この記事では弊社が実際にお客様から聞いた悪徳業者の作業について書いています。
ここで書く悪徳業者とは「不要な作業だとわかっているのに不要な作業をして料金をかさ増しする業者」のことです。
やってみないとわからない状況で作業が増えていくものは仕方がありません。それが修理の特性です。
ですので、料金が高いからとかぼったくられたとかはこの記事には書きません。
料金が高いやボッタクリは人それぞれの判断ですから、明確ではないのでここでは触れません。
それでは、実際にお客様から聞いた悪徳業者について見ていきましょう!
※この記事を読んだ後に「こんなことをされたけど、これは悪徳業者ですか?」とか「〇〇に頼んだら料金が高かった!」とかの電話はしてこないで下さい。
弊社は消費者センターではないので、そういう相談や文句は消費者センターにして下さい。
目次
case1.トイレに検尿のカップを流した
このお客様は弊社に連絡してきたときには、すでに2社の作業後でした。
つまり弊社は3社目になるのですが、それまでに2回悪徳業者に引っかかっているわけです。
「トイレに検尿用のカップを流してしまった。他の業者に依頼したけど高圧的だし直らなかった。最終的には便器を交換しないといけないと言われたが高かったのでやめた。」とのこと。
まず、弊社の作業内容を書きます。
詰まっている原因がわかっているので、ローポンプなどはせずにいきなり便器脱着して異物を取り出しました。
その際に、別の業者が触っておかしくなった部品の交換などもして3時間かけて4万円でした。
会計中に他の業者の見積書?請求書?があったので見せてもらい、作業内容と料金を見せてもらいました。
1社目はローポンプ作業12000円、タンク脱着作業17000円、汚水汲み取り作業8000円と書かれていました。
お客様からは30分程度やってましたけど、高圧的だったから帰ってもらったとのこと。
2社目は基本料3000円、ローポンプ作業15000円、薬剤処理12000円、全自動ワイヤー通管作業42000円と書かれていました。
ここは1時間程度やっていたそうですが、流れるようになったと言って作業をやめて、また詰まるようだと便器の交換(費用40万円)ですねと言われたそうです。
まあ実際には流れていなかったですが。
今回のケースを見るといきなり便器脱着するのはおかしいことではないことはわかりますよね?
便器脱着しないと詰まりが解消しないことがわかっているのに不要な作業をしている他の2社は悪徳業者だと言っていいと思います。
case2.トイレにトイレットペーパーを多く流した
今回の依頼主は入居者様の息子さんでした。
「以前トイレの詰まりを直すのに冷蔵庫に貼ってあったマグネットの水道修理業者に母が依頼したことがあったが、その時の料金が高くて違う業者を探して御社に電話させてもらいました。今回もトイレットペーパーの詰まりなのですが料金はいくらしますか?」とのこと。
お電話で料金(出張費3000円、ローポンプ作業5000円)を説明して現場で作業をしました。
実際に作業した結果、本当に紙つまりでした。
別の業者が作業したときも同じ状況だったみたいなのですが、このときの作業がローポンプ作業、タンク脱着作業、便器脱着作業、ワイヤー通管作業、高圧洗浄作業だとおっしゃっていました。
見積書などは残っていないようでしたが、あまりの衝撃に覚えていたそうです。
ちなみにこのときの料金が7~8万円程度だったそうです。
作業料金はめちゃくちゃ高いわけではないと思いますが、本来ローポンプ作業のみで詰まりを解消出来ますから不要な作業をして料金をかさ増しする悪徳業者といえると思います。
case3.蛇口の水漏れで洗面化粧台を交換
まず最初にお伝えしますが、蛇口が水漏れしている状態で洗面化粧台を交換することはあります。
洗面化粧台を交換する行為自体は悪徳ではありません。
このお客様は蛇口が水漏れしていたので修理を希望して業者に依頼されたそうです。
来た業者が現場を確認すると、これは洗面化粧台ごと交換しないと直らないから洗面化粧台ごと交換しましょうと言われたそうです。
なんの知識もなかったからそのままお願いしたとお客様はおっしゃっていましたが、明らかに交換しなくてもよかったです。
交換する前の洗面化粧台の写真が残っていたので見せてもらいましたが、修理もしくは蛇口の交換で対応出来る内容でした。
蛇口の種類や使用期間によっては、洗面化粧台ごと交換したほうがいい場合もあります。
しかし、今回の場合は蛇口も普通のものでしたし洗面化粧台を交換する必要はありませんでした。
今回のように交換しなくてもいい洗面化粧台を交換して料金をかさ増しする行為は悪徳業者といえると思います。
case4.トイレの水漏れで屋外給水管を交換
このお客様はトイレの給水部分(ヘリューズ管付近)からの水漏れ修理をご希望でした。
現場は工場で屋外に共用のトイレがありました。
その共用のトイレのヘリューズ管から水漏れしていたようです。
通常ならパッキンを交換するかヘリューズ管を交換するだけで直せると思います。
ただそれでは、料金が安すぎるので悪徳業者は納得しないでしょうね。
今回の悪徳業者はヘリューズ管が悪いのはもちろんだが、そもそもの原因は屋外に引いてある給水管にある。排水管も割れているのでやりかえた方がいい。と言われたそうです。
そんなアホな話ないでしょうと思うんですけど、今回のお客様は信じてしまったようで、給水管と排水管のやりかえをしたそうです。
お客様曰く「若くて男前で真剣に伝えてくるものだから、本当だと思った。嘘つくようには見えなかった。」とのこと。
若くて男前は得ですね(笑)
今回の場合は、誰が聞いても悪徳業者だとわかりますね。
排水管は割れているので一部やりかえでしょうけど、給水管は漏水しない限りやりかえる必要がありません。
最後に
最初にも書いていますが、やってみないとわからないこともあります。
修理なのでやってみないとわからないことがほとんどとも言えます。
漏水なんかだと、どこから漏水しているのかわからないのでいろんなところの床をめくったりしなくてはならないときもあります。
状況によりけりなので結果的に不要な作業になることもあります。
ただ、「結果的に不要な作業」と「はじめからわかっていた不要な作業」は全く違います。
プロでない方からすると見分け方が難しいと思いますが、この記事を参考に判断していただけたら幸いです。
またお客様から体験談を聞きましたら追加していきます。
皆様が良い業者に巡り合うことを願っております。