https://www.youtube.com/watch?v=MhhSEXlsMwU
この記事ではTOTO製タンクTCF9032Eの排水弁とダイヤフラムの交換方法について解説しています。
今回の症状は「トイレの中に入ると水が出続けている音が聞こえるようになりました。初めは気のせいだと思っていたのですが間違いなくどこかから漏れています。」とのことでした。
実際に伺ったお客様宅での作業風景と共に解説していきますので、似たような症状でお困りの方は是非最後までお読みいただき参考にしていただけますと幸いです。
それではまずは原因について調査していきましょう!
※修理方法を教えて欲しいというお電話が増えておりますが、電話は修理受付窓口に繋がりますので修理方法についてはお伝えしておりません。
※ご自身で修理が難しい場合はお近くの水道修理業者までご依頼ください。
目次
今回使用する工具及び材料
TOTO製タンクTCF9032Eの排水弁とダイヤフラムの交換作業をする前に以下の工具と材料を用意してください。
使用する工具
・マイナスドライバー
・プラスドライバー
・ラジオペンチ
・ゴム手袋(手が汚れるのであった方がいいです)
使用する材料
・TOTO 排水弁 HH08008Z
・TOTO ダイヤフラム部 HH11033R
TOTO製タンクTCF9032Eの排水弁とダイヤフラムを交換する前に現場調査
まずは現場を調査して原因を特定します。
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。


トイレの中に入ると確かに水が出続けている音(シューシューといった音)が聞こえてきました。
耳を澄ましてみるとどうやらタンクの中で音がしているようでした。
ということでタンクの中を確認してみます。
まずタンクの蓋を外して

内蓋の押さえを外します。
上の画像の赤矢印の部分(4箇所)にプラスネジがありますのでプラスドライバーを使ってネジを外すと押さえが外せます。

押さえを外したら内蓋を取り外します。
上の画像の赤矢印の部分(半透明の部分)が内蓋になりますので、持ち上げて外します。

タンクの中を見てみると

ダイヤフラムのところからシューシューと音を出しながら水が出続けていました。
水の音がするところはわかりましたが、次はこの音が出る原因について調査します。
ここから音が出る原因として考えられるのは、「過給水」か「タンクの水が減っているのを足している」です。
まずはオーバーフローしているか見てみます。

タンク内にあるオーバーフロー管を見てみるとオーバーフローはしていませんでした。
ということは過給水が原因ではないようです。
次に便器の中を見てみます。

便器の中を見てみましたが、便器の中に溜まっている水(封水)が揺れておらず、はっきりと漏れ出ているとは言えない状態でした。
しかし、オーバーフローしていないことからタンクに溜まっている水が便器に漏れ出ていることが原因だろうと推測はできます。
以上のことから排水弁またはパッキンを交換することで症状は直ると思われました。
今回は排水弁とついでにダイヤフラムを交換していきます。(ダイヤフラムも劣化している時期ですので一緒に交換します)
それでは次項からTOTO製タンクTCF9032Eの排水弁とダイヤフラムの交換方法について解説していきます。
是非最後までお読みください!
TOTO製タンクTCF9032Eの排水弁とダイヤフラムの交換方法
それではTCF9032Eの排水弁とダイヤフラムの交換方法について解説します。
まずはアングル止水栓を閉めて水を止めます。

上の画像の赤矢印の部分にマイナスドライバーを挿して時計回りに回すと水が止まります。
アングル止水栓が固くて回せない場合やトイレ内にアングル止水栓が無い場合は水道メーターの横にあるバルブを閉めて家全体の水を止めてください。
水が止まったらタンクの中の水を排水します。


タンクの中の水を抜いたら浮き球レバーを外します。


浮き球レバーをラジオペンチで軽く挟んで外します。
あまり強く挟んでしまうと浮き球レバーが折れてしまうことがありますので、徐々に力を加えながら外してください。

浮き球レバーを外したらレバーを外します。

レバーを押さえている白いクリップを外すとレバーが左右に動くようになります。
クリップは嵌っているだけですので、上に引き抜くだけで外せます。
クリップを外したらレバーを左にずらしてレバーを取り外します。
レバーを外したらタンクの底にある排水弁を持ち上げて外します。


排水弁の外し方ですが


上の画像の赤矢印の部分の棒に

排水弁にあるくぼみが嵌っています。
このくぼみが棒に嵌っているだけですので、排水弁は持ち上げるだけで外せます。
くぼみよりも上部を持って持ち上げると外しやすいです。
排水弁を外したらダイヤフラムを外していきます。

ダイヤフラムには押さえ(金属製のプレート)があり、押さえはブラスネジで固定されています。
このネジをプラスドライバーを使って外します。

ネジを外したら押さえを持ち上げて外します。

押さえを外したらダイヤフラムが取れる状態になりますので、ダイヤフラムを持ち上げて外します。
上の画像の赤矢印の部分がダイヤフラムになります。

ダイヤフラムを外したらアングル止水栓を少し開けて水を出します。

水を少し出しながらダイヤフラムを取り付ける部分の中を綺麗にしておきます。
また、このときにタンクの底にある排水口の周りも綺麗にしておきます。
どちらも汚れやゴム片が残っていると止水不良になることがありますので、どちらも綺麗にしておくことをおすすめします。
綺麗にしたら再度アングル止水栓を閉めて水を止めて、交換する部品を用意します。


今回使用する部品はHH08008Z(排水弁)とHH11033R(ダイヤフラム)です。
後は取り付けていくだけですが、取り外し方法と逆の順番で取り付けていけば大丈夫です。
※レバーにチェーンを固定する部分に関しては排水弁に同封されている説明書をご覧ください。
交換ができたらアングル止水栓を開けて通水します。

タンクに水が溜まったら排水します。


今回は排水弁ごと交換していますので、レバーの動きに問題がないか何度も排水して確認します。
レバーの動きに問題がなれば再度タンクに水が溜まるまで待ちます。
タンクに水が溜まったら水漏れが直ったか確認します。

ダイヤフラムの部分から水が漏れ出ていなければ無事に修理完了です。
お疲れさまでした!
ちなみにですが、メーカーとしては修理部品の供給は停止となっていますので今回使用する部品が正式な修理部品ではない可能性があります。
ただ、経験上今回使用する部品で修理ができますので記事にしました。
この記事が修理をされる方々の参考になれば幸いです。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
筆者なりにわかりやすく修理方法について解説しましたがいかがでしたでしょうか?
同じような症状でお困りの方のお役に立てるように記事を書きましたので、参考にしていただければ幸いです。
もしわかりにくい部分などがあるようでしたら似たような記事を書かれている他のサイトもあると思いますので、そちらも参考していただけますと幸いです。
また、誰にでもわかるようにこの記事は書きましたが、それでもご自身で修理するのに不安がある方は水道修理業者にご依頼ください。
対応地域は限られていますが、弊社も水道修理業者ですので対応エリア内であれば修理いたしますのでご連絡いただければと思います。



