芦屋市朝日ケ丘町で浴室水栓の水が出ない症状の修理依頼がありました。
ご依頼内容ですが「お風呂の蛇口のレバーをひねってもお湯が急に出なくなりました。レバーを回した感覚は空回りしているような感覚です。レバーを動かしてもお湯は出ないのですが、なぜかシャワーヘッドからは水がちょろちょろと常に漏れています。修理していただけますでしょうか?」とのことでした。
ん~症状的にはサーモスタット混合水栓が取り付けられている現場ですかね?
恐らくサーモスタット混合水栓の切換弁が故障しているのではと思われる症状です。
まあ、勝手に想像しているだけなので現場に行ったら違う場合もありますが(笑)
このへんは実際に現場を見てみないとわかりませんね!
現場に急行しましょう!
目次
お風呂の蛇口のレバーをひねってもお湯が出ない現場に急行
現場に到着後、お風呂の蛇口を見せてもらいました。
結構使ってそうな蛇口ですね。
そして予想通りサーモスタット混合水栓です。
さすが私ですね。自画自賛です(笑)
さて、自分を褒めて満足したので次々確認していきましょう!
まずは水が漏れ続けていると言っていたシャワーヘッドを見てみます。
シャワーヘッドを見てみると浴槽に入れられていました。
これは漏れている水がもったいないから浴槽に溜めて追い炊きでお湯にしようってことですかね?
そのへんをお客様に確認してみましたが、この解釈で間違いないようです。
水を垂れ流しているともったいないですから、いいことですよね!
さてさて次はどれくらい漏れているのか、レバーを回してもお湯が出ないのかなどを確認します。
↑をクリックするとYouTubeで確認中の動画が見れます。
レバーを動かして確認しましたが、お客様のおっしゃる通り全くお湯が出てくる気配がないですね。
やはり予想通り切換弁が故障しているようです。
この場合の対処方法としては2つあり、1つ目は部品を交換する方法です。
その場合は適合する部品を探すのに蛇口の品番が必要です。
なのでまずは品番を確認します。
……品番が消えていますね。
使用期間が長い蛇口は品番が消えていることがよくあります。
今回もそのパターンのようです。
お客様に聞いてみると15年程度は使用しているとのことだったので消えていても不思議ではありませんね。
こうなると水栓本体を交換するしか修理方法がありません。
まあ使用期間が長いので水栓本体を交換した方が結果的には良いので、結果的によかったと思います。
理由は最後の方で書いていきますね!
それではお客様に説明して作業開始です!
サーモスタット混合水栓交換作業
まずは家全体の水を止めていきます。
今回は壁付の水栓を交換するので個別の止水栓がないんですよね。
なので家全体の水を止めて作業していきます。
水が止まったことが確認できたら水栓本体を取り外します。
水栓本体を取り外したら偏心管を取り外します。
この時注意が必要なんですけど、偏心管はいきなり力を加えて外したらいけないんですよね。
詳しい方はわかると思うんですけど、偏心管が取り付けてある場所の裏には配管が取り付けられています。
なので偏心管を勢いよく回してしまうと配管まで動いて折れてしまうことがあります。
もちろんしっかり固定されているところはそうはなりませんが、グラグラしているところは注意が必要です。
配管が折れたらもう地獄ですからね…
今回の現場は配管のぐらつきはあって、取り外すのに結構力がいりましたが、なんとか無事に偏心管が取り外せました。
よかったよかった。
外した偏心管を見るとヘルメシールが塗られていました。
新築の時に塗って取り付けたんでしょうね。
ほんとヘルメシールはやめてほしいです…
めちゃくちゃ固くなるんですよね…
固すぎて配管が折れてしまうんじゃないかと恐怖を感じるときがありますからね(笑)
まあ今回は無事に取り外せてよかったよかったですよ。
さて、偏心管を二つとも外したら配管の中を綺麗にして、新しい配管を取り付けます。
新しい偏心管を取り付けたら、新しい水栓本体を取り付けます。
新しい水栓本体を取り付けたら、止水栓を開けて通水します。
水が通ったらシャワーヘッドやカランから水を出したり、お湯が出るかなど色々確認しました。
私は心配性なのでかなりしっかりと何度も確認しましたが、初期不良や水漏れなどはありませんでした。
ふぅ。
よかったよかった!
今回も無事に作業完了です!
作業後
作業後はお客様にも確認していただき、特に問題なく交換が終わったことを見ていただきました。
いやはや、毎回思いますが綺麗な蛇口は気持ちがいいですね。
水栓は長い間使うと傷や汚れがついてくすんでしまいますので、今回のように蛇口本体を交換するとピカピカになって気持ちがいいですね。
ちなみにお客様も「うわ!ピカピカになってる!めっちゃ気持ちいいですね!」って言ってました(笑)
喜んでもらえて嬉しい限りです。
さてさて、この記事の上の方で書いている「使用期間が長いので水栓本体を交換した方が結果的には良い」の部分について解説します。
まあこれは単純に使用期間が長いと故障する箇所が増えるので、何度も何度も修理する方が高くつくって話なんですよ。
しかも、昔のようにパッキンで直すのではなくて今は専用部品を交換して修理するので、その専用部品も高いんですよね。
そのへんを総合して考えると蛇口本体を交換した方が安上がりなんですよね。
しかも、外側の見た目も綺麗になるというオプション付きです(笑)
ご自身で部品をちょこちょこ交換される方は部品交換をし続けてもいいと思いますが、業者に依頼される方にはおすすめできません。
この記事を読んでいただけた皆様は是非こんな考え方あるんだと覚えておいてくださいね!
今回の作業内容の料金と時間について
今回の作業内容の料金と時間について書いていきます。
まずは時間について
現場到着まで約45分、現場確認及び作業時間が約45分かかっています。
次に料金(税込)について
出張費3300円+混合水栓交換作業費(壁付)9900円+材料代24200円=合計37400円です。
※材料代は当時の価格です。