芦屋市春日町でトイレの水漏れ修理のご依頼がありました。
ご依頼内容ですが「トイレを使っていないのに水が出続けています。タンクの上から常にです。自分で何とかしようとタンクの中を触っていたら部品が折れてしまって、余計に症状がひどくなりました。このままでは困るので修理してほしいです。」とのことでした。
お任せください!
ばっちり修理しちゃいますよ!
しかし、タンクの中の部品が折れたですか…
部品を交換できるところであってくれ!
まあ、そのあたりは実際に見てみないとわかりませんよね。
それでは現場に急行して確認してみましょう!
目次
トイレを使っていないのに水が出続けている症状の現場に急行
現場に到着後、トイレの中を見せてもらいました。
あれ?水が出ていませんね。
これはもしや止水栓を閉めているのでしょうか?
近くにお客様がいらっしゃったので聞いてみると「あまりに漏れすぎていたので、電話する前に止水栓を閉めて水が出ないようにしました。」とのことでした。
なるほど。
止水栓の存在を知っておられるとはすばらしいですね!
困ったら閉めればいいですから、素晴らしい知識ですよね!
止水栓が閉まっていることがわかったので、安心してタンクの中が見れますね。
タンクの中を見てみましょう!
タンクの中を見てみると水が全くありませんでした。
そして、部品が折れたとおっしゃていたものがタンクの中に添えてありました。
この折れている部品は恐らくストレーナーもしくはフィルターと呼ばれる部品でしょうね。
それで間違いないか確認してみましょう。
ボールタップにフィルターが刺さっているのでそれを抜いて中を確認してみると、やはりここが折れていました。
さすが自分です。すぐにこの部品が何か判別できました。
誰も褒めてくれないのでブログ内だけでも自画自賛させてください(笑)
現場の状況はだいたいわかりましたので、部品を交換していきましょうか!
ちなみにタンク品番ですが
TOTO製のSH671BAでした。
今回はお客様がずっと近くにいらっしゃったので、説明しながら作業することになりました。
SH671BAの部品交換作業
まずは、タンクの中の水がなくなっていることが気になりますね。
おそらくこれは排水弁が今回の元々の原因で、排水弁が劣化しているからタンクの中の水がなくなっていると思われます。
排水弁を外して見てみましょう!
取り外した排水弁に取り付けてあったパッキンも確認します。
写真ではわかりにくいですが、パッキンには細かくヒビが入っていて明らかに劣化していました。
やはりここが今回の原因のようです。
ここはとりあえず交換するとして、ついでなのでダイヤフラムも確認します。
ダイヤフラムを取り出すと劣化していてバラバラになってしまいました。
これはかなり劣化しています。
これも交換ですね。
ちなみにですけど、私が「ついで」の押し売りをしたわけではないですからね(笑)
お客様に説明しながら作業していたらお客様の方からついでに見てほしいと言われたんですからね!(笑)
さてさて、色々と確認したので部品を取り付けていきましょうか。
まずは排水弁から取り付けます。
タンクの底に取り付ける部品なので、真っ先に取り付けました。
排水弁を取り付けたら次はフィルターです。
まずはフィルターを取り付ける場所から水を出しながら中を綺麗にしていきます。
残っている汚れがトラブルの原因となることがありますから、ここは丁寧に綺麗にします。
もちろん新品のように綺麗にはできませんが…
取り付ける場所を綺麗にしたら新しいフィルターを用意します。
新しいフィルターを用意したら取り付けていきます。
フィルターを取り付けたら最後はダイヤフラムを取り付けます。
ただ、その前にここも水を流しながら綺麗にしていきます。
ここもフィルターの時と一緒で残った汚れが原因でトラブルになることがありますから綺麗にしてから新しいダイヤフラムを取り付けます。
全ての部品を交換したらタンクの蓋を乗せて通水します。
通水してタンクに水が溜まったら排水します。
この時にレバーの動きに問題がないかやちゃんと止水するか、異音がないかなどなどを確認していきます。
なので確認の為に何度か水を流しています。
何度か水を流して確認して問題がなかったので、水漏れがちゃんと直ったのか確認します。
タンクの上の手洗い管から水が出ていないこと、タンクの中で水の音がしないこと、便器の中に水が漏れていないことを確認。
全て問題ありませんでした。
ふぅ。
これにて作業完了です!
作業後
作業後はお客様と少しお話をしました。
「やはり素人が触るものではないですね。訳も分からずタンクの中を触ってしまったので大惨事になりましたよ。」とおっしゃっていました。
私の意見としては、ご自身の自宅にあるものですからメンテナンスができるならご自身でされた方がいいと思うんですよね。
ただ、やはり仕組みをわからないままいじってしまうと大惨事になってしまうこともあると思います。
あと部品を間違って購入してもったいないことになったとかもあると思いますけど…
そういうことになりたくない方はすぐに業者に依頼されるのがいいと思います。
でも、費用のこととかありますからね…
もし可能であればこの記事をお読みの皆様は是非ご自身で修理してみてくださいね!
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約45分、現場確認及び作業時間が約30分かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+タンク内部部品交換(タンク脱着無し)5500円+追加修理作業6600円+材料代6600円=合計22000円です。
※材料代は当時の価格です。