場のトイレにはINAXのDT-3520がついていました。
なんだか嫌な予感がしますね…
このタイプはフロートゴム玉の上にカップが乗っていて、そのカップにチェーンがついていたはずなんですよね。
ということはチェーンが切れているんじゃなくて外れているパターンのはずです。
いざ確認!オープン!
やはりカップがついていますね。
これは材料を持っていないので取り寄せです…
お客様には申し訳ないですけど再度訪問しなければなりません。
その間トイレが使えないのはどうかと思いましたので応急処置だけしておきました。
あくまで応急処置なので部品は変えないといけませんがとりあえずこれでトイレの水は流せるようになりました。
それでは部品を用意して再度訪問しましょうか。
トイレ内部部品の交換
後日、適合部品を用意してお客様宅に再訪しました。
INAXのタンクってオーバーフロー管から排水口の位置までの距離が何種類かあって、同じような部品が何種類かあるんですよ。
ややこしやですよね。
今回は無事に部品が見つかったので後は交換するだけです。
まずは止水栓を締めて水を止めます。
水が止まったらタンクの中に溜まっている水を抜いてフロートゴム玉とカップ、チェーンを取り外します。
このときゴム手袋をしておかなければ大変なことになります。
タンクの中にあるゴム製品は長い時間使っているとゴムが溶けてドロドロになっています。
このドロドロになったゴムを手で触ると爪の間や表面に黒い汚れがつきます。
これがついちゃうとなかなかな取れないんですよね…
なのでそれを防止するためにもゴム手袋があるといいです。
話がそれましたね(笑)
ゴム玉等を取りだしたら念のため排水口の周りを手できれいに拭きます。
たまにゴム片が残っていて止水不良を起こすことがあるので、ここは丁寧に拭きます。
拭き終わったら新しいゴム玉一式を取り付けます。
ゴム玉を設置したらチェーンをレバーに取り付けて長さを調節します。
取付が完了したらタンクに水を溜めて排水してちゃんと水が流れるか、レバーの回し具合などを確認します。
複数箇所確認して特に問題はなかったのでこれにて作業完了です!
ゴム玉部一式交換後
今回も無事に作業が終わりましたね。
よかったよかった。
しかし、今回の症状は経年劣化なのでどうしようもないですよね。
幸い修理部材が作られているので修理で対応できます。
これが作られていないとなると大変ですが…
修理部材を作り続けてくださってメーカー様ありがとうございますです。
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約40分、現場確認及び作業時間が約20分かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+タンク内部部品交換(タンク脱着無し)5500円+材料代3300円=合計12100円です。
※材料代は当時の価格です。